こんにちは、温泉オタクでKindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者KOUです。
「東京から近いところで極上の温泉に入りたい」と思った時に、間違いなく候補に上がるのが、山梨の温泉。
そんななか、温泉オタク的にも、山梨でトップクラスの極上湯、いや日本トップクラスの極上湯と思ったのが、この弘法湯さん。
宿の方(女性オンリー)の温かいおもてなしもあって、素晴らしい滞在となりました。
この弘法湯さんの特徴は「ぬる湯」で「ぬる湯」の魅力についてもサクッと語りました。
2食付き12000円程度〜(部屋に高級感あり。部屋食なのでかなりコスパも良いですね)
まずは湯村温泉をサクッと
湯村温泉って、知名度はそれほどでもないかな?と思ったので、コンパクトにまとめてみました。
- 甲府駅から徒歩3キロほど
- 約1200年前に弘法大師に発見により開湯(弘法大師の発見した温泉って日本各地に。すごい…!)
- 武田信玄の隠し湯として知られる。傷ついた兵をここで湯治
- 豊富な湯量。泉質は弱アルカリ性低張性温泉(ナトリウム・カルシウム塩化物泉)
- 効能には神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性などがある
- 太宰治が愛した温泉
- 美肌効果がすごい、湯冷めしにくいと評判
立派な温泉街があるとか、そんなことはなく、ひっそりと、しかし極上の温泉がドバドバとかけ流されていて、駅近でもある。といった魅力を持った温泉地ですね。
では「弘法湯」さんへ。
湯村温泉「弘法湯」さんにチェックイン
到着すると、明るくお話の楽しい女将さんに案内していただきました。
ひとり旅とかでも、すぐリラックスできるような方で、すごく魅力的な方。
女性用の温泉の前を通って部屋へと。
湯村温泉「弘法湯」さんのお部屋へ
建物は年季が入っているものの、部屋はピカピカで、空気まですごくクリーンな感じ。
布団は食事の後に敷くスタイルだそうだけど、女将さんに「今日はスタッフがひとり休みなので、先に布団を敷いてしまって良いですか?」とのことで、先に敷いていただきました。
ふかふかな羽毛布団で、真冬でもバッチリあったかいタイプ。
部屋にお手洗い完備。まるで高級宿のよう。
広縁もいい感じ。
外は川が流れていて、これもいい感じで、空気がクリーンな感じがするのは、この「川」のおかげもあるのかなと。
お茶菓子とお茶。お茶を淹れていただけるそうだけど、「カフェインに弱くて…」ということで、白湯を飲んでました。笑
部屋にアサヒのビール大瓶が5本。1本830円。
アメニティもフル完備。部屋の入り口には、
こんなスペースまであって、まるでかなり高級な宿の雰囲気でもありました。間違いなくお値段以上の宿だと思います。
では温泉へと。
湯村温泉「弘法湯」さんの温泉「日本屈指の極上ぬる湯」
いわゆるドバドバ系で、山梨ってこんな感じのすごい温泉が多いですね。この周辺以外でこんな温泉はめったに見ないほど。
「排水が大変」みたいな情報も見たけど、これは確かに…。それにしてもカラダが清められてくるのがヒシヒシと感じるような温泉…。
シャワーも完備。
「ぬるい!」→「そこがいい!」
女将さんに「ここのぬる湯すごく良いですね」とお話しすると「昔はぬるいことに引け目を感じていまして…」と。
もしかしたら昭和の頃とか「温泉がぬるい!」と怒る客が多かったのではないかと勝手に思っていました。
さらに女将さんは「今は温泉を自然のままをキープしてまして。ぬる湯を喜んでいただけるのは嬉しいです」と。
さらに「ネットでぬる湯の魅力を発信してくれる人が多くて感謝している…」と。
というわけで僕も、この最高のぬる湯の魅力をガッツリと紹介したいと思います。笑
まずは入ったイメージだけど、
- 最初の5分;ぬるい。気持ち良いけど、寒くて出れない…笑
- 20分:かなりほかほかと温かい。これなら普通に温泉から出れる
- 40分:気持ちよくて気を失う笑。女将さんも温泉に入ると寝てしまうらしい笑
- 90分:もうカラダが熱いので出たい!
例えば近くの「日の出温泉」や長野の極上ぬる湯「沓掛温泉」でも、「もう熱い」とはならないので、珍しいタイプのぬる湯だな〜と。
その理由は、泉質にあって「塩化物泉」だからだと思います。
ぬる湯の効果に驚く
例えば「日本一周3016湯」という温泉の名著を書いた高橋一喜さんも「好きな温泉はぬる湯」とどこかで書かれていました。
あと間違いやすいことで、「ぬる湯」は「ぬるめの温泉」ではなく、そもそも40度以下のぬるい温度で湧いた温泉のこと。
ポイントは「自然のまま」ということで、人間が手を加えて温度を下げたのとは違うのです。
それでは今回もハッキリと感じた「ぬる湯」の効果を。
- 体調、肌の調子、普通の温泉以上に効果を感じる
- 湯上がり、しばらくカラダ軽い
- 翌日、寒さに強くなってる…
- 1泊で最も効果を発揮するのは「ぬる湯」
今年の夏に新潟のぬる湯「駒の湯山荘」に出かけたけど、1日で夏の疲れを一気に回復してくれました。
もし「プチ湯治したいけど、2泊は時間ない。1泊でプチ湯治したい」みたいな時に、最高なのが間違いなく「ぬる湯」。
さらに詳しく「ぬる湯」の魅力を知るなら、この植竹さんの著書「からだがよろこぶ!ぬる湯温泉ナビ」がオススメ。
成分表など
成分表がいらないほどの名湯だけど、あえて載せておきます。
- 泉質:ナトリウム・塩化物泉(これゆえあったまる)
- ph:8.2(弱アルカリ性。優しいタイプ)
- 泉温:37.2度
- 湧出量:167リットル/分(いわゆるドバドバ)
「37度であったまるの?」というと、不思議なことに長い時間入っているとあったまってくるから不思議。
しかも疲れは飛んでるし、肌はキレイになっているし、カラダが浄化した気分だし…
とにかく最高です!
ちなみに24時間OK!の温泉でもあります。あと貸切温泉もあって、
こちらは小ぶりでさらにドバドバ。もちろんこちらも無料で貸切OKの温泉!
湯村温泉「弘法湯」さんのお食事「部屋食でお値段以上かと」
こちらをお部屋にご用意いただきました。やっぱりこの価格帯でお値段以上かと。ちなみに少食ということもあって、リーズナブルプランで予約しています。通常プランだと、あと3品多いとのこと。
食前酒が甘すぎることなく、自家製だとわかるお味で美味しい。
小鉢もすべて手作りだそうで、どれも美味しい。
山梨に海はないけど、お刺身も美味しく。
天ぷらはあとから持ってきていただきました。
ちゃんこ鍋のようなお鍋もいいお味。
ご飯もたっぷり、お吸い物も絶品。こちらも後から持ってきていただきました。
最後にデザートを。今回リーズナブルのプランだったけど、少食の僕がギリギリ食べれるくらいなので、普通の方は通常のプラン(これに3品プラス)の方が良い方もいるかと思います。
個人的には大満足で、ちょうど良い量でした!
朝食もお部屋でありがたいかぎり
布団をパッと片付けて、こちらを準備していただきました。
お味噌汁は、お鍋でたっぷりと。
梅干しもたっぷりと用意いただき、お湯も新しく持ってきていただきました。
おまけ:周辺を観光するなら…【徒歩圏内】
個人的に良かったところをサクッとまとめてみました。
今回、電車だったので、すべて徒歩でも行けるところばかりです。
宿の方に「徒歩でオススメの観光ありますか?」とお聞きしたら「う〜ん、車社会なので」とのことだったけど、なんとなくいくつか見つかりました。
武田神社
この武田神社は、甲府駅からまっすぐ歩いたところに。とても清々しいところで、甲府駅は、この武田神社の表参道につながる位置というイメージで作ったはず。
弘法湯さんから歩いて3キロちょっと。散歩好きじゃないと少しキツイかもですが、歩いていて気持ちの良い道でした!
草津温泉「群馬…ではない!」
群馬…ではなく「山梨」の草津温泉へ♨️
甲府駅から2キロほどのところにある極上湯
ラドンを含む塩化物泉が掛け流しで、ガッツリあったまるので「冬」にも最高すぎる印象でした
街中にこんな極上湯がたくさんある甲府すごい… pic.twitter.com/8TXVNy3VbG— KOU♨️かけ流し温泉ブログ【温泉に行きまくってる人】 (@kou_onsenzanmai) November 27, 2024
こちらのポストをしたとおり。弘法湯さんからは、駅の反対側になってしまうけど、ここの「熱い湯」は甲府でも最高の泉質だと思っています。
弘法湯さんは「ぬる湯」なので、また違った性格の温泉に入るのも楽しいところ。
また草津温泉〜弘法湯へは、3.5キロほど。歩くと、
こんな感じに川の近くをほのぼの散歩しつつ行けるので、チェックイン前とかにオススメかな。
おまけ2「ぬる湯」の温泉をさらに気持ちよく…
ぬる湯の温泉って、ちょっとした工夫で、さらに心地良くなるとも思っているのです。
チェックイン前に散歩しているのも、実は理由がありまして…
- ぬる湯に入る前に、少し運動すると心地よい(疲れをガッツリ取ってくれる感じが快感。笑)
- ぬる湯とビールは相性が良い
と、「ちょっと疲れが溜まってるかな?」といった時の方が、ぬる湯のありがたみを感じるはず。
さらに「ぬる湯」と「ビール」は最高の相性だと思っていて、「ビールが美味しい温泉の法則」といったエッセイを書いたこともあるほど。
湯村温泉「弘法湯」さんのアクセス情報など
項目 | 内容 |
---|---|
住所 | 山梨県甲府市湯村3丁目16-16 |
電話番号 | 055-252-2261 |
駐車場 | あり(無料) |
最寄り駅 | JR甲府駅 |
駅からのアクセス | 甲府駅北口からタクシーで約10分、またはバス「湯村温泉入口」バス停下車徒歩約3分 |
車でのアクセス | 中央自動車道甲府昭和ICから約20分 |
甲府駅から歩くことも可能で、3キロちょっと。(グーグルマップ)
まとめ:湯村温泉「弘法湯」宿泊記ブログ
では最後に「こんな方にオススメ!」もまとめつつ。
- ぬる湯大好き(ぬる湯キライに全くオススメできないです)
- ドバドバ系が好き(全国屈指レベル)
- 駅近、東京からアクセスの良いところを探している
- 1泊でリフレッシュしたい(ぬる湯の魅力ですね)
- 心も温まる宿がいい(心温まる自然体の接客といった感じで、すごく好きなタイプ)
もし友人・知人に「東京からアクセスよく、1泊で最高にリフレッシュしたい」と言われたら、この弘法湯さん。もしくは同じく山梨の「日の出温泉」さんと答えるなと。
どちらも山梨の温泉の良いところをギュッと詰め込んだような温泉で、どちらも魅力的すぎる。
もし迷ったら、塩化物を含むこともあって「秋・冬→弘法湯」「春・夏→日の出温泉」のイメージかなと。
ま〜どちらでもOKではありますね。笑
それではこのあたりで終わります。最後までありがとうございました!