こんにちは、温泉オタク、Kindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者のKOUです。
チェックインの時間が早い(アーリーチェックイン)の温泉宿や、チェックアウトの時間が遅い(レイトチェックアウト)のできる温泉は、個人的に「神宿!」である可能性が、ものすごく高いと思っています。
ホテルは、上記のようなプランはよく見かけるけど、「温泉宿」にかぎっては、高級宿を除いて、ごくごく珍しいこと。
そんなわけで、温泉オタクのボクが、たくさんの温泉宿を巡る中で「ここはすごい!」と思ったところをまとめてみました。
参考までに、ごく普通の温泉宿は「チェックインが15時、チェックアウトが10時」ですね。
これよりチェックインが早かったり、チェックアウトの時間が遅い温泉宿をまとめてみました。
そして、今後もそういった温泉宿を見つけて「ここは素晴らしい!」と感じた場合は、この記事を随時アップデートしていく予定です。
もし気に入っていただけましたら「保存」しておいていただけると嬉しいです!
まずはサクッとメリットについてまとめておきました。
【温泉宿】アーリーチェックインとレイトチェックアウト3つのメリット
個人的に感じるメリットはこの3つ。
- 快適な旅行ができる
- 1泊でも「湯治」の効果が得られやすい(湯治レベルの温泉にかぎる)
- 連泊でも使いやすい(翌日、早めのチェックインなど)
早めに着いて温泉を楽しんだり、のんびりと朝の時間を過ごすことができるのは、すごいメリット。
ちなみにアーリーチェックインやレイトチェックアウトの相場としては、「3時間で、宿泊代の3分の1の料金」だそう。
ざっくりとしたイメージとしては1万円の宿で、1時間1000円ほど。
それではこの料金が「無料」になる素晴らしい温泉宿をご紹介していきます!!
「無料で」アーリーチェックイン&レイトチェックアウトの素晴らしい温泉宿!
当然ながら「無料でアーリーチェックイン」「無料でレイトチェックアウト」という宿のみです。
また温泉オタクゆえ、温泉のクオリティの素晴らしさ(かけ流し、循環・消毒なし)はもちろんのこと、滞在して「間違いなく友人・知人にオススメできる!」と感じたところだけをピックアップしてます。
松川温泉「峡雲荘」(岩手県)※アーリーチェックイン
峡雲荘さんは、日本秘湯を守る会の宿でもあって、大人気の秘湯。
チェックインは14時で、アーリーチェックイン。2食付き16000円程度〜
弱酸性の硫黄泉で、にごり方や、にごり湯の美しさは格別。
phが5くらいなので、体感としては「思っているよりマイルド」といった印象。
とはいえ温泉の鮮度はピカイチで、湧出量も素晴らしく、温泉のエネルギーをひしひしと感じるような温泉です。
お食事は部屋食で、さらに幻の魚とも呼ばれる「イトウ」のお刺身をいただくことができるも素晴らしいところ。
また「秘湯」とはいえ、盛岡駅からバスも通っていて、思っているよりはアクセスも良い印象です。
あと、ボクが滞在した時も「女性のひとり旅」が多かった印象で、それは美容効果の高い温泉や、清潔感がバッチリな館内ゆえかと思います。
詳しい様子は「峡雲荘 宿泊記ブログ」に。
川渡温泉「高東旅館」(宮城県)※アーリーチェックイン&レイトチェックアウト
高東旅館さんは、鳴子温泉郷の中の「川渡温泉」に位置する温泉。
Xでも大人気の湯治宿で、湯治プランは4000円台〜
チェックインは13時、そしてチェックアウトは11時というアーリーチェックイン&レイトチェックアウトという「こんなに滞在しちゃっていいの?」と思ってしまうほど。
ちなみに3時間、滞在時間を伸ばした時の相場は、3000円ほどなので、4000ー3000円で1000の宿泊代になってしまいますが…。
温泉は、当然に湯治効果のあるほど素晴らしい温泉で、「飲泉もOK!」というほどの極上湯。
キシキシするほどの温泉の鮮度を感じて、湯上がりは、カラダも肌も10歳ほど若がったようなイメージ。
周辺は静かな環境ということもあって、「人生の小休止」に訪れてみるのは、すごくオススメです!
建物は思っているよりすごくキレイで、詳しくは「高東旅館 宿泊記ブログ」に。
湯岐温泉「山形屋旅館」(福島県)※アーリーチェックイン
温泉オタクのボクが、人生で2番目にたくさん宿泊したことのある温泉宿。
チェックインは13時とアーリーチェックイン!
温泉はドバドバと掛け流しで、温度が40度くらいのため「ぬる湯」。
温泉は「中風の湯」と呼ばれていて、神経に作用することでも有名な温泉。
なぜこの温泉にたくさん訪れたかというと、重症の不眠症だった時に、この温泉に入ったら見事に爆睡し、感動したため。
このあたりのことは、Kindle本「奇跡のかけ流し温泉」の中でも語っていて、本当に「奇跡の温泉」だと思っています。
温泉地は、知名度が低く、間違いなく「穴場」。
家族経営の素晴らしい宿で、ご飯がとびきり美味しいというのもメリットです。
上記の岩風呂は「混浴」であるものの、女性専用の時間帯があるし、貸切温泉もあるので、基本的には心配いらないと思います。(とはいえ男性が有利かな?)
ぜひ自律神経が乱れてしまうような方にオススメです。
詳しくは「山形屋旅館 宿泊記ブログ」に。
那須湯本温泉「藤田屋」(栃木県)※アーリーチェックイン
藤田屋さんは、那須湯本温泉の民宿街にある宿で、基本的には湯治宿のスタイル。
チェックインが14時、ということでアーリーチェックイン。
温泉は上記の共同浴場「滝の湯」に入りにいくスタイル。この周辺の宿は、どこで泊まってもこの「滝の湯」に入りにいくスタイルだけど、それは温泉が強すぎるため。
温泉は強烈だけど、効き目も強烈なので、そんな意味で湯治的な効果もバッチリ。
2食付き8000円程度〜だけど、食事は部屋食で、かなり美味しい家庭料理のイメージかな。
部屋の居心地もすごく良くて、ネットの情報も基本的に少ないので「穴場」。
楽天やじゃらんからも予約できないので、電話で予約する必要があります。(電話:0287(76)2243)
実は先ほどの湯岐温泉「山形屋」さんからも、ある程度アクセスが良くて、2つの宿を連泊。といった旅もオススメです。
温泉を楽しみつつ、カラダも驚くほど調子が良くなってくるはず。
詳しくは「藤田屋 宿泊記ブログ」に。
草津温泉「はなみづき」(群馬県)※アーリーチェックイン
はなみづきさんは、草津温泉の湯畑の近くの宿でありながら、7000円程度〜宿泊可能とコスパも抜群。
チェックインは14時でアーリーチェックインでありつつ、車は12時〜翌日の12時まで停めても良いという神宿。
ボク自身、ブログを始めてから2番目にたくさん宿泊した宿で、2024年は最もたくさん泊まっていて合計で4泊もしています。
それだけ魅力的な宿で「草津では、この宿のほかはちょっと考えられなくなってしまった」というほど。
その理由としては、温泉の管理の素晴らしさ、部屋の心地よさ、宿の方のお人柄など、総合的にも草津温泉での神宿。
1つ注意点としては「素泊まり」のため、外に食事をしにいく必要があります。
とはいえ草津温泉は、食事をするところがたくさんありますし、心配はゼロ。
また自炊の設備もあって、長期滞在などもオススメ。
詳しくは「草津温泉 はなみづき 宿泊記ブログ」に。
駒の湯山荘(新潟県)※アーリーチェックイン
駒の湯山荘は、ドバドバ系のぬる湯で、新潟魚沼の秘湯。
上記のとおり基本的に電気はなしで、ランプの宿。
ぬる湯ゆえ「のんびりと入って!」といってくれているように、チェックインは13時〜OKなのです。
資生堂が「化粧水レベル」と称したことでも有名で、入れば入るほどカラダがツルツルのピカピカになってくるから不思議。
さらに食事もピカイチで、お米を品種改良前の貴重な魚沼産コシヒカリを使っているだけでなく、そのほかも地元の食材をたっぷりと使ってくれていて、とにかく素晴らしいお食事なのです。
滞在時間が長いこともあって、1泊でもかなり癒されるというのがメリット。
営業は4月〜11月上旬ということのほか「山荘」ゆえの注意点は色々とあって、そのあたりは「駒の湯山荘 宿泊記」の方にまとめています。
野沢温泉「中島屋旅館」(長野県)※アーリーチェックイン
野沢温泉でも大人気の中島旅館さん。たしかに居心地は最高だし、食事は美味しいし、ご夫婦はすごく感じが良いし、これも納得。
さらにチェックインがなんと13時なのです。
普通2時間も早くチェックインできたらプラス3000円くらいになるので、そんな意味でもコスパ良し。
最近は「会場食」から「個室食」に変化して、その魅力もさらに増しているはず。
ひとり旅、カップル、ファミリーと誰にでも自信を持ってオススメできる…とそんな意味です。
この宿で「泊まって後悔した」なんて人はいないと断言できるレベルの素晴らしい宿です。
また野沢温泉の共同浴場巡りの拠点としても、最高な位置。
その魅力は詳しくは「野沢温泉 中島屋旅館 宿泊記」に書いています。
田沢温泉「和泉屋旅館」(長野県)※アーリーチェックイン&レイトチェックアウト
田沢温泉は、ぬる湯の名湯として知られるところで、温泉の温度は38度ほど。
この和泉屋さんは、素晴らしい鯉の料理、ドバドバかけ流しの温泉などとにかく素晴らしすぎるところ。
また田沢温泉は「穴場」ですし、電話予約のみということで、やはり「穴場の温泉」
ご家族でほっこりと経営されているのに、この滞在時間の長さ、さらに料金も11000円程度〜とお安くて…
ほんとに神宿で、10年ほど前に見つけてから、何度も再訪させていただいているところです。
詳しくは「田沢温泉 和泉屋旅館 宿泊記ブログ」に。
伊東温泉「大東館」(静岡県)※アーリーチェックイン&レイトチェックアウト
温泉オタクのボクが人生でダントツにたくさん泊まったことのある宿が、こちらの大東館。
チェックインが14時、チェックアウトが11時と、アーリーチェックイン&レイトチェックインの宿。
何度泊まっても「やっぱり最高だった…」と思える宿で、その魅力は格別。
温泉は極上のかけ流しで、伊東温泉の中でもトップクラスのクオリティ。
それは自家源泉をたくさん所有していることで、大浴場はもちろんのこと、3つある貸切温泉もすべて貸切。
さらにお部屋でお湯をひねっても、極上の温泉が出てくるのです。
夕食はつかず、朝食は簡単なバイキングというスタイルで、「気楽な旅をしたい!」という方や「初めてひとり旅してみたい」なんて方には特にオススメ。
滞在時間が普通の宿より2時間ほど長いので、1泊でもかなり満足できる最高の宿です。
詳しくは「大東館 宿泊記ブログ」に。
神代の湯(静岡県)※アーリーチェックイン
神代の湯は、伊豆の中心あたりに位置する温泉で、個人的には「伊豆で最高の泉質」と思っています。
先ほどの大東館も素晴らしいけど、泉質では神代の湯に勝てないかなと。
そしてなんとチェックインは12時という、かなりのアーリーチェックイン。
湯治宿ということもあり、宿の方の「ゆっくり温泉に入ってカラダを癒して」という思いからだそうです。
周辺は、伊豆の穏やかな山に囲まれていて、のんびりと過ごしたい方には最高の宿。
食事は玄米を中心としたオーガニックの食事で、味付けも素晴らしく「銀座の料亭??」と思ってしまうほど。
先ほどの大東館からほど近いところにあって、「大東館=チェックアウト11時」そして「神代の湯=チェックイン12時」なので、はしごでの連泊なんて旅もオススメ。
というか、最高すぎる温泉旅だと思っています。(車でないとできないですが…)
現在は公式サイトからの予約のみで、口コミを見ると「かなり好みが分かれる」といった印象。
もちろんボクは、すごく好みの宿です!
詳しい様子は「神代の湯 宿泊記ブログ」に。
湯河原温泉「源泉宿ゆっくり」(神奈川県)※レイトチェックアウト
ゆっくりさんは、湯河原の中でも最高レベルの泉質。
それは宿の方が1日に2回も換水するというこだわりから。
素泊まりが5000円程度〜でありながら、チェックアウトが12時と完全なレイトチェックアウト。
これは宿の方の「たまにはゆっくりと過ごして!」という愛をひしひしと感じるところ。
実際に「ゆっくり」と過ごすために訪れる方が多いようです。
食事は朝食をつけることはできるものの、夜は食事がつかないので、近くに食べにいく必要が。
とはいえ飲食店も「ある程度たくさんある」という印象で、コンビニも近くに。
のんびりと過ごすために、食事を買ってから伺うのも良さそうだなと。
温泉は極上のかけ流しで、のんびりとゆっくり過ごしつつ、人生の英気を養いたい方にぜひオススメ。
東京からのアクセスも抜群で、湯河原駅からバス、もしくは徒歩でも行けます!
詳しくは「源泉宿ゆっくり 宿泊記ブログ」に。
栃尾温泉「宝山荘」(岐阜県)※アーリーチェックイン
宝山荘さんは、奥飛騨温泉郷の中の栃尾温泉に位置する温泉。
奥飛騨温泉の凄さは「あまり知られていない」という印象だけど、実は温泉の湧出量は全国でも第3位。(別府、由布院に次ぐ)
この宝山荘さんも、当然のような温泉はドバドバ系のかけ流し。
それゆえ温泉の鮮度はピカイチ。
そしてチェックインが13時と、かなりアーリーチェックイン。
チェックインの早い宿=「神宿」であることはすごく多いけど、それを代表するような宿で、その魅力は間違いなく食事のクオリティの高さ。
奥飛騨の名物を素晴らしいクオリティでいただくことができて、すべてのお料理が感動レベル。
「食事の美味しい民宿は最高」という印象も持っているけど、それにも見事当てはまる宿です。
そして上記の露天風呂が無料で貸切OKというのもポイント。
奥飛騨はアクセスが大変!ということもあって、連泊の2日目にこの宝山荘さんに宿泊するなんて旅もオススメです。
詳しくは「宝山荘 宿泊記ブログ」に。
妙見温泉「田島本館」(鹿児島県)※アーリーチェックイン&レイトチェックアウト
九州を色々と旅しているけど、ボクが出会った中では唯一のアーリーチェックイン&レイトチェックアウトの宿。
14時チェックイン、11時チェックアウトと、これはボクの定宿である「伊東温泉 大東館」さんと同じ。
温泉はとびっきりの極上湯で、湯治場のスタイルで、湯治レベルの温泉。
妙見温泉は、湧出量の多い温泉地で、ドバドバ系の温泉が多いところでもあるけど、この田島本館さんも同じくドバドバ系。
源泉はなんと3種類で、傷に効いたり、胃腸に効果があったりするのも面白いところ。
さらに食事も丁寧&豪華な家庭料理といったイメージで、素晴らしいクオリティ。
さらにもう一つの魅力としては、鹿児島空港からのアクセスの良さ。
空港からバスで30分ほどで到着することもできるので、実は東京から「日帰り温泉」もできてしまうほどなのです。
エアトリのアプリ(iOS、Android)などでサクッと飛行機を検索してみるもオススメ。10秒くらいで、最安値が見つかってかなり便利。
周辺は自然に囲まれていて、癒されつつもエネルギーを養えるようなイメージの温泉宿。
詳しくは「田島本館 宿泊記ブログ」に。
アーリーチェックインとレイトチェックアウト
まとめ:アーリーチェックインとレイトチェックアウトの最高な温泉宿
「温泉宿」という意味では、今のところ完全に「滞在時間の長い宿」=「素晴らしい宿」の説が当てはまっています。
それではサクッとまとめつつ終わります。
- 松川温泉 峡雲荘(アーリーチェックイン)
- 川渡温泉 高東旅館(アーリーチェックイン&レイトチェックアウト)
- 湯岐温泉 山形屋旅館(アーリーチェックイン)
- 那須湯本温泉 藤田屋(アーリーチェックイン)
- 草津温泉 はなみづき(アーリーチェックイン)
- 野沢温泉 中島屋旅館(アーリーチェックイン)
- 田沢温泉 和泉屋旅館(アーリーチェックイン&レイトチェックアウト)
- 伊東温泉 大東館(アーリーチェックイン&レイトチェックアウト)
- 神代の湯(アーリーチェックイン)
- 湯河原温泉 源泉宿ゆっくり(レイトチェックアウト)
- 栃尾温泉 宝山荘(アーリーチェックイン)
- 妙見温泉 田島本館(アーリーチェックイン&レイトチェックアウト)
それでは少しでも参考になれば幸いです。
最後までありがとうございました!