こんにちは、温泉オタクでKindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者KOUです。(プロフィール、X)

と、こういった方の参考になるようにまとめました。
ちなみにボクの経歴としては、「奇跡のかけ流し温泉」という本も書いていますし、日本でトップクラスにかけ流し温泉を愛している人間の一人です。
そして「かけ流しの温泉」も2000ヵ所近くは入ってきました。
その結論をまとめたのが本記事になります。
なるべくわかりやすく簡単に、しかし有益な温泉の情報を含みつつ解説していきますね!
また記事の後半では、「かけ流し温泉の魅力に気づく方法」や「最高のかけ流し温泉に出会う方法」なども解説しています!
【簡単】かけ流し温泉と天然温泉の違い→「すべて天然。入浴剤と区別!」
これって実はすごく簡単だけど、友人・知人に聞かれるのでサクッとお答えすると、
「温泉はすべて天然です」という当たり前の答えになります。笑
じゃ、なんで「天然温泉」という言葉があるかというと、それは「入浴剤」と区別するため。(または「鉱石(バドガシュタイン)などを利用したお風呂)
なので自然に湧いている温泉は、当たり前だけど、すべて「天然温泉」です。
この天然温泉をかけ流している。というのが「かけ流し温泉!」。
ではここからは、「かけ流し温泉」について解説してみます!
かけ流し温泉「種類はたくさんある」
かけ流し温泉の5種類のまとめ
まだ色々あるけど、あえて5つに絞りました。
- 循環・消毒ありのかけ流し(質は落ちる)
- 消毒ありのかけ流し(都会のスーパー銭湯はこれが多い)
- 加温かけ流し(冷鉱泉でよくある)
- 加水かけ流し(ほとんど泉質にダメージはない)
- パーフェクトなかけ流し(もちろんこれが最高!湯治レベル)
ざっくりこんな感じで、もちろん「5」が最高です。
ちなみにこのブログ記事でご紹介している温泉は4と5に当てはまる温泉が99%を占めています。
源泉かけ流し?、温泉かけ流し?
結論、「ほとんど気にしなくてOK」だと思っています。
いろいろな表記はあるけど、法律で定義は定まっていないとのことです。
とはいえ「源泉かけ流し」の方が、温泉の質が高いことが多く、先ほどの「4」「5」に当てはまる温泉が多いです。
また「源泉かけ流し」となっていても循環・消毒かけ流しのところもあります。
例えば、埼玉県に「消毒なし」の掛け流し温泉はないけれどGoogleで「埼玉 源泉かけ流し」と検索すると、たくさん見つかります。
温泉の引湯はわりと重要
- 自然湧出(これが最高!)
- 掘削湧出(人工的に温泉を出す。質は落ちる)
掘削湧出は(くっさく)、別名で動力揚湯(どうりょくようとう)と呼ばれたりもしていますね。
これはすごく不思議なんだけど、自然湧出の温泉の方が、効果も大きいし、気持ちよさも「上」なのです。
あまりこのことについて語っている人は少ないけど、2000ヵ所ほどの温泉に入ってみた感想としては間違いのないことです。
あと、昔から有名な湯治場では自然湧出が多いのも特徴。
それゆえ、同じ温泉地の源泉でも、なるべく古くからある源泉の方が効果が大きいことが多いです。
これはとにかく不思議だけど、なぜかそうなのです。
古い源泉(読み飛ばして…笑)
よく温泉地には1号泉とか3号泉って書かれてあることがあるのです。
1号泉が古くからある源泉の場合、やっぱり1号泉の方が調子が良い。
草津温泉の場合、湯畑源泉は昔からあるけど、万代鉱源泉は比較的、新しく発見された泉質。
と、不思議だけど、なぜか湯畑源泉や白旗源泉の方が効果が大きい…ということはありますね。
かけ流し温泉のデメリットは
まずデメリットとして、清潔感が…とか温度調節が困難。と言われることもあります。
とはいえ、「清潔感が気になる」という場合、必ずといっていいほど「湧出量が少ない」ので、現代では循環・消毒ありのかけ流しとなっているので、その心配はほとんどないと思っています。
また温度調節についても、そんなに気にすることはない。というのが2000ヵ所ほどまわってみた感想です。
余談:最高のかけ流し温泉について!!
では、どんな「かけ流し温泉」が最高なの??と思われるかと思います。
というわけで、結論をサクッとまとめてみます。
- パーフェクトかけ流し(循環・消毒・加水・加温なし。このサイトではパーフェクトと呼んでいます。ボクの造語)
- 湧出量が多い(温泉オタクはドバドバ系と呼んでいます)
- 浴槽が小さい(この方が鮮度が高い。温泉の鮮度はかなり重要)
- 湧出温度と浴槽温度が近い(あまり温度を変えない方が気持ち良い)
- 足元湧出(酸素に触れないので、最高の鮮度。全国的にもかなりレア)
これについて詳しくはKindle本「奇跡のかけ流し温泉」に書いています。
「飲泉OK」はすべて極上のかけ流し
「飲める」ということは、もちろんパーフェクトなかけ流しでないと実現はできないです。
なので「飲める温泉」=「極上のかけ流し」であることは間違いなし。
この飲める温泉は下記でマルっとご紹介しています。
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飲泉OK温泉=感動のかけ流し法則【全国飲める温泉宿ガイド】
続きを見る
かけ流し温泉の魅力に気づける5つの温泉!
「これは特にわかりやすくすごいかな〜」といったものを5つです。
- 足元湧出のかけ流し→鮮度が抜群
- 自然湧出かけ流し→効果が大きい
- 飲めるラジウム温泉かけ流し→驚く!
- 飲めるラジウム温泉かけ流し(ぬる湯)→驚く!
- ドバドバかけ流し→エネルギーがすごい
ではそれぞれ、個人的に好きな温泉地をベースにご紹介してみます。
湯岐温泉「足元湧出。鮮度が抜群!」(福島県)
この湯岐温泉「山形屋旅館」さんの温泉は、岩のすきまからプクプクと温泉が湧く名湯です。
昔から「中風の湯」と呼ばれていて、神経に作用するのが特徴。
昔はもっとぬるかったそうだけど、東日本大震災の影響で、非常にちょうど良い39度くらいのぬる湯の温泉になったという奇跡的な温泉でもあります。(震災で一度、温泉が停止したそう)
この温泉は、足元湧出ゆえ「空気に触れない」つまり鮮度が抜群なので、効果もとにかく大きいです。
重症の不眠症のときでも爆睡できたし、翌朝の体調の良さは驚くほど。
山形屋さんは、食事や部屋の心地よさも最高なので、そんな意味でオススメの宿でもあります。
「湯岐温泉 山形屋旅館 宿泊記」も書いています。
2食付き1万円程度〜
角間温泉「重力で引湯。自然湧出!」(長野県)
こちらは角間温泉「越後屋旅館」さんの温泉。
明治時代につくられた建築あることもあって、温泉は重力による引湯をしています。
やっぱり温泉は、人工的なものをできるかぎり使わないことが、極上湯のポイントと思える温泉で、この美肌効果は間違いなく全国トップクラス。
肌がキレイになる様子は感動そのもので、イメージは「肌が健康になる」といった感じ。
昔から肌がキレイになることで伝説にもなっているけど、ボクはアトピーもちゆえ調子が悪くなることも多いけど、毎回驚くほど肌が健康になります。
人気もあり、予約が取りにくい…ということもあるかもしれないけど、角間温泉はすべての宿が魅力的…ということもあって、どこで泊まっても「失敗した…」とはならないはず。
詳しくは「角間温泉 越後屋旅館 宿泊記」で語っています。
2食付き1万円程度〜
三朝温泉「飲めるラジウム温泉!」(鳥取県)
こちらは「三朝温泉 桶屋旅館」さんの温泉。ここの温泉はとにかくすごい…
そして、そのすごさは、もしかしたらこの温泉のルックスだけでも伝わってしまうかも…といったほど。
この温泉は強烈なラジウムが発生していて、あったまる前に汗が吹き出し、隣で休んでいても汗が止まらない…といった温泉。
温泉の効能としてのインパクトは、この桶屋さんの温泉が最強クラスだと思います。
また、奥にはヒシャクが置いてあって「飲泉」できるスペースも。
館内は、昭和の感じで、部屋も落ち着いた感じで食事は美味しい定食といったスタイル。
プチ湯治などでも、すごい効果を発揮してくれる温泉だと思っています。
詳しい様子は「三朝温泉 桶屋旅館 宿泊記」の方に。
2食付き1万円程度〜
日の出温泉「飲めるラジウム温泉!ぬる湯」(山梨県)
日の出温泉も、同じく飲めるラジウム温泉。しかし「ぬる湯」であることがポイントで、。印象もまったく違った感じの温泉です。
「人生で一番気持ち良い温泉は?」と聞かれたら、間違いなく「日の出温泉!」と即答してしまう…とそんな魅力を持った温泉です。
36度くらいで永遠に入れるような温度で、温泉は不思議なふわふわ感があるのです。
永遠に入れる温度ということもあって、実は1泊で10時間ほど入浴してしまったことがあるほど。
また日の出温泉は、東京からのアクセスが抜群で、石和温泉駅から徒歩10分ほど。
食事も美味しく、部屋も非常に快適です。
「1泊で最高に癒されたい…!」といった方にも最高にオススメです。
詳しい様子は「日の出温泉 宿泊記」の方に。
2食付き13000円程度〜
妙見温泉「ドバドバ系。鮮度抜群!」(鹿児島県)
妙見温泉は、日本でもトップクラスにドバドバ系の温泉が多い温泉地で、どの旅館、どの日帰り入浴でも、たいていはものすごい量がドバドバかけ流し。
上記は「ねむ」さんという宿で、浴槽が小さいこともあって、鮮度抜群は間違いなし。
また東京の人は「鹿児島の温泉=遠い」というイメージを持っている方も多いけど、実は鹿児島空港からバスで20分。という好アクセス。
ねむさんは、全ての浴槽がドバドバかけ流しで、貸切温泉もドバドバかけ流しで、さらに別源泉の「ぬる湯」まであって、温泉のデパートのようなイメージも。
食事も素晴らしく、2食付き22000円程度〜
極上温泉を満喫したい方にオススメの宿です。
詳しい様子は「妙見温泉 ねむ 宿泊記」の方に。
また湯治タイプでコスパよくということでしたら、近くの「楽園荘」さんも暮らすように温泉に入れるといった素晴らしい宿です。
「かけ流し温泉」にこだわるオススメ温泉本!
もしこの記事でご紹介しているような温泉を本で…ということなら、弁護士で温泉博士でもある小林先生の著書がオススメ。
第2作と第3作は3000円ほどするかなり高価な本だけど、「かけ流しに特化」という意味では最高の本だと思っています。
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とびきりすごい名著「続・とっておきの源泉かけ流し445湯」をレビュー!
続きを見る
まとめ:温泉オタクが「かけ流し温泉」を完全解説!
ではサクッと簡潔にまとめつつ終わりますね!
- 温泉はすべて「天然!」→天然でないものは入浴剤。または鉱石
- 「かけ流し」といっても種類はある
- 「源泉かけ流し」と「温泉かけ流し」定義はない。しかし源泉…のほうがクオリティが高いことが多い
- 自然湧出は効能も気持ちよさもすごい(対義語は、掘削湧出や動力揚湯)
- 古い源泉のほうが良い温泉であることが多い
- 最高のかけ流しは→パーフェクトかけ流し、湧出量が多い、浴槽小さい、源泉に近い温度、足元湧出、飲泉OK
と、こんな感じで以上です!
ちなみにこのサイトやボクのYouTubeでは、極上のかけ流しに特化して発信をしています。
いろいろと見ていただければ、お気に入りの温泉も見つかるかなと思っています。
またこの記事はちょっとややこしいので、YouTubeのほうがわかりやすい…ということもあるかなと思っていて、ボクが自分で語っています⬇️
それでは最後までありがとうございました!