こんにちは、温泉オタクでKindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者KOUです。
「単純泉」って実は「ものすごく素晴らしい泉質!」
しかし、世の中的に「にごり湯がステキ」とか「硫黄の香りが最高!」とか見るけど、「なんだか温泉に入ってる気がしない」なんて言われて、かなり評価が低いな〜といった印象を持っています。
で、実はボクもずっとそんな風に思っている時がありました。
というわけで、その魅力をまとめてみるべく、まとめたのが「単純泉の魅力をまとめてみたよ」という記事。
これをベースに、2025年現在、ボク自身さらにたくさんの単純泉に入ることで知識がつきました。
というわけで、ランキングベースにしつつ語っています。
もくじ
まずは「単純泉」の定義をサクッと
項目 | 内容 |
---|---|
基準1 | 温泉水1kg中の溶存物質量が1,000mg未満 |
基準2 | 湧出時の泉温が25℃以上 |
備考 | この定義は環境省が定める「温泉法」に基づいており、温泉成分が薄い(=含有成分の量が少ない)温泉という意味 |
ということで、安心して入ることができる「やさしい温泉」と言われたり、「湯あたりしにくい」や「クセがない」ということがメリット。
って言われたりしています。
しかし、正直なのところ「これだと、単純泉の魅力ってわからない!」なと。
さらにボクも、もともとは「せっかく温泉に行くのに、単純泉なのはもったいないな〜」なんて思っていたのです。
そして、もしかしたらこんな方も多いのでは?と。
ではここからは、ランキングに。
「実はすごい!」単純温泉ランキング【2025年版】
いちおう「こんな方は単純泉がオススメ」をサクッと語ってから。
- クセのない温泉が好き
- カラダに硫黄の香りがつくとかはイヤ
- カラダに負担がかかるような温泉はキツイ
- パワー系より癒し系の温泉が好き
- 肌がデリケートな方(悪化することはほとんどない)
といった感じ。普通のお風呂の「超」上位互換といったイメージも持っています。
第10位:伊東温泉 大東館(静岡県)
ボクが単純泉に目覚めた。ということでまずは10位でご紹介。
もちろん温泉は、掛け流し、加水・加温・消毒・循環すべてなしの極上湯。
貸切風呂も無料だし、24時間入れるし、滞在時間は長いし…と、ボクにとっては間違いなく「神宿」なのです。
電車でも車でも行きやすいし、気楽に泊まれるしと。「もしかして大東館のまわしもの?」と、いや違います。笑
ただ、この宿が好き…というだけ。
実際に50回くらいはリピートしていて、最近はボクがブログで紹介しまくったら自分が泊まりにくい…ということに。笑
もし、泊まってみたい方は、早めの予約がオススメです。
朝食付き7000円程度〜
第9位:飯坂温泉 共同浴場「鯖湖湯」(福島県)
やっぱり歴史ある温泉はすごい。
不思議だけど、古くから自然と温泉が湧いているところって、なぜか温泉の効果がすごいのです。(と、思っています。)
この鯖湖湯の特徴は激アツ。
50度に近いこともあったりして、とにかく入りにくいほどだけど、湯上がりは驚くほど絶好調なのです。
ちなみに松尾芭蕉がこの温泉を訪れたり、戦国時代に湯治として使われていた記録もあるほど。
これだけ歴史ある温泉で、昔のまま保持されている温泉って「やっぱりすごい…」なと。
単純泉ってこんなにすごいの?とすら思ってしまうと思います。
あと地元のおじいちゃんとかが「日本一の温泉だ!」とお話しているのが印象的だけど、たしかにわかる!笑、といった感じです。
またこの鯖湖湯を拠点に宿泊するなら下記がオススメ。(すぐ近く)
第8位:湯檜曽温泉 林屋旅館(群馬県)
群馬の温泉というと、草津温泉などが注目されているけど、この知名度の低い湯檜曽温泉も実はものすごい。
そして、この湯檜曽温泉は、単純泉なのです。
温泉は、かけ流し、循環・消毒・加水・加温すべてなしのとびきりの極上湯。
湧出量もたっぷりでオーバーフローも素晴らしいことから、草津温泉を超えている…とすら思えるほど。
また穴場の温泉でもあると思っています。
林屋さんは、美味しいお食事が部屋食で、2食付き13000円程度〜なので、コスパもすごく良いと感じています。
第7位:浅間温泉 栄の湯旅館(長野県)
このレトロで美しい温泉が、浅間温泉の栄の湯さんの温泉。
湯檜曽温泉の林屋さんと同じく、かけ流し・循環・消毒・加水・加温すべてなしの極上湯。
そしてこちらは「飲泉がOK!の温泉」でもあるので、順位を上に設定してみました。
やっぱり飲める温泉ってすごい。
中と外の両方から癒されるので、湯治の効果もバッチリで、胃腸もスッキリして不思議とカラダも軽くなるような体感を持っています。
古くから温泉で病気を治していたこともあって、間違っていない感覚だと思っています。
栄の湯さんも個室食で素晴らしいお食事がいただけて、12000円程度〜
浅間温泉って、観光地というより、暮らすように温泉に入れる…といった環境が魅力だとも思っています。
宿泊記に様子なども載せています。
第6位:田沢温泉 和泉屋旅館(長野県)
これ以上すごい単純泉あるの?というと、あります。笑
それがこの田沢温泉の和泉屋さんの温泉で、パーフェクトなかけ流しであるのは先ほどまでと同じ。
そしてこちらも「飲泉OK!」な温泉。というわけで、日本屈指の名湯。
温泉の特徴は、ぬる湯でゆったりのんびり入れる温泉で、美しいゼリーのような湯の花が舞っているところ。
そこまでぬるくもない「ぬる湯」なので、夏はもちろんのこと、冬でもオススメできる温泉でもあります。
この和泉屋さんは、鯉料理が素晴らしく、部屋も心地よく、個室で食事がいただけて11000円ほどから。
コスパも抜群で、電話予約のみということで、穴場の名旅館だと思っています。
第5位:伊東温泉 梅屋旅館(静岡県)
実は飯坂温泉にいた時「この単純泉って、ほんとにものすごいな〜」と思っていたのです。
しかし、この伊東温泉の梅屋さんの温泉に入ってみると…「あれ、飯坂温泉の鯖湖湯を超えてないか…」と思ってしまったほど。
単純泉なのに、成分の強さから、なんと天井に氷柱ができてしまうほどなのです。
伊東温泉って昔から「短時間でも効果がバッチリ」なんて言われているけど、たしかにちょっと入ったけでもガッツリと効果を感じるのです。
あらためて、この泉質は「単純泉!」。
この梅屋さんの温泉が、貸切で、浴槽も小さく、湧出量も多く、鮮度も抜群といったことが大きな理由だとも思っています。
伊東駅の駅近で、貸切600円で日帰りできるので、伊東に行ったら寄ってみることをオススメしたいところ。
また素泊まりで泊まることもできて5650円ほど。
飲食店がたくさんあるので、素泊まりでもまったく心配はゼロです!
第4位:日の出温泉(山梨県)
まだまだすごい単純泉あります!
それがこの、山梨の日の出温泉。
ルックスだけ見ると「本当にすごいの?」といった感じだけど、本当にすごいです。
ボクが人生で一番気持ちの良い温泉は?と聞かれたら、間違いなく日の出温泉と答えます。
温泉の特徴は、ぬる湯。かけ流し・循環・消毒・加水・加温すべてなしなのはもちろんのこと、飲泉もOK!
これだけでも全国屈指の極上湯だけど、ラジウムを含む温泉で、さらに不思議なくらいふわふわ感があるのです。
人によっては「羊水のよう」と言うけど、ボクも納得。
あまりの気持ちよさに一泊で9時間も入浴してしまったほど。
食事も美味しく、部屋も心地よく、東京からのアクセスもよく、電車でも車でも行きやすいところです。
また女性のひとり旅にも人気のあるところ。
2食付き13000円程度〜
第3位:湯岐温泉 山形屋旅館(福島県)
この山形屋さんの温泉がすごいのは、なんといっても「足元湧出」であること。
「足元から温泉が湧いている」=「空気に温泉が触れない」=「鮮度が高い」のです。
やっぱり温泉って鮮度だな〜といった感じで、それゆえ小さい宿の方が温泉が極上であることが多いですね。
そしてこの湯岐温泉の特徴としては、昔から中風の湯と呼ばれていて、神経に作用するのがポイント。
重症の不眠症だった時に、この山形屋さんの温泉に入ったら、驚くほど爆睡できて、それ以来、ものすごい温泉って本当にあるんだな〜と思っているところです。
もちろん、こちらも「単純泉」。
単純泉=効果が少ない。ではまったくない温泉の代表だと思っています。
山形屋さんは、コンセプトとして「もう1つの実家」だそうで、本当に居心地の良さは格別。
食事も最高だし、「たまには癒されたいな〜」という方にはぜひオススメしたいところです。
2食付き1万円程度〜
第2位:甲子温泉 旅館大黒屋(福島県)
先ほどの山形屋さんの温泉もすごいけど、この甲子温泉の大黒屋さんの温泉もすごい。
特徴としては、足元湧出で、ぬる湯の単純泉ということで、近い雰囲気もあります。とはいえこちらは神経に作用するタイプではないはず。
特徴としては、ほわほわして、カラダに沁み入るような…といったイメージを持っています。
そして、神棚のようなところから温泉が湧いていて(足元からも)、温泉を飲んでもOK!
旅館としては、高級旅館のタイプで、部屋で湧き水が飲めたり、宿の雰囲気が抜群だったり、食事が最高だったりと。
福島の単純泉の極上湯であれば、「観光タイプの飯坂温泉」「湯治タイプの湯岐温泉」と「高級タイプの甲子温泉」が代表的かなと。
実はすごい。これが福島の温泉だとも思っていて「福島で最高の湯治プラン」というものも書いています。
甲子温泉「大黒屋」さんは、2食付き2万円程度〜
第1位:湯の鶴温泉 共同浴場「きくの湯」(熊本県)
そして第1位が、熊本の湯の鶴温泉にある共同浴場「きくの湯」さん。
こちらは100円で入ることのできる、いわゆる「ジモ泉」で、地元の方のための温泉かな。
で、この温泉の周辺を散歩していたのだけど、近所のおじいちゃんやおばあちゃんが「ここの温泉すごい泉質でしょ!」って話かけてくれるのです。
さらに温泉に入っていると、「この温泉は持って帰って少しずつ飲むといいよ」と、ペットボトルに温泉をおじいちゃんが入れてくれるのです。
と、地元の方が自信をもってオススメしていただけるだけあって、やっぱりすごい。
何がというと、とりあえずパーフェクトな掛け流しで飲泉OK。とこれで全国屈指。
さらにトロトロ感があって、包まれる感じ。
ぬるめなので、じっくりと入ることができて、なんとか言葉にすると「水の妖精」といったイメージかな。
どうですか?上記の写真だけで「水の妖精」って感じしないですか?
ホントにそのとおりのイメージどおりの最高すぎる温泉です。
そしてもちろん「単純泉」なのです。
とりあえず、湯の鶴温泉は最高にオススメ。そして近くに宿泊するなら「ゲストハウスTojiya」さんが最高。
朝食付きで5000円程度〜、最高の滞在となるはず!
まとめ:「実はすごい…」感動する「単純温泉」ランキング
と、最高すぎる単純泉たちでした。
すべて下記にまとめておきますね。
それではこのあたりで終わります。
最高の「単純泉」へお出かけの参考になったら嬉しいです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
YouTubeではこの記事を補足しつつ語っています⬇️
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