こんにちは、温泉オタクでKindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者KOUです。
埼玉県の秩父、小鹿野(おがの)にある須崎旅館さんへ来ました。
普段は、温泉の泉質にこだわり旅をしているのだけど、この須崎旅館さんの温泉は、いわゆる「運び湯」なので、普段のコンセプトとは違っています。
なぜ記事を書いているかというと、埼玉にはそもそも極上の温泉がないこと、僕が秩父をこよなく愛していること、秩父の観音参りの紹介、日帰り入浴でかなりオススメなところがある…といった理由。
ちなみに埼玉で温泉にこだわりつつ旅をするなら「新木鉱泉」さんというところがあって、そちらの方がオススメです。
とはいえ小鹿野という街、須崎旅館さんも魅力的なので、記事でご紹介していきますね!
2食付き15000円程度〜
また平日に限り、「ゆめやど」が最安値だと思います。
小鹿野温泉「須崎旅館」さんにチェックイン
秩父って基本的に山に囲まれたところだけど、この小鹿野の街は昭和レトロっぽいところだな〜と。
なんだか時間の流れがゆるりとしている感じが魅力です。
須崎旅館さんの中に入ると、
サクッとチェックインしつつ部屋へと。
途中、着物が置いてあるところがあって、たしか着付けのプランもあったはず。
おまけで、
小鹿野の街はこんな感じで、散歩も楽しいところです。
「須崎旅館」さんのお部屋へ
廊下を進み、
小鹿野の街がそもそも昭和レトロな感じがするけど、このお部屋も昭和レトロな感じがして、なんとも落ち着く感じ。
窓を開けるとこんな感じ。外はかなりの極寒だったけど部屋はポカポカにしていただいてありがたいかぎり。
(秩父の冬は東京より体感として5度くらい低いイメージ。そして空気が澄んでいて気持ちいいのが魅力)
アメニティはフル完備。
何が良い香りがするな〜と思ったら茶香炉が置いてありました。これ、大好きです…。部屋がずっと煎茶の香り。
しばらくすると、こちらの抹茶と和菓子をいただきました。業務用の抹茶の味ではなく、いわゆる芸術的な抹茶のお味に感動。
洗面所やお手洗いはお部屋に完備。リフォームされたのだと思うけど、かなりオシャレで清潔感。
実はここに来る前に、徒歩で観音参り(約30キロ)をしていてへとへとだったけど、かなり癒されました。
「須崎旅館」さんの温泉「無料で貸切OK」
部屋からすぐのところに貸切温泉が。ちなみに大浴場は温泉ではなく普通のお風呂。
この貸切温泉は無料で50分ほど利用できるシステムで、もう一度入る場合は1000円支払う必要ありです。
中に入ると、
こんな感じで、最高の雰囲気。
シャワーも完備。
成分表など
こちらは成分表だけど、なんとPH値が10なのです。(強アルカリ性)
同じ埼玉のときがわ町に日本一アルカリ度の強い温泉があるけど、須崎旅館さんもそれに匹敵するレベル。
温泉は須崎旅館からちょっと山に入ったあたりにある「大滝寺源泉」というところからの運び湯。昔は温泉スタンドも稼働していたけど、この前を散歩したところ現在は稼働していない様子。
肌ツルツル。消毒臭なくいい感じ
運び湯を循環して使うシステムだけど、肌はツルッとして、かといって肌に刺激があるわけでもなく、かなり良い感じ。
あと消毒臭などもゼロなので、かなり良い温泉に入っている気分。
もし温泉を良い状態で楽しむなら、早めのチェックインをして、一番風呂に入るとより泉質が良いと思います。
「須崎旅館」さんのお食事「部屋食でハイクオリティ」
まずはこちらをご用意いただきました。ちょっと写真的にわかりにくいけど、左上のこんにゃくは人生で最高レベルのお味。
そしてジビエプランだったこともあって、右上は鹿肉のロースト。こちらもクセはゼロでかなりの絶品。
そして猪鍋。秩父に来たらぜひジビエをいただきたいところ。
こちらの猪鍋もクセは本当にゼロで、嫌な硬さなどもなくとにかく美味しい。
しばらくしてイワナの塩焼きを持ってきていただきました。安定のクオリティ。
ちなみにこちらはサービスでいただいた日本酒の利酒。秩父錦はJALのビジネスクラスで使われたりもしていますね。
今年のお正月は秩父錦を飲んでいたけど、秩父ののんびりとした空気感があって個人的にはすごく好きなお酒。(日本酒に詳しくはないです…笑)
そして茶碗蒸し。
そして肉うどん。実はこれも秩父地方の名物で、昔から豚肉を食べる文化があって、うどんとお蕎麦の両方が美味しいのが秩父の魅力。
秩父には蕎麦屋がたくさんあって、とにかく名店そろい。長野に匹敵すると思ってます。
また豚肉の食べ方としてはホルモン焼きがオススメ。(街中にたくさんお店があります。あとわらじカツや豚の味噌漬けなんかも有名ですね)
そして最後にティラミスのデザート。
食事のレベルもかなり高いと思います。
朝食もお部屋で
すべて手作り感があって、心温まるようなお味。
こちらのお鍋も秩父の名物らしい。(名前は忘れてしまった笑)
ご飯は食べきれないほど山盛りで。味噌汁も絶品でした。
そして最後にありがたいコーヒー。
朝食も素晴らしい内容でした。実はこのあと観音参りの続きで山歩きもしていたけど、この朝食のおかげで体力もバッチリ。
感謝です。
秩父の観音参り→かなり楽しい
須崎旅館さんを観音参りの拠点にされる方も多いです。
というのも秩父には34番までのお寺があって、須崎旅館さんは、31番〜32番のちょうど間に位置する旅館で、3泊とかでまわるならちょうど良い位置にあるのです。
(秩父の観音参りは28番までまわってちょうど半分くらい。29〜34番がかなりヘビーなのです)
須崎旅館さんからの最寄りはこちらの32番「法性寺」。
ここには「奥の院」と呼ばれるところもあって、
断崖絶壁を登ったところにあるお船観音もまた魅力。
徒歩なら3泊
江戸時代は5泊が基本だったそうだけど、もし7時間くらい歩き続けられるのであれば、3泊でも十分可能。
とはいえかなり疲労は溜まるので、前半と後半で日程をあけるのもオススメコース。
僕も今回は前半は年末に、そして後半は年始にということで達成。
前半でオススメの宿はもちろん「新木鉱泉」さん。
秩父でオススメの日帰り温泉【満願の湯】
なぜ「満願」というかというと、34番札所の近くにあるため。願いが叶うという意味です。
そしてこの満願の湯の魅力は、冷鉱泉がかけ流しされていることと、湧水が飲めるということ。
埼玉に消毒なしのかけ流しは基本的にないけれど、冷たい水風呂(鉱泉)であれば、この満願の湯と「満願の湯」がかけ流しですね。
個人的にこの2つが埼玉でトップ2の温泉だと思っています。
まとめ:小鹿野温泉「須崎旅館」宿泊記ブログ
それではサクッと「こんな方にオススメ」をまとめつつ終わります。
- 秩父観光の拠点に
- 観音参り(札所参り)の拠点に
- 小鹿野町の散策の拠点に
- 秩父の山登りの拠点に
- ひとり旅、カップル、ファミリー、グループすべてOK!
こういった感じだと思います。
とにかく旅を愛する僕が特に素晴らしいと感じている土地が「秩父」で、本当に魅力的なところ。
それでは最後までお読みいただき感謝しています!
平日であれば、[ゆめやど]というサイトで予約するのが、最安値の可能性が高いです。
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詳しい「ゆめやど」のレビュー記事も書いています。