こんにちは、温泉オタクのKOUです。(プロフィール、Twitter)
先日、久しぶりに酸ヶ湯温泉に滞在してました。
何度か「湯治部」の方に泊まっていたけど、「旅館部」には初めての宿泊。
そして車ではなく、青森駅から送迎バスを利用。
その様子や魅力などもまとめてみました!
湯治部9000円程度〜、旅館部13000円程度〜【2023年泊まってよかった温泉宿ランキング】でもご紹介してます!
青森駅〜酸ヶ湯温泉へ(送迎バスで60分ほど)
青森駅から青森駅商工会議所を目指すと見えてくる、セブンイレブンのすぐ横に。
有名な「のっけ丼」のすぐ近くなので「迷う…」ということは、間違いなくないですね。笑
行きは10:15と14:00出発のバスになるけど、早く行ってしまうのもアリかもです。
ちなみにボクは今回、東京から来たのでもちろん14時のバス。
詳しい乗り場や、時間などは公式サイトのこちらのページを参考にどうぞ!
送迎バスは混んでない、乗り心地は…
平日ということもあって、乗車率は3割くらいかな?という感じでした。
肝心の乗り心地だけど、基本的にバスの乗り心地は良いです。
そして約60分となっているけど、行きは55分ほどで帰りは45分ほど。
帰りは「あれ、ちょっと運転荒いかも…」と思ったらスピードが速かったようです。笑
途中は山道なので、乗り心地は良いものの「酔いやすい方」は少し注意が必要かもです。
さらに思ったのは、「あれ、意外と東京からもアクセス良いな」と。
酸ヶ湯温泉にチェックイン
サクッとチェックインして、お部屋までスタッフの方が案内してくれました。
90年ほどの歴史があるけど、館内はピカピカで美しさすら感じるほど。
おばあちゃんのお客さんが「ここの床が美しいのよ」と言っていたけど、確かにそのとおりかと。
そして山の空気が吹き抜けて、とにかく気分が良いです!
酸ヶ湯温泉(旅館部)のお部屋
部屋に到着。湯治のお部屋に比べると、やや広め。
広縁もあってさらに広々。
窓からの景色は、
このとおり。中庭のようなところが見えて、現在工事中の様子でした。
そして窓は防犯上か、開かないようになっていました。(もちろん空気は入る)
扇風機とストーブ?と、この酸ヶ湯温泉は、真夏でも日本でトップクラスに涼しい(寒い)ことで有名なところ。
たしかに夜はかなり冷えてきて「ストーブつけようかな」と思ったほど。(7月の後半に宿泊!)
冬も雪に囲まれた環境が魅力だけど、真夏の避暑地としても最高すぎますね!
東京より間違いなく10度以上、気温が低く極楽。
お茶とおまんじゅう。このおまんじゅうは「しょうが味噌まんじゅう」で、酸ヶ湯温泉の名物。
寒い酸ヶ湯温泉らしく、生姜がたっぷりで体がホカホカしそう。笑
かなりの美味です。
アメニティはフル完備。
洗面所は部屋から少し歩いたところに。歴史を感じつつピカピカで清々しい感じ。
お手洗いも見た目こそ昭和だけど、中に入ると最新のおトイレでした!
部屋は山の宿らしく、車の音なども一切聞こえず静かで、この静けさも魅力だな〜といった感じでした。
では温泉へ。
酸ヶ湯温泉の温泉「千人風呂はやっぱりすごい…湯浴み着は必須」
名物、混浴「仙人風呂」へ。
こちらの写真は酸ヶ湯温泉の公式サイトから。
現在は、これよりも少しだけ女性が入りやすいように、仕切りが長くなったような感じになってました。
それにしてもヒバの香りと温泉の香りが入り混じって、相変わらず最高なところだな〜と。
酸ヶ湯温泉に入った感想
実は初めて酸ヶ湯温泉に来た時、カラダが痛すぎて入れなかった経験があるんです。
名前の通り「すっぱい」温泉で、刺激も強烈。
今回も、多少はピリピリと。しかし「入れない」ということはなく、心地良くピリピリ…笑
舐めてみるとレモンの絞り汁のような感じなので、肌の弱い方はご注意を。
しかし湯上りは、とにかく肌がツルツルで丈夫になってくる感じ。
もし酸ヶ湯温泉と相性が良かったら、湯治を目的に10日くらい滞在するのも良さそうですね。
(酸ヶ湯温泉では昔から湯治をするなら「3日を3まわりで10日」と言われている)
あったまる…という感じではない不思議
酸ヶ湯温泉って「汗が止まらない」とか「体が芯まであったまった…」というタイプの温泉ではないです。
代表的な温泉は2つあって、
- 四分六分の湯→4割〜6割くらい体があったまる
- 熱の湯→しっかりとあったまる
不思議なことに「熱の湯」の方が温度は低いのです。
低いけど温まる…不思議だけど確かに「熱の湯」の方がずっとあったまるのです。
千人風呂は「混浴」だけど…
朝、晩ともに8:00~9:00は女性専用の時間帯なので、そこを狙うのも手ですね。
あとは湯浴み着を来て入ればOK。
酸ヶ湯温泉の売店に売っているし、普通にAmazonなどでも手に入ります。(→湯浴み着のページ)
湯浴み着なしは?
基本的に酸ヶ湯温泉は大人気の温泉。
湯浴み着なしで入っている女性はほぼいませんでした。
「ほぼ」と書いたのは、今回泊まっている時に1名だけいらしてかなりガタイの良い年配の女性でした…
酸ヶ湯温泉「玉の湯」は男女別
千人風呂だけでよくない?というと、そんなこともなく、この「玉の湯」にも魅力があるのです。
こちらは公式サイトから。
この玉の湯、千人風呂とは泉質が違います。
千人風呂の「打たせ湯」と「かけ湯」に使う源泉を混ぜたものがこの「玉の湯」で使用されているのです。
玉の湯の印象「千人風呂と比較」
- 熱の湯→トロッとしてる
- 四分六分の湯→ピリッと熱め
- 玉の湯→ひんやりと爽やかにピリッと
これは温泉オタク的なボクの体感です…。
それぞれ微妙に違うのがまた面白いところ。
あと千人風呂には、水をかぶれるところがあるけど、そこに
「体の中心に水をかけると元気になります」と書いてあります。
男性だけだと思うけど、つまり「大事なところに水をぶっかけろ!」と。笑
まあ、とりあえず火照った体に天然水をかけるのは気持ち良いですね。笑
酸ヶ湯温泉の泉質
こちらは「熱湯」の成分表。
後の2つは、
比較しつつどうぞ。
「熱湯」をもとにピックアップすると、
- 泉質:酸性・含硫黄・鉄-アルミニウム-硫酸塩-塩化物泉
- 泉温:48.8度
- ph:1.71
- 掛け流し、加水なし、加温なし、消毒なし、足元湧出
ちなみに「足元湧出」といって、浴槽の底からプクプクと温泉が湧いているのは熱の湯だけ。
48度ほどなので神様がピッタリの温度に温泉を湧かしてくれているような温泉ですね。
すべての浴槽が凄い名湯であるのは確かだけど、やっぱり「熱の湯」が1番な印象です!
酸ヶ湯温泉(旅館部)のお食事「部屋食で野菜たっぷり!」
酸ヶ湯温泉には、湯治部の食事、旅館の会場食、部屋食の3とおり。
今回は、部屋食で。
左上はせんべい汁。全体的に野菜がたっぷりで「さすがは湯治宿!」と言った感じ。
どれもハイレベルなお食事だけど、特に良かったのが、
ウナギと昆布で締めたタラのお刺身。
驚くほど美味しい…
ドリンクメニューは、
こんな感じで、部屋に入ったときに聞かれるので、ある程度決めておくのが良いかもです!
最後にご飯とお味噌汁。
お味噌汁は、珍しい黒いキノコのお味噌汁でかなりの美味。
部屋にコンロを用意していただけるので、好きなタイミングで温めればOK!
食後は、片付け&ふとんを敷いていただきました。
朝食へ(会場で)
こちらの会場で。朝食は湯治部に泊まっても同じ食事。
こんな感じ。
ドリンク類も充実で、他にコーヒーなども。
こんな感じに。
温玉が特に美味しかった!
湯治部に泊まる?旅館部に泊まる?
湯治部との違いは「夕食」と「部屋の広さ」。
湯治目的か、遊び目的かで選べば間違いないと思います。
まとめ:酸ヶ湯温泉(旅館部)宿泊記ブログ
何度も泊まっているし、何度も日帰り入浴をしているけど、改めて「素晴らしい宿だな〜」と。
昔、湯治をしようと思って長期の予約をしたところ、肌が痛くなりキャンセルしたことがあります。
しかしその時も「そういった方、時々いらっしゃいまして…キャンセル料は結構です」と無料でキャンセルしていただきました。
この旅館、温泉だけでなく接客も含めてホントにスゴいなと。
それから肌を丈夫に保ちつつ、何度も再訪している感じです。
真夏も涼しくて良いけれど、真冬も雪深くてステキ。
とにかくいつ行っても最高です。
山の秘湯とはいえ、清潔感が抜群なので誰にでもオススメしやすいところだな〜という印象です。
また、ひとり旅、カップル、ファミリーなどどのスタイルでもOK。(実際、ひとり旅も多いです)
それでは終わります。最後までありがとうございました!
また新幹線を利用する場合、日本旅行のJ R+宿泊プランを利用することもできてこちらが最安だと思います。【日本旅行の解説記事はこちら】