こんにちは、温泉オタクでKindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者KOUです。(プロフィール、X)
今回「2025年版」ということで、湯治のできる温泉宿ランキングをまとめてみました。
しかし結論、ランキングにするなんて恐縮なほど素晴らしい温泉宿ばかり。
すべてが「神宿」で、すべてオススメしたい温泉宿。
しかし「あえて」ということで、もし友人・知人に「なにがなんでもランキングにしてくれ。そのほうが面白い!」と言われたら、こんな感じにまとめます。
ということでまとめてみました。
「湯治」としてもちろんのこと、普通に「温泉旅行」や「観光」としても最高なところばかりですので、ぜひ参考にしてみてください!
もくじ
湯治のできる温泉宿ランキング!【2025年】
と、その前にいちおう前提を。(上記は温泉宿ではないけど、鳥取県、東郷温泉の寿湯さんということころ)
「湯治のできる…」と書いたけど、「湯治宿」とハッキリと明記しているところは少ないです。
しかし、湯治を目的に来る方も多いし、湯治の効果もバッチリ。
イメージとしては下記です。
- 温泉がかけ流し、循環・消毒なし(これでないと湯治の効果はないと思います)
- 加温・加水も最小限で(やっぱり少ない方が効果も大きい)
- 湯治=コスパよし(値段も考慮に入れてランキングにしています)
- すべて「ひとり泊」もOK!(ひとりで湯治をする方も多いので)
- あまりにも有名なところは入れていません(たぶん知っている方が多いと思うので…笑)
ではまずは10位から!
第10位:大鰐温泉 民宿赤湯(青森県)
大鰐温泉は、青森で最高の名湯の1つで、駅近の温泉でもあります。
とはいえ知名度が低いこともあって「穴場」の印象もあるところ。
こちらの民宿赤湯さんは、泊まれる共同浴場のようなイメージを持っていて、上記の温泉にコップが置いてあることからも分かるとおり、飲泉も可能な程の名湯なのです。
温泉はカルシウム・硫酸塩泉で「傷」に特に効果を発揮すると言われているタイプ。
もちろん自然のままのかけ流しで極上湯。そして地元の方がわざわざ入りに来るほどの極上湯…
さらに2食付き8000円とコスパも抜群で、食事もすごく美味しい定食スタイルです。
詳しい様子は「大鰐温泉 民宿赤湯 宿泊記」の方に。
第9位:湯岐温泉 山形屋旅館(福島県)
この山形屋さんは、昔から湯治目的やリフレッシュもかねて何度も来ているところです。
温泉は「中風の湯」と呼ばれて、神経に作用することが特徴。
だとどうなの??というと、ボクが体感した奇跡としては、重症の不眠症だったのに爆睡してしまったこと。
昔、神経病に悩まされた殿様が、この湯岐温泉で湯治をした記録まで残っているほど。
温泉はもちろんかけ流しで、上記の浴槽の岩のスキマからぷくぷくと温泉が湧いている、全国的にも貴重な足元湧出の温泉。
食事は部屋食で抜群のクオリティで、食べ終わったら部屋の前に置いておく、いわゆる湯治スタイル。
冬は部屋にこたつがあったりと快適で、居心地も良いです。
2食付き1万円程度〜
詳しい様子は「湯岐温泉 山形屋旅館 宿泊記」の方に。
第8位:角間温泉 角間荘(長野県)
角間荘さんも、10年くらい前から何度もお世話になっているところです。
自炊が楽しい…の名前がついている通り、自炊の設備もバッチリで、長期滞在にもバッチリ。
車があれば、近くの飲食店やスーパーなどに買い出しに行くことも簡単です。
逆にいうと、電車で連泊は少し不便を感じてしまうかと。
そして、温泉は極上のかけ流しで、特に肌を健康にする効果は全国でもトップレベル。
僕の重症な肌荒れでもこの温泉に2泊していたら、感動レベルによくなってしまったほど。
宿の周辺は、自然が豊富でいつ行っても癒されるな〜といった感じです。
定宿の候補として、知っておくとすごく良い温泉宿です。
素泊まりが6000円程度〜
詳しい様子は「角間温泉 角間荘 宿泊記」に。
第7位:玉造温泉 翠鳩の巣(島根県)
翠鳩の巣さんは、この温泉があまりにも素晴らしいので、玉造温泉で「他の宿にも泊まってみたいな〜」と思っても、泊まれなくなってしまうような魅力を持ったところです。
温泉は昔ながらのかけ流しで、昔ながらの「玉のような肌になる温泉」をキープしてくれているのが嬉しいところ。
あまりにも極上湯で、肌がピカピカとしてくるのです。
ボク自身、何度もリピートしているけど、リピーターがすごく多いようです。
ゲストハウスなので、5000円くらいのプラン〜通常の部屋でしたら8000円くらいで素泊まりが可能。
玉造温泉は、出雲大社へのアクセスが良いので、出雲参拝の拠点としてもオススメできるところです。
また食事は素泊まりであっても、近くに飲食店がいくつかあるので、心配はそれほどいらないようなイメージです。
また朝食も食べたことがあるけど、近くの宍道湖のシジミのお味噌汁などすごく美味しいものでした。
詳しい様子は「玉造温泉 翠鳩の巣 宿泊記」に。
第6位:肘折温泉 木村屋旅館(山形県)
肘折温泉も、古くから湯治場としても栄えたところで、山奥の魅力たっぷりな温泉地。
温泉は見た目のとおり「効きそう〜」で、たしかに名前のとおり「関節」にすごく効果を発揮する温泉でもあります。
ガッツリとあったまる炭酸水素塩泉で、清涼感もあるけど、よくあったまるといったタイプ。
この木村屋さんも、肘折に行ったら「ここ以外は泊まれない…」といった魅力のあるところで、部屋食の美味しさや、居心地の良さ、ご夫婦の人柄の良さなどなど。
長期滞在なども歓迎してくれているところで、ここで長期滞在したら、さぞ幸せだろうな〜と思っているところでもあります。
もし関節などの調子が悪く、心温まる環境で、のんびりと湯治したい…といったときには最高の選択になると思います。
2食付き8000円程度〜
詳しい様子は「肘折温泉 木村屋旅館 宿泊記」の方に
第5位:那須湯本温泉 藤田屋(栃木県)
那須湯本温泉は、有名な「鹿の湯」があるところで、すでに50回以上は来ていると思います。
温泉はかなりエネルギッシュで、それゆえ効果も抜群に強いところで、個人的に「効果」という意味で、日本トップレベルだと思っています。
実際、「ガンが良くなった」とか「アトピーが良くなった」など、そんなお話をよく聞くところでもあります。
ボクの体験としては、アトピーが劇的に良くなったことがあります。
そして、この藤田屋さんは、鹿の湯の周辺に広がる民宿街の1つ。
2食付き8000円〜とコスパも抜群で、食事は部屋食、部屋も心地よく最高の居心地です。
またネット予約不可で、情報も少ないことから穴場の温泉宿でもあるな〜といった印象でもあります。
東京〜のアクセスもそこそこよく、電車でも黒磯駅からバスで30分ほど。
周辺はすごく静かなので、たまには癒されつつリフレッシュしたい方にもオススメなところです
詳しい様子は「那須湯本温泉 藤田屋 宿泊記」の方に。
第4位:伊東温泉 大東館(静岡県)
伊東温泉の大東館さんは、温泉オタクのボクが人生で最もたくさん泊まったことのある宿で、おそらく50回ほど。
特に「湯治宿」でないので、もしかしたら人によってはビジホと旅館の中間くらいのイメージを持っている方も多いと思います。
しかし、温泉は間違いなく「湯治レベル」で、驚くほどカラダの調子がよくなるので間違いないです。
なぜこんなにリピートしたかというと、部屋の心地よさ、貸切温泉の豊富さ、気楽に泊まれる雰囲気などなど。
またチェックインが14時で、チェックアウトが11時とロングステイができるということもあって、1、2泊とかのプチ湯治であってもかなり満足のできる旅ができるということも魅力です。
もちろん伊東温泉なので、アクセスもよく、伊東駅から歩いて15分くらいのところにあります。
朝食は美味しいバイキングで、夕食はつかないものの、周りにはたくさんの飲食店があるので、心配はゼロ。
湯治目的でなくとも、気楽にフレッシュしたい方にもオススメです!
朝食付き7000円程度〜
詳しい様子は「伊東温泉 大東館 宿泊記」の方に。
第3位:飯坂温泉 なかや旅館(福島県)
なかや旅館さんは、飯坂温泉で最も小さな宿と言われるところで、その小ささゆえの魅力がぎっしりと詰まったところ。
もともとは100年ほど前に、近くの共同浴場「鯖湖湯」に入るための湯治宿としてはじまったのだとか。
現在のイメージは、現代版「最高の湯治宿!」といったところで、普通の旅館のように思いつつも、湯治宿のような魅力も詰まっているような…といった感じ。
食事は部屋食で、驚くほどのハイクオリティ。温泉も極上湯で、もちろん鯖湖湯に入りに行くのもすぐ近く。
館内、部屋も清潔感が抜群で、「はじめて湯治をしてみたいけど、少しドキドキする…」みたいな方や、女性のひとり旅とかでも安心して行くことのできる温泉宿だと思います。
2食付き9350円〜だけど、間違いなくプラス5000円であってもおかしくないほどの魅力を持った宿です。
詳しい様子は「飯坂温泉 なかや旅館 宿泊記」の方に。
第2位:草津温泉 素泊まりの宿 はなみづき(群馬県)
草津温泉の「はなみづき」さんは、僕が人生で2番目にたくさん泊まったことのある温泉宿です。
実は草津温泉の宿は、とにかくたくさん泊まっていて、その結論「はなみづきさんが最高だな…」と。
清潔感は抜群で、部屋も心地よく、布団も温泉旅をした中で最もフカフカ。
そして温泉は貸切で、草津温泉でも最高レベルの泉質。おそらく温泉宿でこのクオリティの温泉を保持しているところは、かなり少ないはず。
例えば、温泉ってなるべく浴槽が小さく、温泉の入れ替わりがはやく、鮮度が高い方が湯治の効果も高いのです。
そんな意味でも、はなみづきさんの温泉はパーフェクト。
普通、草津温泉の宿に泊まると、どうしても温泉に満足できなくて、わざわざ共同浴場に入りに行くことが多いのです。
しかし「はなみづき」さんに泊まったら、そんな必要もゼロ。
さらに言うと、共同浴場って換水は2日に1回で、はなみづきさんは1日に1回なので、共同浴場よりもすごい泉質だと持っています。
というのも、こちらのご主人が元々、湯治目的に草津温泉に来ていたところ、前のオーナーから引き継ぐ形で宿をはじめられたそうです。
もし草津温泉で湯治…といった場合は、はなみづきさんが最高の滞在となると思います。
素泊まり6400円程度〜
詳しい様子は「草津温泉 はなみづき 宿泊記」の方に。
第1位:湯の鶴温泉 Tojiya(熊本県)
ここまで、とにかく魅力的な温泉宿をご紹介してきたので「これ以上、最高なところなんてあるの??」というと、もちろん全てが素晴らしいところだけど、「ある」と答えたいです。
それが、この湯の鶴温泉のTojiyaさん。
温泉はトロトロ感のある極上湯で、もちろんパーフェクトな掛け流し。
さらにラドンを含むこともあって、ちょっと頭がクラっとしつつも、不思議なくらい神経が癒されて、爆睡してしまうようなイメージ。
普段は夜10時に寝たりしたいのに、翌朝まで爆睡してしまったほど。
このTojiyaさんは、170年前の温泉宿をリノベしたそうで、館内はいたって清潔で、それだけでなくかなりオシャレでもあります。
そしてスタッフの方は、みなさんすごく若くフレッシュで爽やかなかたばかりなので、そこも魅力的だな〜と。
食事は基本的に素泊まりだけど、夜はスタッフの方が目の前で屋台を開いてくれるので、心配はゼロ。
この屋台がまた魅力で、すごく美味しいだけでなく、おでん100円、焼酎300円とコスパもすごい。
また周辺の環境も山に囲まれていて、空気がおいしく魅力的。
宿泊代は、簡単な朝食が付いて5000円〜。
最高の滞在となるし、コスパもすごいし、ということで、日本の宝レベルの温泉宿だと思っています。
詳しい様子は「湯の鶴温泉Tojiya 宿泊記」にもまとめています。
まとめ:湯治のできる温泉宿ランキング!【2025年】
すべて自信をもって「最高の滞在となる」と思えるところばかり。
自信はあるけれど、個人の趣味・趣向は違うので、宿泊記の方もチェックしていただければ失敗は、少なくなるかと思います。
それではサクッとまとめてみますね。(リンクはすべて宿泊記になっています)
- 大鰐温泉 民宿赤湯(青森県)
- 湯岐温泉 山形屋旅館(福島県)
- 角間温泉 角間荘(長野県)
- 玉造温泉 翠鳩の巣(島根県)
- 肘折温泉 木村屋旅館(山形県)
- 那須湯本温泉 藤田屋(栃木県)
- 伊東温泉 大東館(静岡県)
- 飯坂温泉 なかや旅館(福島県)
- 草津温泉 はなみづき(群馬県)
- 湯の鶴温泉Tojiya(熊本県)
それでは最後までお読みいただきましてありがとうございました!感謝しております。
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