こんにちは、温泉オタクでKindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者KOUです。(プロフィール、X)
先日、長野県の角間温泉にある「越後屋旅館」さんに滞在してました。
角間温泉は非常にレトロな趣きの温泉地だけど、その中でも特にレトロなのがこの「越後屋旅館」さん。
この建物、ものすごいですよね!(ボロいい温泉宿の特集でも紹介させていただきました)
なんと建てられたのは明治時代。つまり1世紀を余裕で超えているということ。
さらにあの吉川英治が湯治、執筆をしていたことでも有名な宿です。
2食付き9900円。素泊まりもOK!
もくじ
角間温泉「越後屋旅館」さんにチェックイン
建物に近づくと、歴史を感じて圧倒される感じ。
歴史ある旅館というよりは、やはり角間温泉らしく湯治場といった雰囲気ですね。
中に入るとこんな感じ。
古くとも清潔感があるので、心地良いです。
ご夫婦2人で経営されているようで、すごく感じよく、部屋へと案内していただきました。
全体が奥に長い造りになっているようで、通路はこんな感じでした。
部屋も非常にレトロ「吉川英治も滞在」
こちらが部屋の入り口。
ちょうどこの階段を登ったところなんだけど、この階段はこの部屋用。
つまり階段を登ったところからは、完全にプラベート空間なわけです。
中に入ると、
「すごいレトロ!」「しかし心地いい!」
こちらは広縁。
窓からの景色はこんな感じ。なかなかの景色ですね。
ちょっとタイムスリップ感もあります。
アメニティは、一般的な旅館と変わらず。
お茶とお菓子。お菓子はお餅のお菓子。
洗面所のスペースまで。う〜ん、かなり広々です。
レトロすぎて落ち着かない!?
いや、居ればいるほどに落ち着く。本当にこんな表現が適切かと思います。
部屋はいたって清潔だし、次の日はなぜかこの部屋に名残惜しさを感じるんですよね‥。
と、かなり不思議な感覚でした。
では温泉へ。
温泉は貸し切りが3つ「自然湧出の名湯!肌に最高!」
すべて貸し切りで利用する感じです。
特徴としては、
- 自然湧出である(裏山で温泉が湧いている)
- 電力を使わずに引湯(そりゃ明治時代の建築だもの)
- 泉質はナトリウムー塩化物・硫酸塩泉
- ドバドバ掛け流し、加温なし、(加水あり)、消毒なし
美肌効果がものすごく高いことと、アトピーなどに効果があることで有名ですね。
ちなみに僕もアトピー持ちではあるんだけど、その効果は確かにありますし、悪化する可能性がほぼゼロなのタイプの温泉です。
では貸し切り風呂へ。
浴槽が面白い感じの形になっているんです。
現在ではあんまり見ないですよね?
「明治の人もここに入っていたのかな?」と思うと感慨深いです。
ヨーロッパとかだと、古い建物を大事にする文化があるけど、日本の場合はたいてい新しくしてしまいますからね。
2つ目はヒノキ風呂。
そして3つ目はこちら。
やや大きめでシャワーもついてました。
入ってみた感想
角間温泉は、基本的にやや熱めの温泉だけど、いたって適温ですごく入りやすかったです。
(湧出口の前の「木の棒」で温度を調節できるようになっていましたので、熱めにすることも可能)
そして当たり前のように鮮度はバツグン!
湯上りは保湿剤もいらないようなしっとり感もあって、さすがに美肌効果の高い名湯だな〜と。
泉質は?
こちらが成分表。
- 源泉名:上原第1、2源湯と小つちの湯の混合
- 泉質:ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(低調性弱アルカリ性高温泉)
- 源泉温泉:64.5℃
- 使用温度:53℃
硫酸塩泉って「傷の湯」と呼ばれたりするけど、その代表選手のような印象を受けました。
ちなみに鍵をお借りすれば、近くの共同浴場巡りをすることも。
共同浴場の源泉は、「薬師の湯とみろくの湯」の混合泉で、この越後屋さんとは違うけど、
入った感じはほぼ一緒。温泉オタクだけど違いはよくわからない…。笑
「名前だけ違うのかな?」という感じ。
とはいえ共同浴場めぐりは楽しいので、やってみるのがオススメですよ!
詳しくは下記の記事で解説してます。
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長野県【角間温泉の共同浴場】が素晴らしすぎた‥のでブログで解説
続きを見る
日帰り入浴の情報
現在、角間温泉の共同浴場は日帰り入浴ができなくなってしまったので、この越後屋さんで日帰り入浴するのもオススメ。
- 入浴時間:10:00~15:00
- 料金:500円
- 住所:長野県下高井郡山ノ内町佐野2346
- 電話:0269-33-3188
ではお食事にいきます。
越後屋さんのお食事「地元産の牛肉が美味。個室食」
食事は「個室」の別室で。
「ひょっとこ」が飾ってある、なんともレトロなお部屋。
こちらが最初にご用意いただいたもの。
注目はこの牛鍋。地元産の牛肉だそうで、これはとにかく美味しい…。
続いてのこれは「ニジマスの西京漬」。
ご飯やお酒にすごく合う感じですね。
お刺身も。
煮物もやや薄味で美味しくいただきました。
「これは何かな?」と思いきや、
3段重ねになったお蕎麦でした。
お酒のメニューはなかったけど「何かお飲みになりますか?」と、熱燗をお願いしました。
この角間温泉のあたりって、かなり気温が低いんですよね。
車はクーラーをガンガンかけていたけど、部屋ではストーブをつけていたほど。
このお酒も名前を忘れたけど、地酒で500円ほど。
続いて、グラタンを持ってきていただきました。
女将さんのお手製のようで、非常に心温まるお味。めちゃうまです。
そして最後にご飯とお吸い物を。
ご飯もツヤツヤ!
朝食も同じく個室で
同じく個室で。
こちらが最初にご用意いただいたもの。
リンゴジュースはもちろん地元産。
この角間温泉の周辺は本当にリンゴ畑に囲まれているんです。
朝食は、ご飯とお味噌汁を。
どれも美味しくいただきました!
まとめ:角間温泉【越後屋旅館】宿泊記ブログ
では最後に「こんな方にオススメ!」をまとめつつ終わりにしますね!
まず注意点としては、階段が急なところだと思います。
- レトロな雰囲気の温泉宿に泊まりたい
- 豪華な旅館ではなく歴史ある湯治宿に興味がある
- とにかく名湯に入りたい!
- 湯治目的で行きたい
- 角間温泉の共同浴場に興味がある
こんな感じです!
「不思議とまた来たくなる…」そんな魅力を持った素晴らしい宿でした!
それでは終わりです!
比較してみるのもオススメ!
【高島屋旅館さん】(2つ隣の宿です)
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角間温泉【高島屋旅館】宿泊記ブログ「湯治の文化と旅館のいいとこ取り!」
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【角間荘さん】(やや奥にあります)
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角間温泉「自炊が楽しい角間荘」宿泊記ブログ「素泊まりの名宿。日本屈指の美肌温泉!」
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【ようだやさん】(となり)
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角間温泉「ようだや旅館」宿泊記ブログ「魅力→湯治・文化・癒し」
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【角間温泉の共同浴場】
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