先日、岩手県の名湯で名高い「大沢温泉」の自炊部に宿泊してきました!
この自炊部に宿泊するのは、2回目。
やはり何度泊まってもいいところです。
その魅力と、注意点をまとめつつご紹介できればと思います!
岩手県【大沢温泉】自炊部宿泊記ブログ「部屋はうるさい?アメニティは?」
すごい人気の湯治宿ということだけあって、ロビーもすごく賑わってました。
チェックイン!
その後、スタッフの方が部屋まで案内してくれます。
「なぜ案内?」
というと、かなり館内は広くて、入り組んでいるから。
おそらく案内していただかないと、迷ってしまう方が多数出てきてしまうはず。
非常に趣のある館内を進むと、部屋に到着!
部屋の様子
こちらが部屋。古さはもちろんあるけど、いたって清潔なのでご安心を。
部屋からの眺めは、
ものすごい大自然に囲まれていて「気持ち良すぎる」。
気になるアメニティは?
これはわかりやすくまとめてみます。
- テレビあり
- 冷蔵庫あり
- お茶とお湯あり
- 歯ブラシ、タオルなし
- 浴衣あり(必要か聞かれます)
- 部屋に鍵はなし!!(内側からはかけられます)
ふとんはすでにシーツを敷いてくれてあるので、サクッと自分で敷くだけ。(これ嬉しい!)
トイレまでは、徒歩10秒くらいかな。
不気味さ、オバケが出そうとかそういうことはない笑
たまに聞かれますので‥笑
建物は古くもキレイですし、人気の宿ゆえにたくさんのかたが宿泊されています。
なので、そういった感じは全くといっていいほどないです。
逆に快適そのもの。
部屋がうるさい!って本当?
これはある意味ホントです。
古い建物なので、隣の部屋の声やテレビの音はわりとよく聞こえます。
しかし近くには、皮が流れていますし、鳥のさえずりも聞こえます。
なのでそこまで気にならなかったです。(ちなみに僕は聴覚過敏でもあるんです)
とはいえ隣のおっちゃんがイビキをかいたらおそらく最悪。笑
もし気になる方は、耳栓を持っていくことをオススメします。
聴覚過敏の僕がオススメする耳栓は下記でご紹介しておきます。
僕は普段、この耳栓を常に持ち歩いています。
温泉は3種類

出典:大沢温泉公式サイト
3つあるので、絶対に退屈しない!そんなところも魅力的かと。
では具体的に3種類を。
- 大沢の湯(混浴露店。女性専用の時間あり)
- 豊沢の湯(半露天。モダンな造り)
- 薬師の湯(内湯。レトロな造り)
僕は大沢の湯が最高すぎて、ここばかり入っていました。
ちなみに女性限定の時間あるものの、女性には少し不利かなと。
とはいえ、他の温泉が立派なので問題はないです。
大沢温泉の泉質と効能
ではまずは成分分析書を。
重要なところをまとめてみます。
- アルカリ性単純泉
- 泉温:51.2℃
- PH:9.0
- 加水、加温、循環、消毒全てなしのパーフェクト温泉!
すごい名湯であることは、間違いないです!
入ってみた感想
ここの温泉の特徴はなんといってもツルツル感。
女性受けがいいんじゃないかな〜というのが、僕の感想です。
PHが「9」でアルカリ度はけっこう高めです。
それゆえ「優しい温泉」というより「やや刺激的な温泉」という印象かな。・
温度もやや熱めでした。
それにしても、自然に囲まれた環境で、名湯につかるのって本当に気持ちが良いですね!
お食事は?
自炊施設があるので、そちらで調理も可能です。
こんな感じ!
でも利用している人はほとんど見かけず。
皆さん料理屋さん「やはぎ」で食事をされている印象です。
湯治宿でこういうお食事処があるのは本当にありがたい限りだな〜と。
メニューも豊富で、人気があるのはお蕎麦。
僕はせっかくなので「ひっつみ定食」をいただくことに。
こちら880円。
ひっつみというのは、岩手の名物で、蕎麦粉を混ぜたすいとんのようなもの。
豚汁とすいとんのハイブリッドのような感じかな〜。
落ち着く味ですごく美味しかったです。
買い物もできる
売店もあって、卵、納豆、インスタントラーメン、お酒など、いろいろと揃います。
なので、連泊するときは、これを利用するのもアリかもですね。
お酒の値段だけちょい高。
あとは普通のお値段でした。
注意点とこんな方にオススメ!
注意点としては、館内はわりと広いのでけっこう歩く必要があります。
注意点は基本それだけ!
ではオススメな方を。
- コスパ良く旅がしたい
- 古き良き湯治文化に触れたい
- 自然の中で休みたい
- とにかく名湯に入りたい
こんなところかと思います。
人数は、一人でもグループでも全く問題ないかと。
実際、一人旅の方もけっこういましたし、グループの方もたくさんいました。
とにかく人気の宿ですからね!
避けては通れない!イーハトーブ!
もし近くで寄り道をするなら絶対オススメなのが「宮沢賢治記念館」
岩手の方は本当に「宮沢賢治」を大切にしていますね。
特にここ花巻は宮沢賢治の出身地ということもあって特にその印象が強いです。
ちなみに宮沢賢治はここ「大沢温泉」湯治もしにきています。
イーハトーブというのは、宮沢賢治のつくった言葉で、「岩手」と「理想郷」を合わせたようなもの。
中田あっちゃんの宮沢賢治の動画がすごい!
「銀河鉄道の夜」を中田あっちゃんが解説した動画があります。
僕は、この動画を見て本当に感動してしまった。
あっちゃんすごすぎるよ!
この動画を見ると、さらにこの大沢温泉を楽しめるかもです。
近くに名湯あり
すぐ近くには、「鉛温泉」があります。
ここもものすごい名湯!!
この「白猿の湯」では、1メートルほどの深さのある浴槽の底からコンコンと温泉が湧いています。
つまり全く空気に触れることのない温泉。
とにかくこちらも名湯中の名湯といった印象です。
詳しくは、下記の記事でまとめています。
-
-
鉛温泉【藤三旅館】日帰り入浴記ブログ「混浴の名湯!白猿の湯!」
続きを見る
まとめ:岩手県【大沢温泉】自炊部宿泊記ブログ
この自炊部、1泊3000円ほどです。
こういう素晴らしい文化が残っていて本当に感動するほど。
こんなの世界中探しても、日本にしかないんじゃないかな〜
僕の知る限りではないです。
古き良き日本をヒシヒシと感じつつ、名湯を楽しむのは「日本に生まれて良かった」
と心の底から思わせてくれるものがあります。
ぜひこの素晴らしい湯治場に行ってみてください!