こんにちは、温泉オタクでKindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者KOUです。(プロフィールとX)
歴史ある下諏訪温泉「鉄鉱泉本館」さんに泊まっていました。
中山道にあって、明治37年に創業。
以前、この「鉄鉱泉本館」さんの前を通って、すごい宿だな〜と思い、いつか泊まってみたいなと思っていたところでもあります。
ちなみにこの「鉄鉱泉」という名前は、毒沢鉱泉のことで、ここは共同浴場「旦過の湯」と同じ源泉。
下諏訪の魅力ってすごいものがあって、まずはそれから語ってみようかと思います。
2食付き18000円程度〜
もくじ
下諏訪温泉の魅力は5つ「やっぱりすごい」
まずは有名な諏訪大社。諏訪大社って4つあるけど、こちらは秋宮。
日本最古の神社の1つだそうで、鉄鉱泉本館さんからもすぐ近く。
下諏訪温泉って、この諏訪大社の「秋宮」と「春宮」に挟まれたような位置にある温泉で、なんとなくご神域のようなイメージを持っています。
それで、なぜか下諏訪温泉に来ると、なんとなく運気が上がる…、というかいつも不思議と良いことがおきるのです。
このほかの魅力としては、
- 共同浴場が多数ある→こういうところは極上湯が多いですね
- 下諏訪駅から歩ける→アクセスも良好な温泉地
- おもてなし→古くから、もてなしてきた文化を感じる土地
- 諏訪湖がある→清々しい。散歩も最高
- 諏訪大社に挟まれた温泉地
あと、天候としても夏は涼しいのも魅力。あとは冬は夜になるとかなり寒いけど、雪はそれほど降らなくて、やっぱりアクセス良好な温泉地の印象も持っています。
なんとなく「外人さんにも人気なのかな?」と思いきや、実はまだインバウンドの方に人気はなく、鉄鉱泉本館さんの若女将さんとお話ししてても「猫と中学生しか歩いてないでしょ?」
と楽しくお話しさせていただきました。笑
ではチェックインへと!
下諏訪温泉「鉄鉱泉本館」さんにチェックイン
向かいの駐車場に車をとめて。
中へと。
明るい女将さんに案内していただきました。
この下諏訪温泉って、「明るく爽やかにもてなしてくれる…」と、そんな素晴らしい接客をしてくれる宿が多いですね。
梅月さん、3代目おくむらさんでも同じことを思いました。(後ほど詳しく)
歴史を感じつつお部屋へと。
すべてに歴史を感じますね。
「鉄鉱泉本館」さんのお部屋へ「双葉山関も泊まったところ」
ひとりだったけど、かなり広々としたお部屋。
歴史を感じつつ、キレイな和室。もちろんアジサイなども本物で、書は双葉山が書いたものらしい。
詳しくはこのとおり。
広縁もあり、
窓の外は、中山道の落ち着いた雰囲気。中山道で、現在では唯一の宿だそう。
昼間のうちは少し車が通ったけど、夜になるととにかく静か。
お茶やお茶菓子など。
もちろんアメニティもフル完備で。
部屋にお手洗いなどはなく、部屋の目の前に。こちらを利用するのはこの部屋の人だけなので、個人用といった感じで、もちろん中は最新。
洗面所も、ほかの人に会うことなく、この部屋に泊まった人の専用になってました。
かなり贅沢な感じですね。
ふとんもパリッと清潔。この日は東京は猛暑だったけど、女将さんに「今日はちょっと冷えるからあったかい布団にしておいた」と。
このあたり下諏訪は夏に涼しいというのも魅力かと。
真冬の夜はダウンコートを着ても寒いくらいの記憶です!
とにかく歴史を感じつつ、落ち着くお部屋といった感じでした。
では温泉へと。
「鉄鉱泉本館」さんの温泉「共同浴場レベルの極上湯」
温泉の入り口へ。女性用は、1階のロビーの突き当たりにありました。男性用は2階に。
風格のある造りで。温泉は共同浴場「旦過の湯」と同じ源泉で極上湯。
循環・消毒・加水・加温すべてなしの掛け流し。
もともと旦過の湯は、「熱い」ということで有名で、昔は修行僧が修行のあとに入る温泉だったのだとか。
それをうまく温泉が冷めるように、岩をつたって温泉が入るようになってました。
引きで撮ると、こんな感じ。もちろんシャワーも完備。
成分表など「熱いからこそ良い」
湯上がりに、若女将さんから「熱くなかったですか?」と気を使っていただいたけど、この「熱さ」が何よりの魅力だなと。
不思議だけど、普通のお湯とは違って、
- 最初はピリッと熱く感じる
- しかし入るとそこまで熱くない→(普通のお風呂ならここで我慢できない)
- カラダに熱が入り込むイメージ
- 驚くほどカラダの調子が良い
こんな流れに感じるのです。
女将さんからも「入ってしまえば大丈夫なんですけどね」と、気を使っていただいたけど、旦過の湯は、この温度じゃないと魅力が発揮できないのです。
なので、「旦過の湯の魅力を損なうことなく、観光客の人も入れる温度…」という強烈に絶妙な温度に設定してくれていると感じました。
本当に感謝です。
これらをまとめておきますね。
- 泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
- 泉温:56度
- ph:8.7(弱アルカリ性)
- 循環・消毒・加水・加温すべてなし
泉質だけ見ると、「傷の湯」と「熱の湯」のハイブリッドという感じ。
そして、入ってみても「そのとおり」といった印象でした!
あと、24時間いつでも入ることができて、大きな宿でもないので、貸切状態。
チェックアウトのギリギリまで入ってOKというのも魅力でした。
あと隣の「旦過の湯」へ
こちらはすぐ隣の共同浴場「旦過の湯」。
下諏訪には、いろいろな共同浴場があるけど、個人的にはここが一番好きかなと。
ポイントは「激アツ」であること。
鉄鉱泉本館さんは、観光客向きになっているけど、この旦過の湯は完全に昔ながらの「旦過の湯」。
源泉は同じだけど、こちらを体感するのも最高だと思っています!
» 旦過の湯について(300円で入れる)
「鉄鉱泉本館」さんのお食事
お品書きを。
歴史を感じるような前菜。
なんとすぐ近くの諏訪湖の鯉。絶品です。
信州サーモン。中のタマネギまですごい美味。とはいえ量も多めなのでお腹がいっぱいになりそうで…笑
ちなみにこういった会場。個室の感じ。
ビールは地ビールを。
お酒のメニューはかなり豊富かな。
そして豚ヒレのステーキ。
玉ねぎとじゃがいものスープ。驚く旨さ。
普通の天ぷらでなく、カニの餡がのった贅沢な一品。
そして信州蕎麦。
そしてご飯とお味噌汁を。さすがに蕎麦を頂いた後だと、入らないほどのボリューム。
デザートは信州のリンゴ。あと漬物も一緒に撮影。
ものすごく美味しく、お酒にもぴったりなイメージ。少食の人はあらかじめ「ご飯はいらない…」といっておくと良いかも。
ボクは、うっかり言いそびれてしまったので。
朝食も
お品書き。
信州の名産が嬉しい。諏訪湖のキビナゴってかなり美味しいものです。
健康的な朝食で。
食事はすべて女将さんと若女将さんが持ってきてくれて、ものすごく明るく気を使ってくれて、1つずつ説明していただけるのもありがたかったです。
このおふたりの魅力もあって、明るい気分で滞在できるのも、この宿の魅力!
下諏訪温泉の他の宿と比較
こちらはすぐ近くの梅月さん。
どちらもそれぞれ魅力で、宿の方が明るくもてなしてくれるのは、下諏訪の魅力だと思っています。
3代目おくむらさんという宿もお気に入りだったのだけど、現在は予約を受け付けていないよう。
というわけで梅月さんと比較すると…
- コスパ→同じくらい(梅月さんはビジネスプラン1万円というものがある。ボクはこれで宿泊)
- 温泉→どちらも極上の掛け流し。やや鉄鉱泉本館さんの方が上かも
- 食事→梅月さんは部屋食。鉄鉱泉本館さんは個室のような雰囲気
- 歴史→これは鉄鉱泉本館さん
- 立地→すぐ近く
どちらもそれぞれ魅力に感じました。
あと少し離れてしまうけど、「鉄鉱泉」の由来にもなった「毒沢鉱泉」さんもありますね。(リンクはすべてボクの宿泊記です)
車であれば、効果が抜群…効果ありすぎ…という感じなので、日帰り入浴などもオススメ!
おまけ:諏訪湖で散歩もあり
下諏訪に来て、諏訪湖に行かないなんて…!
ということで、諏訪湖まで歩いてみました。
歩いても2キロくらい。すごく良い散歩コースだと思います!!
7月でも余裕で歩けるので、やっぱり下諏訪は涼しいですね。
ちなみに、ここでとれた鯉やワカサギがいただけるわけです。
まとめ:下諏訪温泉「鉄鉱泉本館」宿泊記ブログ
古くから中山道の宿を営んできただけあって、なんとも魅力のあるところでした。
では最後に「こんな方におすすめ」をまとめつつ終わります。
- パワスポ巡りの拠点に
- 極上の温泉を求めて
- 駅近の温泉が良い
- 旅に美食を求める…
- 歴史が好き
- ひとり旅・カップル・ファミリーすべてOK
気楽に滞在できるのに「おもてなし」を感じる…というのがやっぱりすごい。
それでは最後までありがとうございました!
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