こんにちは、温泉オタクでKindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者KOUです。
「最近、関東で有名な温泉地に出かけると、すごく混んでるな〜。できれば人のいない温泉地に出かけたい」
こういったメッセージをいただきますし、ネットを見ても探している方が多いようです。
そこで今回、関東で「人がいない」「空いている」穴場的な温泉地をまとめました。
もちろんまた温泉オタクゆえ「極上湯かけ流し」にこだわりつつ…です。
記事の前半では「関東で人の少ない温泉地」の特徴を。そして記事の後半で、具体的にオススメの温泉をまとめています。
次の温泉旅の参考になったら嬉しいです!
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関東で人のいない(少ない)温泉地の特徴
まずは関東で人のいない温泉の特徴を。
- 温泉地の知名度が低い
- 電車でのアクセスが悪い
- 温泉地が大きくない
こういったところは間違いなく穴場の温泉で、人はとにかく少ない。
例えば「秘湯なら人は少ないかな?」というと、秘湯=有名であることが多いので、普通に混んでますね。笑
関東で人のいない温泉地「メリットとデメリット」
メリットは山ほどあって、
- 混雑とは無縁。観光客もほぼゼロ
- コスパが抜群!
- 温泉の質が高いことが多い
このあたりは山ほどありますね。
そしてデメリットとしては「アクセスの悪さ」や「温泉街のワクワク感がない」だと思っています。
とはいえ、1つのアイディアとして箱根温泉はとにかく混んでいるし、宿も割高。こんな場合、近くの大仁温泉に宿泊して箱根を楽しむ…なんてことも。
ここからはこういったお話をズラリとまとめてみました。
関東で「人のいない温泉地」15選(北〜南へ)
関東とはいえ「人が少ない」となると、そこが県境だったりもしますので、そういったところはこの記事でもガンガン紹介していきます。
まずは福島県の温泉を。「え、関東じゃないよね??」と思われるかもしれないけど、理由は下記で。笑
湯岐温泉(福島県)*関東との県境。車だとアクセスも良い
湯岐温泉(ゆじまた)は、栃木、茨城、福島のちょうど県境にある温泉で、実は車であればかなりアクセスの良い温泉地なのです。
具体的には、東京から向かった場合、東北道の矢板ICから下道を走って、ほどなく到着といった距離。
体感としては、栃木の那須温泉に出かけるのと、それほど違いはないと感じています。
そして「人がいない」「ゆっくりできる」といった意味で、湯岐温泉を超えるところは日本でもほとんどないかと。
上記のとおり宿は3つだけ。しかし1つは現在営業していないので、現在は2つの宿のみ。
湯岐温泉の特徴をサクッとまとめてみます。
- 温泉は中風の湯。神経に作用するという意味
- 不眠症や神経痛などに特効あり(個人的な体験など)
- ぬる湯。鮮度ばつぐんの極上湯。もちろん自然のままのかけ流し
- 2つの宿、どちらも最高にお食事も美味しい
- どちらの宿の方も、とにかく良い方たち
と、ひいきめに言っても「最高すぎる…」といった温泉地。
3つほど記事を書いていて、ぜひ参考にしてみてください。
おまけとして…
こちらはボクが実際に湯岐温泉を散歩した様子。
何度も散歩しているけど、ここで人とすれ違ったことは、ほぼないです。笑
那須湯本温泉の民宿と板室温泉(栃木県)
那須湯本温泉と板室温泉は距離的にも近いので、まとめて。
那須湯本温泉は、「鹿の湯」が圧倒的に有名で、人も多いです。
しかしこの那須湯本温泉の「民宿街」はすごく静かで、人も少ない。
板室温泉も、かなり人が少なくてふらふらと散歩しても「いつ人とすれ違ったかな?」というくらい人に合わない…
ちなみにどちらもとびっきりの極上湯であるのがポイント。
こちらは那須湯本温泉の民宿に泊まったら入ることになる「滝の湯」。
見るからに極上湯!って分かるかもしれないけど、本当に極上湯!
オススメの宿は下記で、宿泊記へのリンクになっています。(かなりコスパも良い!)
あと「ゆこゆこ」の「関東 静かに過ごせる温泉地ランキング」で、板室温泉が1位になってますね。
日光湯元温泉と那須温泉の奥地
どちらも「奥地」という共通点があるのでまとめて。
日光は大きな観光地で、すごく混んでいるけど、日光湯元温泉はいたって静かな温泉地で、散歩をしてもほとんど人と出会わないほど。
そして那須温泉も人気の温泉地だけど、奥地に行くとほとんど人もいないですね。
そしてどちらも「極上湯」であることは共通点。オススメの温泉宿は下記です。
日光湯元温泉は、ほかにも宿がいくつかあって、ニューおおたかさんの近くだと、有名な大丸温泉(おおまる)もあります。
大丸温泉も良い宿だと思うけど、ボクはまだ泊まったことがないです。
人のいない秘湯を2つ「金湯館」と「松渓館」(群馬県)
この2つも距離的に近く、人の少ない秘湯であり、ぬる湯のドバドバ極上湯という共通点があるので、まとめて。
まず、金湯館は自家用車が入れないほどの秘湯で、宿の車で送っていただくか、山を歩いて登らなくてならないほど。
お食事は山の幸を中心に、野草の天ぷらなど本当に美味。
松渓館さんは、女将さんがおひとり経営されている宿で、宿泊者も1または2グループまで。
食事は女将さんの手料理で、やや豪華な家庭料理といった感じで、すごく美味。
どちらも東京からアクセスがよく、関東の穴場温泉として間違いないと思います。
老神温泉(群馬県)
老神温泉は、かつて栄えた温泉ということもあって、知名度はやや高め。
しかし現在は寂れてしまった…というか、本来の姿に落ち着いた…といったイメージで、こちらも街を歩いて人に会うことはほとんどないです。
そして温泉の泉質はピカイチで、あまり注目されることは少ないけど、群馬でも最高レベルの温泉が湧いていると思っています。
オススメの温泉宿としては、伍楼閣さんと亀鶴旅館さんで、旅館タイプが好みなら「伍楼閣」、民宿タイプが好きなら「亀鶴旅館」といった感じに選ぶと間違いがないイメージです。(まだ他にも素晴らしい宿はあると思うけど、ボクが実際に泊まって良かった。という意味です)
下記は宿泊記へのリンクです。
四万温泉、沢渡温泉、湯宿温泉(群馬県)
この3つを人の多い順にまとめると「四万温泉>沢渡温泉>湯宿温泉」かな?(沢渡温泉と湯宿温泉は同じくらい)
四万温泉で「人がいない」を求めるなら、積善館さんなどの有名な旅館でなく、もりまた旅館さんなどの民宿タイプで、中心地から離れたところに滞在するとかなり快適。
沢渡温泉、湯宿温泉はどこで泊まっても「人はほぼいない」感じ。
ボクが実際に泊まって良かった温泉宿は下記で、かなりオススメ。
秩父温泉「新木鉱泉」(埼玉県)
新木鉱泉は、埼玉でもトップクラスの泉質…というか、個人的には飲むことのできる鉱泉もあって、埼玉で最高の温泉だと思っています。
そしてこの新木鉱泉は、秩父の中でもかなり田舎に位置することもあって、周りにはほぼ人がいなく、静かな温泉地です。
ボクは何度もこの新木鉱泉にリピートしているのだけど、その理由は、秩父の観音参りが趣味なため。
つまり周りは基本的に、自然とパワースポットのみという環境。
食事も素晴らしく美味しく、コスパもよく素晴らしい温泉宿だと思っています。
東京からのアクセスもこの記事の中で最高に良いのも魅力です。
石和温泉「日の出温泉」(山梨県)*関東に近い
山梨は関東ではない…のだけど、上記の秩父からも近く、かなり関東っぽくアクセスも良いのでご紹介。
甲府まで行ってしまうと、かなり賑やか。そして石和温泉もわりと賑やか。
この日の出温泉は、石和温泉の中心地からやや離れたところにある一軒宿で、知る人ぞ知る名湯。
温泉の特徴は、ぬる湯でふわふわ感があり、飲泉もOKな極上湯。
ボクが人生で一番気持ち良いと思っている温泉でもあります。
東京からアクセスも良いのに、人はかなり少なく、落ち着いて温泉旅を楽しむことができるのがポイント。
女子ひとり旅にも人気があるそうで、個人的に男子ひとり旅にもオススメです。笑
湯河原温泉「源泉宿ゆっくり」(神奈川県)
湯河原温泉は、駅前こそ賑やかだけど、この「ゆっくり」さんのある奥湯河原の手前に位置するところだと、かなり人も少なく落ち着いた環境です。
さらに温泉も素晴らしく、宿の方が一日に2回の換水をしてくれているようで、パーフェクトなかけ流し。
この徹底管理がないと「循環・かけ流し」とかになって、気持ちよさや効果が半減してしまうので、本当にありがたいかぎり。
そしてなんと素泊まりが5200円〜で、チェックアウトが12時なのです。
なんとも宿の方からの「たまには人生、ゆっくりと過ごして」といった愛を感じる宿だと思っています。
実はボクが初めてこちらに宿泊したのは25歳くらいの時で、温泉初心者だったこともあり、「世の中にこんなすごい温泉宿があるんだな〜」という思い出です。
大仁温泉「一二三荘」(静岡県)*関東に近い
静岡も関東ではない…と、そうなんだけど、箱根(神奈川)に近いこともあってご紹介です。
箱根や熱海はご存じのとおり、ものすごい人が多いです。
しかし、この大仁温泉は、駅前にコンビニすらなく、地元の方が少し散歩されているくらいの人しかいません。
そもそも大仁温泉を知っている人は、よほどの温泉好きでなければいないはず。笑
実はあの長嶋監督は、この大仁温泉をこよなく愛していて、トレーニングに使っていたこともある土地なのです。
そして上記の温泉、一二三荘さんは、伊豆でも最高レベルの極上温泉がかけ流し。食事も2食付き9000円程度〜とは思えないほど豪華で美味。
無料の貸切温泉もあり、箱根や熱海であれば25000円くらいの宿なんじゃないかな〜と。
箱根を観光しつつも、泊まるところは落ち着いたところがいい!みたいな方にもすごくオススメの温泉宿です。
» 大仁温泉「一二三荘」(じゃらんnet。楽天トラベル不可)
まとめ:関東で「人のいない温泉地」12選「たまにはゆっくりと…」
温泉地でゆっくりと過ごすことで、日々のストレスが解放されたり、カラダの不調までスッキリとしてしまうのがメリット。
関東は特に人が多いこともあって、たまに「人のいない」温泉に出かけるのも、すごく素晴らしい自分へのご褒美となると思っています。
ではこの記事でご紹介した温泉宿をマルっとまとめて終わります。
それでは最後までお読みいただき感謝しております!