こんにちは、温泉オタクでKindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者KOUです。(プロフィールとX)
湯田川温泉に実は初めて来ました。(温泉オタクを名乗っているけど…笑)
そしてめちゃくちゃ素晴らしい温泉地。そして今回、お世話になった理太夫旅館さんもとにかく素晴らしい温泉宿。
理太夫旅館さんはなんと江戸中期の創業らしい。ってことは300年くらい前ですね?小さな家族経営の宿で本当にすごい!
まず、おそらく知らない方の多い「湯田川温泉」についてサクッと解説しつつ、理太夫旅館さんについてもお話ししようかと思います。
2食付き1万円程度〜(先日「2食付き1万円以下のオススメ宿」という記事も執筆)
*また電話でのご相談で、長期滞在や、湯治プランなどもあるようです(0235-35-2888)
もくじ
湯田川温泉の様子をサクッと「ここ惚れた…!」
山形の田園風景を抜けて、湯田川温泉へ。
開湯1300年で歴史あるところですね。上記は湯田川温泉の入り口で、公園があり、山形の落ち着いた原風景という感じかな。
ちょっと進むとこの空気感がまた魅力。
この日、東京は猛暑だったけど、こちらはかなり快適に散歩できるほど涼しいです。
山形の夏って暑いイメージもあったけど、東京に比べるとやっぱり10度くらい涼しい。
全体のマップとしてもこれくらい。
いわゆる温泉街というものはなく、こんな感じのお土産屋さんが少しあるくらいかな。
ぱろすさんというお土産やお酒が買えるところがあって、なんとも素晴らしい雰囲気。
そしてなんと、
共同浴場があり、日本でも有数のドバドバ系のでもあるのです。
このとおり。簡単に言うと、「湧出量が多いこと」と「温度がちょうど良い」と言うことでドバドバ系なのです。
面白い文化もあって、先ほどの共同浴場「正面湯」に入ったら、
この神社「由豆佐売神社(ゆずさめ)」に向かって、一礼するのがルール。
名前の「正面湯」というのは、おそらくこの神社の「正面」という意味で、ちょうどこの正面湯から出てまっすぐ歩くと由豆佐売神社があるのです。この神社も1300年前からある。
もちろんボクも湯上がりにはしっかり、この由豆佐売神社に向かって一礼しました。笑
あと、普段から温泉に神社があればお礼参りをするようにしています。(温泉には神社などが多い!)
湯田川温泉は全体として、もともとは湯治場としても栄えたようで、小さな温泉地でもあり、ボクがとにかく好きなタイプ。
「惚れた」と書いたけど、本当にこの温泉地には惚れた…。
では理太夫旅館さんへチェックイン。
湯田川温泉「理太夫旅館」さんにチェックイン
宿の中に、駐車場の案内があったので、眺めているとほがらかな若女将さんが案内してくれました。
理太夫旅館さんの駐車場にとめるのも良いけど、湯田川温泉は無料の大きな駐車場もあるので、初めて行くならそちらもとめてしまうのもアリかと。(場所は写真の右)
広い駐車場はこのとおり。かなりとめやすいはず。
中に入ると飾りがたくさんあって、とにかく良い感じ。
部屋へと案内していただいたけど、このあたりの雰囲気も素晴らしく、またスリッパを履かなくてOK。
このスリッパを履かなくて良いのがなんとも心地いい!
湯田川温泉「理太夫旅館」さんのお部屋へ
ビシッとキレイで、オシャレな感じもあって、静かだし居心地も最高…。
単純にコスパもすごいと思います。
寝室は別にあって、ベット。寝心地も良いです。
アメニティはフル完備。浴衣もパリッと。
お菓子は無添加の地元のクッキーで美味。
お茶も。
広縁と洗面台も。
冷蔵庫にはアサヒの中瓶とウーロン茶が入ってました。
部屋からの眺めは、
このとおり。都会ではまず味わえない、また有名な温泉地では味わえない、時間のゆったりさが魅力。
ドリンクメニューはお部屋にあって、食事の前に決めておくのも良さそうですね。
お手洗いは部屋になく、部屋を出てすぐのところに。
とにかく最高のお部屋で、お値段以上…という感じ。
湯田川温泉「理太夫旅館」さんの温泉「貸切あり。ドバドバ系!」
1階の温泉へ。ちなみにお部屋は3階。
こちらは大浴場。向かいの扉は隣の宿「大黒屋」さんだそうで、昔から2軒の宿で1つの温泉を利用しているよう。
しかしおそらく現在は閉業されていて、今は理太夫旅館さんだけの温泉だと思います。
雰囲気も素晴らしく、さすがドバドバ系の温泉地「湯田川温泉!」という感じで、普通ではありえないほどの湧出量。
熱くもなく、ぬるくもなくとにかく「ちょうど良い」。
温泉もクセはまったくなく、舐めても天然水のようで、しかし湯上がりはとにかく肌の調子がいい!
スッキリとしているけど、抜群に保湿されている感じ。
同じ美肌の湯というと、長野の角間温泉とかが思い浮かぶけど、もっと優しい感じ。
とにかくふわっとしていて、カラダを包み込むよう。
そしてこちらは貸切温泉の方。さらにドバドバ系かな。
もちろん2つとも、シャワーが1つずつアリでした。
あとどちらも24時間OKなのが嬉しい!
泉質など
こちらをまとめてみます。
- 泉質:ナトリウム-カルシウム・硫酸塩泉
- 泉温:42.2度(浴槽温度は42度。この温度差が少ない方が極上湯!)
- 循環・消毒・加水・加温すべてなしの掛け流し(深夜の4時間だけ消毒。とはいえ気にする感じではない)
カルシウム硫酸塩泉の魅力「傷の湯!」
昔からカルシウム硫酸塩泉は「傷の湯」と呼ばれているけど、本当に驚くほど傷に効果を発揮する印象でした。
前に霧積温泉の金湯館さんのご主人に「子供の頃、怪我をしたらこの温泉をつけてなおした」というお話しを聞いたけど、本当にそのとおり。
さらに湯田川温泉は、少しナトリウムを含むこともあって、さらに効果があるような印象。
アトピーなどの湯治としても良いような印象でした。しかも優しい泉質で悪化する感じがしない。(もともとボクはアトピーの湯治から温泉巡りをはじめました)
自宅でこれを少し再現するならグラウバーソルト(硫酸塩泉)と湯の花「ひめの華」(カルシウムを含む)を混ぜる感じ。(リンクはレビュー記事です)
乾燥しやすい方や、肌荒れしやすい方は、かなり効果を感じる…と思っています。
とにかく湯田川温泉に入ると、「保湿」されて「修復」される感じがして、感動ものでした!
共同浴場「正面湯」
なんとこちら理太夫旅館さんの目の前で24時間入れるのです!すごい!
こちらも驚くほどドバドバ系でした。地元の方がのんびりしていたので、写真はなし。笑
理太夫旅館さんの受付で鍵を借りて、無料で入れました!
湯田川温泉「理太夫旅館」さんのお食事
食事は2階の個室で。時間もいろいろ選ばせていただけるシステム。
ボクはビジネスプランでの予約です。
やはりこの価格帯で、個室で出していただけるのはありがたいかぎり。
ビジネスプランということもあって、一度に出していただくスタイルで、こちらをご用意いただきました。
この地方の貝を使ったお味噌汁。驚くほど素晴らしいお味。
お刺身、サザエ、イカも海が近いこともあって、抜群のクオリティ。
これもこの地方のだだちゃ豆を使ったご飯。
郷土料理ということもあってか感動レベル。
定食スタイルということもあって、少食のボクでも完食できました。
少食の方にはありがたいプランだと思うし、たくさん食べたい方は普通のプランで予約するのもアリだと思います。
朝食も個室で!
こちらをご用意いただきました。漬物も抜群のクオリティで、ご飯もこのほかにお櫃でたっぷりと。
山形ってドライブしていると美しい田園風景が魅力だと思っているけど、そのせいか特別お米が美味しいと思っています。
個人的に、新潟のお米って洗練されていて、山形のお米はほっこりするイメージを持っていて…。
最後にコーヒーも持ってきていただきました!
ありがたい!
まとめ:湯田川温泉「理太夫旅館」宿泊記ブログ
では最後に「こんな方におすすめ」をまとめつつ終わります。
- 飛び抜けてすごい掛け流しの温泉に入りたい
- コスパよく旅をしたい
- 落ち着いた温泉地が好き
- ひとり旅、カップル、ファミリーすべてOK!(貸切温泉と個室食ゆえ。女性旅にも人気ありそう)
チェックインしてから若女将さんにしかお会いしなかったけど、帰り際には女将さんが車のところまで見送っていただきました。
親戚の家にお邪魔したような気分もあって、ほっこり宿だな〜と。
最高の温泉地で、最高の宿であることは間違いないですね。
さすが300年続く、家族経営の宿だな〜と。
それではこのあたりで終わります。最後までありがとうございました!
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