こんにちは、温泉オタクのKOUです。
湯治場、湯の華でも有名な「二股温泉らじうむ温泉旅館」に来ていました。
昔から、肌の調子を整えるために二股温泉の湯の花を使っていて「いつかは来てみたい」「しかしアクセスが大変…」と思っていて「ようやく来れた!」といった感じ。
実際に来てみると、想像以上にいいところで、温泉の効果も想像以上!でした。
それではありのままの二股温泉の様子を。
※ボクは先日「楽天」から予約しているけど、現在は予約不可になっていました。予約できない場合や、長期滞在の予約は「公式サイト」の方からできます。
2食付き8400円程度〜(連泊6800円程度〜)
長万部駅〜二股温泉へ「送迎していただきました」
前泊を札幌「ホロホロ山荘」でしていたこともあって、札幌〜長万部へと向かいました。
上記の特急で約2時間半ほど。
バスを使う必要があるけど、最寄りの空港は函館空港。
あとは新幹線で、函館まで来て、そこから長万部に向かう。ということもできますね。
車で迎えに来ていただいた「ホント、ありがたい…」
湯治場ゆえ、ヤニ臭い車で、めちゃくちゃ山道を飛ばしたら寄ってしまうな…なんていう心配をしていました。笑
ところが、かなり新しい感じの車で、50代くらいの紳士的なスタッフの方が迎えに来ていただき、さらに運転もめちゃくちゃ穏やかで、乗り心地も快適。
行きは一人で、帰りはおばちゃん3人組と同席でワイワイと。笑
ちなみにレンタカーで向かう場合、スタッフの方にお聞きしたところ「かなり雪が深いので、冬はオススメできない…」とのこと。
食事でお話しした北海道の方は「冬にも自家用車でも来ている。けど、かなり道が狭いね」と。笑
雪道に慣れてれば大丈夫だけど、普通の人は冬は避けた方が良さそうですね。笑
二股らじうむ温泉旅館にチェックイン
こちらでサクッとチェックイン。
入り口には、湯の花で作った工芸品が飾られてあって、さすがは湯の花で有名な二股温泉。
外をふと見ると、キタキツネが。初めて野生のキツネを見たので感動…。
部屋へと。
お部屋へ「快適な湯治部屋といった感じ」
部屋に入ると、布団もセルフだし、いかにも湯治宿といった感じだけど、いたって清潔で快適さはなかなか。
アメニティは、バスタオルとお菓子はなしで、それ以外はフル完備。
ポットにはほうじ茶が入っていて、すごく美味しい。
外を眺めると、、
当然、この宿の他は何もないので、山の中そのまま。
湯治に来て「劇的によくなった」という方が、日本でもトップクラスに多い二股温泉だけど、この山の中の環境も大きいのではないかと思いますね。
車の中で、スタッフの方ともそんな感じのお話をしていました。とにかく良くなる方が多いだそう。
お手洗いと洗面所は、先ほどの廊下に。
写真を撮り忘れてしまったけど、もう1つ、鏡の付いた洗面所もありました。
洗濯機は、もちろん長期で滞在するためのものですね。
布団はセルフで、敷布がやや薄いけど、清潔で快適でした。(適当に敷いて、適当に撮影したので、こんな感じでスミマセン…笑)
極上の温泉へ「混浴&男女別」
部屋からは、少し歩いて階段も少し降ってこちらへ。
脱衣所。
奥が少し熱めで、源泉そのままといった感じで、手前はそれが少しぬるくなった感じ。こちらは浴槽がかなり深く110mほど。
こちらの浴槽は、どちらもぬるめで、手前はさらにぬるめ。こちらは浴槽が浅いので、のんびり1時間くらい入っている人も多かったです。
常連さんのお話しだと「湯治ならのんびり入った方がいい」「みんな出るのが早いから観光で来ているのか?」みたいなことをおっしゃってました。笑
たしかにガツンと温まる感じではなくて、あくまでも癒されるような感じに、ゆったりとあったまる感じでした。
体感的にも「ゆっくり入った方が効果が大きそう」と思います。
それにしても、溶接物のたまり方も全国トップクラスかと。さらに洗い場などは一切なく、
このとおり。それでも湧出量がドバドバなので、お湯はピカピカでした。
露天風呂も極楽です
こちらものんびり入れる温度。奥に見えるのが湯の花ドームですかね?
やっぱり湯の花が特徴な温泉で、ホントに自宅で湯の花を入れたのと、かなり近い印象。
露天風呂からは「野生動物が見えるレベル」で、現代ストレスなんて一気に消えてしまうレベルだと思います。
実際、ボクはこちらからキツネとタヌキを見ました。笑
温泉プール「リハビリ用」
今回、入っている人は見かけなかったけど、スタッフの方によると、こちらでリハビリをされる方も多いそうです。
男女別の浴槽もあり
先ほどの浴槽は全て「混浴」
ここだけ男女別です。左が熱めで、右がぬるめ。
油膜かな?と見えるけど、これも湯の花で、混ぜても混ぜてもどんどん湯の花が湧いてくる感じ。
男女別の方は、入っている人が少なくてなんとなく落ち着くので、実はこちらばかり入っていました。
それにしても「熱さ」は、どの浴槽も感じられないけど、カラダの芯から温まる感じは、全ての共通点。
湯の花を自宅で「温泉パワーが5分の1くらいかな?」
受付でこんな感じに3300円で購入できて、電話をすると送料などはかかってしまうものの送っていただけるようです。
もちろん買って帰りました。
とはいえ肌粉屋さんというところで、二股温泉の湯の花が980円で試せる(名前は「ひめの華」)ので、まずはこちらから試した方が、コスパがよくオススメです。
どちらも試してみたところ、「ひめの華」の方が溶けやすくて、使いやすいと思います。(大量に買う場合は、旅館に電話した方が安い)
もちろん「温泉と同じ?」とはいかないものの、5分の1くらいを再現できるようなイメージでした。
湯の花は特に肌荒れ、アトピーに効果が高いと言われていて、ボク自身、この湯の花にはかなりお世話になっています。
カラダの芯から温まる感じは同じですし、なんとなく体調がすぐれない…みたいな方にもすごく良いはず。
下記で上記の湯の花のレビューをしています。
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二股らじうむ温泉旅館で買った「湯の花」をレビュー「かなり良い!」
続きを見る
二股らじうむ温泉旅館の成分表など
こちらをサクッとまとめます。
- 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
- ph:7.1(中性)
- ラジウムを含む
- 掛け流し、加水なし、加温なし、消毒・循環なし、飲泉もOK!
温泉を飲んでみると、ものすごくしょっぱいお吸い物といった感じでした。笑
しかし不味くはない。なんとなく健康になりそうでありがたい。といった感じでした。笑
肌、髪の毛の変化
湯の花が大量なので、肌も髪の毛も「モッタリ」とした感じになりました。
とはいえ肌や髪の毛にもツヤが出て、自分の顔を鏡で見ると、なんだか健康そう…
あと驚いたことに、北海道を旅して疲れがあっただけど、不思議なくらい帰り道はカラダが軽かったです。
「いつまで軽かったの?」というと、なんと「自宅に着くまで」なのです。
重い荷物を持っていてもスキップをしたくなるほどで、「極上湯あるある」でもありますね。
この効果も「二股温泉の湯の花」で5分の1くらい体感できるイメージです!
お食事は食堂で「不思議と洗練された定食」
Googleの口コミで「調理者の腕、味付け、使っている水、素材、いろいろ複合して旨い飯になっている」と書いている方がいて、「ホントにその通りだな〜」と。
こんな感じに、館内で湧き水が湧いていて、これがめちゃくちゃ旨いのです。
どれくらい旨いかというと、持っていた「いろはす」を捨てて、これに詰め替えてしまったほど…笑
スタッフの方も「東京から帰ってくると、こればっかり飲んでる…おかげですごく調子がいい」と。
あと、不思議なことにこの水をガブガブ飲んでも、そんなにトイレに行きたくはならないのです。
ホントに不思議なくらいで、「細胞に水がたくさん吸収された」といったイメージでした。
とにかくこの湧き水にも感動で、二股温泉の効力に何か関係しているのかも知れませんね。
ではお食事の話に戻って…
食事の時間に食堂に行くと、こんな感じに並べていただいてました。
席は決まっていなので、気に入ったところに座るスタイル。
素材がすごく良いものを使ってくれているのか、どれもすごく旨い。先ほどのGoogleの口コミの方と同じ意見です。
ご飯とお味噌汁はセルフで食べ放題。お味噌汁はやや薄めで、ご飯はとびっきりの美味しさ。
このほかにお粥もあったけど、量が少ないようで、あっというまに全てなくなってしまって、これは少し残念かな。
ボクが一人だったこともあって、となりのご家族とお話ししながら食事してました。笑
隣のご家族のお話し
「たまに来るとすごく調子が良いので、たびたび来ている」「初めはガンの湯治で、医者からすすめられた」「杖をついていたけど、ホントに杖がいらなくなった人を見た」「交通事故でボロボロのカラダがかなり回復した」
みたいなお話を聞くことができて、すごく良かったです。
食堂タイプじゃないと、こんなお話しはなかなかできないので、こんな旅もいいな〜と。
それにしても、こんなに奇跡体験が多い温泉も珍しいですね。
ちなみにロビーにはたくさんの体験談が貼ってありました。
ようは、病院で治らないタイプの病気が温泉で治ってしまうことが多いわけです。
ボク自身、薬で治らなかったアトピーが温泉で治ってしまったので、納得することばかりです。
では朝食も!
もちろん湯治宿なので、豪勢ではないのに、ものすごく旨い。
不思議と胃腸の調子まで抜群に良いのです。
これなら今度は間違いなく「連泊したい!」と思いました。
4泊以上すると、昼食もついてさらに安くなるので、そんな湯治旅も良さそうですね。
まとめ:「二股らじうむ温泉旅館」宿泊記ブログ
それではサクッと「こんな方にオススメ」をまとめて…
「温泉の効果」という意味で、温泉オタク的に間違いなく全国トップクラス。これは間違いないです。
- 湯治の旅(約半分の方が「湯治」とのことです)
- 極上湯を求めて…
- ひとり旅、グループ、ファミリーOK
宿の雰囲気も、スタッフの方もほっこりとしていて、そんな意味でもすごく癒されるイメージの宿でした。
本州から向かう場合、やっぱり「湯治目的」の方が多いと思うけど、そんな方の参考になったらすごく嬉しいです。
近くの温泉で…となってしまいがちだけど、わざわざ北海道のど田舎まで来る価値は間違いなくあるな〜という印象でした。
それでは終わります。最後までありがとうございました!
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北海道「二股温泉」の湯の華【ひめの華】をレビュー「アトピーにも効果あり」
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