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四万温泉「積善館」宿泊記ブログ「過ごし方/本館との違い/観光情報あり」

積善館

こんにちは、温泉オタクのKOUです。

新しくなった積善館の本館に宿泊してきました。

むかしの湯治の雰囲気で値段も激安だったけど、今は値段も上がり設備もキレイになり、誰でも気楽に泊まりやすくなった印象です。

もちろん温泉は、飲泉もできるレベルで極上そのもの。

歴史ある旅館で、建物が入り組んでいて質問も多いので、記事後半に「よくあるご質問」ものせました。

ではさっそく。

本館2食付き1万円程度〜

 

積善館「本館」にチェックイン

あいかわらずの雰囲気の良さ。

昔から何度も通っているけど、どんどん時代に合わせつつパワーアップしているのがすごいですね。

この入り口のところは、元禄4年(1691年)に建てられたもので、日本でも最古の湯宿の建物。

300年以上前の建物が今でも残ってるって、とんでもなくすごいですね。

ちなみに奥にある高級タイプの「山荘」と「佳松亭」は、昭和になってから作られた建物。

サクッとチェックインを済ませ、300年前の階段を登りつつ部屋へと。

むかしは「いかにも湯治宿」という感じだったけど、廊下もかなりキレイになったな〜と。

 

積善館のお部屋「新しくなって心地良い」

部屋に到着。

オシャレ、清潔、歴史を感じる…と、最高な印象でした。

小部屋もあって、かなり広々。

広縁、と洗面所あり。

部屋からの眺めは、

このとおり、爽やか!

お手洗いは、部屋の近くにあってオシャレで最新の設備になってました。

お茶菓子は、地元の名産である花豆のチョコサンド。

アメニティもフル完備でエアコンも最新。

本館は300年前のお部屋だけど、かなり快適に過ごすことができますね!

 

積善館の温泉「飲泉可能な名湯。サウナあり」

 

積善館の温泉は3つ。

  1. 元禄の湯(1番有名。本館にある)
  2. 杜の湯(1番最新の設備。高級感。佳松亭にある)
  3. 山荘の湯(山荘にある。貸し切り)

むかしは「岩風呂」という混浴のお風呂があったけど、なくなったそうです。

これほど観光地になっているので、さすがに「混浴」はキツそうですからね。

ではまずは1番有名な「元禄の湯」へ

中に入ると…

この美しさ。(この写真は、公式サイトのフリー画像を使用)

浴槽によって微妙に温度が違いますね。

  • 温度が高い→湧出量が多い→鮮度が高い
  • 温度が低い→湧出量が低い→鮮度が低い

こんなイメージ。

どちらも魅力的だけど「温泉の質」という意味では熱めのところが、より極上湯のように感じました。

さらにこんな感じの蒸し風呂まで。

温泉の蒸気のミストサウナだから、すごく効果が高そうですね。

あっという間にあったまってしまって、長くは入れなかったけど、気分は爽快に!

飲泉所は、この元禄の湯の前にありました。

四万温泉は、昔から「胃腸に効果のある温泉」として有名だけど、飲んでみるとすごい胃腸の調子が良くなるから不思議。

いろいろなところで飲泉しているけど、かなり飲みやすい温泉に感じます!

杜の湯へ「最新の設備」

宿の中をクネクネと進んで、本館から佳松亭の方へ。

かなり迷路のように入り組んでいて、さらに階段しかないところもあるので、足の悪い方などはあまりオススメできないなと。

杜の湯の入り口。

中に入ると、あいかわらずの高級感と、極上温泉でした。

露天風呂も同じく極上。

本館の「元禄の湯」と比較しても同じくらいの極上に感じました。

もちろん「元禄の湯」は浴槽の小ささゆえの鮮度の高さがありますね!

では最後に「山荘の湯」へ。

山荘の湯「貸し切り!」

本館と佳松亭の間に位置するのが、この山荘。

貸し切りなので、様子をみつつ…という感じですね。

中に入ると、

こんな感じ。

元禄の湯に近いかな?という印象でした。

しかし換気がそれほどでもないので、すぐにのぼせてしまう…笑

冬は最高かもしれないけど、夏は少しキツイ印象でした。

泉質など

こちらは分析書。

  • 泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
  • 泉温:67.4度
  • ph:6.6(ほぼ中性)
  • 掛け流し、加水なし、加温なし、循環なし、消毒なし

源泉温度は、むかし積善館に来た時、本館の下に通すことで温度を調節しているというお話を聞きました。

それゆえ床暖房になっている部屋があるんですよね。

飲泉できますし、極上の温泉であることは確かですね。

 

積善館のお食事「オシャレでレベル高い。お酒は割り高?」

食事はオシャレになった会場「積善や」さんで。

お酒は券売機で事前購入。

正直「お酒は割高かな?」という印象…笑

ご飯、お味噌汁はセルフサービス。これは以前から同じ。

お弁当は3段なので順番に。

まず1つ。

2つ目。

3つ目。

茶碗蒸し。

これにお蕎麦。

ご飯とお味噌汁は食べ放題。

オシャレ感と味がパワーアップした印象でした!

では朝食へ

さらに、

サラダ、鮭、ヨーグルトなど。

これにご飯とお味噌汁がつく感じ。あとおかゆも!

全体的にすごくクオリティの高いお食事だけど、特に朝食のレベルが高いような印象でした!

 

 積善館でよくあるご質問

ぶっちゃけ古い建物は怖い?

ネット上に「積善館怖い…」という話があったので…。

むかしは確かに、建物がやや薄暗く「何か出そう…」と思う方が多かったかもです。笑

しかし、今は完全にリフォームされて、そういった印象はほぼゼロになったと思います。

 

積善館でオススメのすごし方は?

知り合いに積善館での「オススメのすごし方」を聞かれるのでサクッと。

  • チェックイン前→四万温泉を観光、積善館のカフェを利用もOK
  • 15時→チェックイン
  • 15:30〜17:30→2つの温泉を巡る
  • 16:00→火・金曜は歴史ツアーあり
  • 18:00→食事
  • 20:00→最後の1つの温泉を巡る(オススメは夜景のキレイな杜の湯)
  • 21:00→積善館の夜景を楽しむ
  • 翌7:00→元禄の湯(朝は日差しが気持ち良い)
  • 8:00→朝食
  • 10:00→四万温泉の共同浴場を巡る(オススメは近くの河原の湯

四万温泉、積善館の歴史に詳しくなりたい方は、歴史ツアーのある火曜日、もしくは金曜日に来るのがオススメ。

ボクもむかし参加したけど、むかし盛んだった湯治の文化などに感銘を受けた記憶があります。

ちょっと記憶を辿ると…

病気がどうしても治らない人が四万温泉にきた。

そのほとんどの病気が治ってしまって、40000の病気が治ってしまうから「四万温泉」となった。

行きは背負ってもらって訪れたけど、帰りは歩いて帰ることができた。

と、こんなようなお話が聞けました。

四万温泉は山奥ゆえ、むかしはかなりここまでくるのが大変だったようですね。

「今は高速使えばあっという間だな〜」と、感動と感謝の気持ちなったことを覚えています!

 

草津温泉の「上がり湯」って聞くけど?

コレ、めっちゃオススメです。というのも、

  • 草津温泉→強酸性
  • 四万温泉→ほぼ中性、硫酸塩泉

まったく違う泉質で、イメージとしては

  • 草津温泉→ワイルド、荒治療、泉質が強い
  • 四万温泉→優しい、癒し

こんな感じで、草津温泉の帰りによると「効果が倍増する」ように感じます。

むかしの人は、草津温泉が効果ありすぎで荒れてしまった肌を治すために四万温泉に寄ったそうです。

車だと片道1時間くらいだけど、もし余裕があるなら「草津温泉に寄ってから四万温泉へ」というのは、温泉の効果を実感するのには最高です。

» 草津温泉〜四万温泉のルート(Google マップ)

 

おまけ:近くの極上湯へ日帰り入浴(河原の湯)

四万温泉 共同浴場

こちらは積善館から徒歩30秒くらいのところにある共同浴場「河原の湯」

四万温泉 共同浴場

泉質は積善館と同じだけど、源泉が違うのでまったく違う温泉のように感じます。

ボクの感覚では、より鉄分が多いように感じて、鮮度も積善館以上に感じるほど。

間違いなく群馬でトップクラスの名湯だと思います。

コップが置いてあるとおり「飲泉」が可能なところも名湯である証拠!

積善館の温泉が「あ〜すごい温泉だな〜」というのに対して、この河原の湯は「感動して何も言えない‥」といった気分です笑

基本、無料だけど寸志で募金箱あり。

営業時間が9:00~14:00までなので、そこだけご注意を!

» 河原の湯

 

まとめ:四万温泉「積善館」宿泊記ブログ

 

歴史を感じつつ、たくさんの見どころがあるので、滞在中に「飽きる…」という感情が一切おきないところは魅力ですね。

それを踏まえつつ「こんな方にオススメ!」をまとめてみました!

  • 良い思い出をつくりたい
  • 湯治レベルの極上湯に入りたい
  • ひとり旅、カップル、ファミリーOK

むかしに比べると、ひとり旅は減っている印象でした。

しかし、もともとが湯治宿の文化があったこともあって心地悪さはゼロ(ボクはひとり旅)

あと注意点は、階段が多いのでお年寄りには少しキツイかも…という印象です。

もちろんそれ以外は、「やっぱり積善館すごいな…」と、楽しい滞在となりました!

それでは終わります。最後までありがとうございます。

 

近くの「もりまた旅館」さんもオススメ温泉宿です。

部屋食で温泉のクオリティも高く、1万円を切るコスパ。

もりまた旅館
四万温泉「もりまた旅館」宿泊記ブログ「心温まる飲泉可能な極上湯の温泉宿」

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  • この記事を書いた人
温泉桶

KOU

「温泉オタクKOU」の温泉ブログ。 温泉で、アトピーが完治するという不思議な体験をして、温泉にどハマり…。笑 現在、湯治とリモートワークを中心に温泉宿に年間50泊ほど宿泊。 泊まって良かった宿だけをブログにまとめています。 温泉の素晴らしさ、魅力が伝わればとの願いを込め、ブログ&Twitterで発信中! 月/最高88万pv

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