こんにちは、温泉オタクでKindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者KOUです。
「カップル温泉」というと、イメージするのは草津、熱海、下呂あたりの有名温泉地で、ラグジュアリー高級旅館…とかをイメージすると思います。(そういった情報が多い)
「しかし、この情報では納得いかない…!」「もっと安くならないか…」「ほかにも良い温泉宿があるはずだけど…」といった方のために、「温泉オタク的、カップル温泉の選び方」をまとめてみました。(タイトルが「教えたくない」になっているけど、もちろんジョークです。笑)
ちなみに僕は99%がひとり旅。笑
しかし1000ヵ所以上の温泉をまわったこともあり、友人・知人に「カップルで温泉行くならどこ?」と聞かれることが多いです。
そんなとき「こう答えますよ」をまとめたのが、本記事です。
そしてこの記事は温泉オタクがまとめているので「温泉はかけ流しだけ。循環・消毒もない極上湯だけ」に特化しています。
少しでも、カップル温泉の参考になったら嬉しいです。(具体的なオススメ温泉宿は記事の後半に)
有名な温泉、有名な秘湯すべてカット。ではどこへ?
有名な誰でも知っている温泉地のほか、有名な秘湯とかもカットしてみました。
理由としては、たくさんの温泉雑誌、温泉記事があるため。
とはいえ青森の酸ヶ湯温泉とかはカップルでも良さそうですけどね…。笑
カップル温泉。条件は3つかな
穴場的なカップル温泉に出かけるとしても、少し条件をつけた方が快適だと思ったので、まとめてみました。
- 無料の貸切温泉がある良い…はず。
- 食事は重要!個室、部屋食。もしくはプライベート感のある環境
- 清潔感、快適さなど基本的にこと
貸切温泉があると、テンションが上がるはず。しかも「無料」で貸切できる温泉宿って実はたくさんあるのです。
そして1番重要だと思っているのが、食事の環境で、可能なら個室または部屋食。会場食でも良いけれど「人目が気にならない」環境でないと、少し居心地が悪いかな…というのが個人的な体感です。
(隣で酔っ払いのおっさんが騒いでいるとかは、流石にやばい…笑)
なので、こういった可能性が少しでもあるところはすべてカットしています。ご安心を。
有名温泉でないことのメリットとデメリット
まずデメリットを先に書いてみると、
- 温泉街を歩く。とかはできない
- 旅慣れしていないと戸惑うことがあるかも…
- 不便である可能性も
そして「情報が少ない」ということもデメリットなのだけど、そういったことは記事の後半でまとめました。
ではメリットをずらっとまとめると、
- 圧倒的プライベート感
- 自然が豊か、癒される
- コスパが抜群に良い
- 人情が温かい
- 有名温泉より、温泉の質が高いことも
- 温泉地が静かで快適
- 非日常感が楽しい
ざっくりと魅力はこんな感じかな?と思います。個人的には大好きです。
ではここからは、具体的に「ここがカップルにオススメだよ」をまとめてみますね。
もちろん人間それぞれ「好み」があると思うので、実際の宿泊記へのリンクもありますので、活用していただくと「こんなはずでは…」を避けられると思います!
具体的に!カップルにオススメな15の温泉宿【北〜南へと】
しぼりに絞って「15」のまとめました。
リアルに友人・知人に紹介しているところで、「本当にカップルにオススメ」と書いて問題ないかよく考えつつまとめました。
すべて自信を持って紹介できるところばかり。
1. 浅虫温泉「割烹旅館さつき」(青森県)
まずは浅虫温泉にある「割烹旅館さつき」さん。
まず当然のことながら、温泉はとびっきりの極上湯です。ヒノキの浴槽であることもあって、香りがよく、そもそも良い香りのする温泉との相乗効果でテンション上がること間違いなし。
さつきさんは、割烹旅館とあるとおり食事が最高で部屋食。
すごく小さい旅館とあって、人目が気になることもなく、温泉や食事を楽しめると思います。
注意点としては、温泉街などはないこと、貸切温泉ではないこと。
とはいえ素晴らしいカップル温泉になると感じています。
2食付き2万円程度〜だけど、東京で食べたら2万円くらいのお値段がするお食事かと思います。
詳しい様子は「割烹旅館さつき 宿泊記ブログ」に。
2. 湯川温泉「萬鷹旅館」(岩手県)
萬鷹旅館さんは、湯川温泉というところにある旅館で、すっぽん料理が楽しめる温泉宿です。
温泉地は山の中なので、「秘湯」といった雰囲気。しかし湯川温泉を知る人はほとんどいないと思うので、そんな意味ではかなりの穴場。
なぜカップル温泉でオススメかというと、すっぽん料理が絶品なのはもちろんのこと、食事が部屋食であることと、温泉が24時間いつでも貸切OKなところです。
温泉は日本でもトップクラスに優しいタイプなのではないか?といった感じの塩化物・硫酸塩泉で、美肌効果も抜群であることもあって、女子ウケは間違いなく高いかと。
2食付き17000円程度〜で、こちらも東京で食べたら食事だけで同じ値段となるはず。
詳しくは「萬鷹旅館 宿泊記ブログ」に。
3. 瀬見温泉「ほてい屋」(山形県)
瀬見温泉も、基本的には知る人ぞ知る温泉だと思います。
しかし素晴らしい温泉の湧くところで、湯川温泉と同じく塩化物・硫酸塩泉がかけ流し。
こちらは貸切温泉ではないのだけど、食事が部屋食であることと、2食付き9900円〜とコスパも抜群であること、部屋は清潔で居心地が良いことなどなど、カップル温泉にもオススメできる温泉宿だと思います。
注意点としては、見どころのようなものはほとんどないので、素朴な温泉旅を楽しめる…といったタイプのカップルでないと少し厳しいかな?とは思います。
しかしピッタリハマる人にはハマるといった感じの素晴らしい温泉旅ができるはず。
詳しい様子は「瀬見温泉 ほてい屋 宿泊記ブログ」に。
4. 湯野上温泉「民宿沼袋」(福島県)
湯野上温泉も素朴な温泉地で、民宿しかないといった全国的にも非常に珍しい温泉地。
個人的に、すごく好きな温泉地で、もしこの記事をランキングにするなら1位にしたかもです…。
というのも、素晴らしい食事が個室。素晴らしい単純泉かけ流しの温泉が、3カ所すべて貸切。というのが理由。
温泉街というものはないけど、自然豊かなところを散歩したり、古き良き日本を体感しつつ旅をしたいカップルならこれ以上のところはないと思っています。
また民宿とあって、2食付き1万円程度〜とコスパも抜群です。
詳しい様子は「湯野上温泉 民宿沼袋 宿泊記ブログ」に。
5. 湯岐温泉「和泉屋旅館」(福島県)
湯岐温泉(ゆじまた)は、知名度はかなり低いと思うけど、個人的に日本トップクラスに素晴らしい温泉地だと思っています。
「中風の湯」と呼ばれる温泉で、神経に作用するのが特徴。
僕の重症の不眠症も、この湯岐温泉では爆睡してしまったほど。また「ぬる湯」ゆえ、女子ウケが抜群なのもポイント。
この温泉地に宿は2つだけで、もう1つ山形屋さんがあって、どちらも素晴らしい宿だけど、カップル温泉という意味では、この和泉屋さんを推します。
理由としては、クオリティの高い個室食であること、難易度は高いものの混浴温泉があること。
そして湯治も可能なタイプの宿であるものの、清潔感もバッチリで、カップル温泉でもテンションが上がるかと思います。
もちろん周りには何もなく、豊かな自然オンリー。
この環境がOKならベストフィットすると思います。
詳しい様子は「湯岐温泉 和泉屋 宿泊記ブログ」に。
6. 飯坂温泉「なかや旅館」(福島県)
飯坂温泉は、有名な温泉地であるものの2食付き9350円〜の神宿…ということでご紹介。
貸切温泉などはないものの、食事は部屋食で抜群のクオリティ。
実は【2024年泊まって良かった温泉宿ランキング】という記事の中で1位にさせていただいた宿で、「ん、カップル温泉にもいいよな…」と思ったので、ここに加えることにしました。
この、なかや旅館の魅力は、飯坂温泉で最も小さな宿であること。
カップル温泉の特集記事などを見ると、大きめの旅館が紹介されていることが多いけど、実はこの小さな宿も魅力だと思っていて、その理由は「圧倒的なプライベート感」と「温かな接客」だと思っています。
ほかの旅行者と出会うこともほぼなく、自由な旅を楽しんでいる気分が最高…
詳しい様子は「飯坂温泉 なかや旅館 宿泊記ブログ」に。
7. 老神温泉「亀鶴旅館」(群馬県)
老神温泉は、寂れてしまった雰囲気もあるので「カップルで本当にオススメ??」と思われる方が多いと思います。
こちらも自然が豊かで、見るものといったら吹割の滝くらいかなと。(逆にそこが良い)
そしてこの亀鶴旅館さんは、貸切の極上温泉、個室ではないもののプラベート感があり、オシャレな食事、2食付き8000円程度〜とコスパも抜群。(通常プランは12000円程度〜)
またすぐ近くの「伍楼閣」さんもカップルに人気のある旅館で、混浴のある旅館。
というわけで、普通は「伍楼閣」さんをオススメすると思うけど、あえてここで「亀鶴旅館」さんを紹介したのは、先ほどの「なかや旅館」さんと同じく小さい宿でプライベート感がすごいため。
こちらも合う人には合うタイプで、良ければ2つのタイプの違う宿を比較してみるのも楽しいかと思います。
8. 塩原温泉「本陣」(栃木県)
塩原温泉の本陣さんは、魅力たっぷりな温泉民宿。口コミを見るかぎりすごくファンが多いようで、僕も実はブログの読者の方にオススメいただいて訪れています。
そしてこちらも圧倒的にカップルにオススメ。
理由は栃木でもトップクラスの名湯が24時間いつでも無料で貸切OK。そしてとびきりハイクオリティなお食事がテンションも上げてくれるはず。
食事は個室ではないものの、プライベート感は確保してくれているので「居心地が悪い」ということはないと思います。
また日本酒のメニューが豊富で、お酒好きカップルとかならさらにオススメ。
そして「またか…」と思われてしまうけど、こちらも小さな宿で、ご家族で経営されているところ。
やはりプライベート感が素晴らしく、「良い旅だった」の可能性がすごく高いです。
「東京から近いところで1つだけカップル温泉を紹介して」と友人に言われたら、今だったらこの「本陣」さんを紹介していると思います。
詳しい様子は「塩原温泉 本陣 宿泊記ブログ」に。
9. 日光湯元温泉「紫雲荘」(栃木県)
日光の極上湯といったら、この日光の奥地にある日光湯元温泉。
すぐ近くに源泉があって、鮮度も抜群な硫黄泉がかけ流し。
そしてこの紫雲荘さんは、女将さんのセンスがキラリと光る宿で、食事はもちろんのこと、館内の至る所がセンス抜群。
食事は部屋食で抜群のクオリティ、温泉は3つあり全てが無料で貸切OK!
ということで、カップルにオススメの温泉としてのポイントが全て詰まっていると思います。
余談として、僕が人生で1番美味しい朝食をいただいたのは、この紫雲荘さんで、ここでいただいたサンドイッチなどは本当に感動しました。
詳しい様子は「日光湯元温泉 紫雲荘 宿泊記」に。
10. 田沢温泉「和泉屋旅館」(長野県)
田沢温泉は、知る人ぞ知る温泉であり、この和泉屋さんはネット予約不可であることもあって、穴場の中の穴場温泉だと思っています。
温泉は飲泉もOKなレベル極上湯で「ぬる湯」。実はぬる湯が好きな女性はすごく多いのです。
あと食事は個室食で、こちらの鯉料理はとにかく絶品。
2食付き11000円程度〜とコスパも良好でありながら、部屋の清潔感は抜群で、食事のクオリティといい、間違いなくお値段以上…。
こちらも小さな宿で、周りは自然。この環境で「ぬる湯の極上湯」と「鯉料理」が好きならピッタリとハマる素晴らしい温泉宿です。
詳しい様子は「田沢温泉 和泉屋旅館 宿泊記ブログ」に。
11. 乗鞍温泉「ゲストハウス星空のあかり」(長野県)
もし上高地などの観光地を巡る予定なら、ゲストハウス星空のあかりさんがベスト。
上記の極上にごり湯が、いつでも無料で貸切利用できるのが最大のメリットです。
さらに館内はすごくオシャレで、まるで雑貨屋さんのよう。
注意点として、素泊まりゆえ「やや食事にありつくのが大変」な印象があるけど、しっかり準備しておけば問題はないと思います。
あと、実際に若いカップルが宿泊していて、滞在中すれ違いました。ほかにもカップルがたくさん宿泊してそうだな〜といった体感です。
素泊まり6000円〜とコスパも良好。
詳しい様子は「乗鞍温泉 ゲストハウス星空のあかり 宿泊記ブログ」に。
12. 伊東温泉「大東館」(静岡県)
伊東温泉の大東館は、温泉オタクの僕が人生で最もたくさん泊まったことのある宿。
そしてカップルが泊まっているのは、ほぼ見たことがないです…。笑
なんとなく公式サイトや、楽天トラベルのページを見ると、「ビジネスっぽい」や「温泉を楽しむだけ…」的な印象を受けるからではないからかと。
しかし、個人的にはすごくオススメで、理由としてはまず「貸切温泉が24時間いつでも無料」で使えること。
ほかには「部屋の快適さ、アクセスの良さ、コスパの良さ、温泉の極上さ」などなど。
夕食は付かない宿なので、夜は伊東の街に繰り出し、美味しいものをいただくといった温泉旅も最高だと思います。
朝食付きで8000円程度〜
詳しい様子は「伊東温泉 大東館 宿泊記ブログ」に。
13. 榊原温泉「味楽」(三重県)
こちらは貸切で使える温泉。全国トップクラスの美肌の湯です。
そしてこの味楽さんは「カップル温泉としてオススメして良いか1番悩むタイプの宿」笑。
しかしオススメの理由はあって、やはり上記の貸切温泉と、美味しい食事が個室でいただけるのがメリット。
さらに伊勢神宮の湯ごり(浄化)としての温泉地であったため、伊勢神宮からのアクセスはもちろん良いです。
お伊勢参りしてからの「味楽」さんコースは、かなり渋いけど、趣味・趣向が合えばカップル温泉としても神宿となるはず。
あくまでも「趣味・趣向が合えば」なので、「榊原温泉 味楽 宿泊記ブログ」でチェックしていただくことをオススメします。
あと「電話予約のみ」ということで、間違いなく穴場!
2食付き1万円程度〜
14. 湯平温泉「高尾荘」(大分県)
由布院温泉は知っている方が多いけど、湯平温泉を知っている方は少ないはず。
湯平温泉は、由布院のとなりに位置する温泉です。
そしてこの高尾荘さんは、ご夫婦で営む温泉宿で、上記の温泉など2つの貸切温泉があって、さらに食事は個室だったり部屋食だったりとプライベート空間も充実。
館内はリフォームしてあって、どこをとっても清潔だし、食事のクオリティの高さは驚くほど高いです。
また少しだけ街歩きのできる環境も魅力的。
もともと4つの共同浴場があったけど、2020年に大雨の被害ですべて停止していたのです。しかし現在は「湯平温泉 公式サイト」を見ると、1つだけ復旧されているとのこと。
あとこの周辺はホタルを見ることができるのです。
ボクが訪れたときも時期が良かったこともあって、しっかりとホタルを見ることができました!
2食付き13000円程度〜
詳しくは「湯平温泉 高尾荘 宿泊記ブログ」に。
15. 妙見温泉「ねむ」(鹿児島県)
妙見温泉は、鹿児島空港からのアクセスもよく、とにかく湧出量が豊富でドバドバ系の温泉がたくさんあるのがポイント。
この「ねむ」さんも、ドバドバ系の大浴場はもちろんのこと、無料で貸切できる温泉もありカップルにもオススメできるところです。
さらに食事は個室ではないものの、プライベート空間はしっかりと守られていて、オシャレかつクオリティの高い鹿児島料理がいただけるのがポイント。
この記事の中では、1番高級感のあるタイプで、温泉も食事も、どちらもガッツリ楽しみたいというカップルにオススメです。
2食付き15000円程度〜
詳しい様子は「妙見温泉 ねむ 宿泊記ブログ」に。
まとめ:カップルにも最高な温泉宿!
それではこの記事でご紹介した温泉宿をサクッとまとめて終わります。(リンクは宿泊記)
- 浅虫温泉 割烹旅館さつき(青森県)
- 湯川温泉 萬鷹旅館(岩手県)
- 瀬見温泉 ほてい屋(山形県)
- 湯野上温泉 民宿沼袋(福島県)
- 湯岐温泉 和泉屋旅館(福島県)
- 飯坂温泉 なかや旅館(福島県)
- 老神温泉 亀鶴旅館(群馬県)
- 塩原温泉 本陣(栃木県)
- 日光湯元温泉 紫雲荘(栃木県)
- 田沢温泉 和泉屋旅館(長野県)
- 乗鞍温泉 ゲストハウス星空のあかり(長野県)
- 伊東温泉 大東館(静岡県)
- 榊原温泉 味楽(三重県)
- 湯平温泉 高尾荘(大分県)
- 妙見温泉 ねむ(鹿児島県)
以上です。
それでは最後までお読みいただき感謝してます!
-
【保存版】「無料」で貸切できる極上温泉の安い宿【45選】
続きを見る