こんにちは、温泉オタクKindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者KOUです。
12年ほど通っている、大好きな温泉地「那須湯本温泉」に滞在してました。
泊まっていたのは、「民芸の宿 藤田屋」さんで、何度も昔からお世話になっているものの、ブログをはじめてからの宿泊ははじめて。
那須湯本温泉は、小さな温泉地で他にも「小林館」さんや「松葉」さんなどの素晴らしい民宿が。
「藤田」さんは、ネットの情報が少なく、楽天やじゃらんからの予約もできず、基本は電話予約のみOK!
さらに「ひとり泊」の場合は、「平日の連泊のみOK」とのこと。
ボクも今回、平日の連泊での宿泊です。
2食付き8000円というコスパで、チェックインは14時(アーリーチェックインの宿)。ブログを書いたら「自分が予約できなくなるかも…笑」といった魅力のある温泉宿です!(実は何度も経験…笑)
電話:0287(76)2243(ご主人がおひとりで対応されていると思いますので、つながらない時もしつこくかけるとつながるかと思います。笑)
黒磯駅〜那須湯本温泉へ【バスを利用】
車の方が基本的には便利かな?と思うけど、今回は電車でしたので、サクッと情報を。
那須湯本温泉へは、「黒磯駅」または「那須塩原駅」からバスで。
思っているよりたくさんバスが出ていて、1時間に1、2本はバスが走っているので、電車でも「意外とアクセス良いな…」と。
特にバスの予約などの必要もなく、普通に「Suica」で乗れました!
「黒磯駅」からは35分950円で、「那須塩原駅」からは50分1170円。
到着したら、少し標高が高いこともあって、雪が降ってました。
この日は東京でも大雪とあって、気温はマイナス6度ほど。笑
それにしてもバスを降りてすぐ「硫化水素の香り」がすさまじく「那須湯本にきた!」という気分がたまらない…
バス停からは、有名な「鹿の湯」や上記の民宿街を通って「藤田屋」さんへ。
徒歩3分くらいだけど、やや急な坂があるので、年配の方は転んでしまう方が多いそう。
ですのでそのあたりはご注意を!
那須湯本温泉「民芸の宿 藤田屋」さんにチェックイン
このあたりの宿は、昔から「長期での湯治」が一般的だったそう。
この藤田屋さんも「湯治のできる民宿」なイメージだけど、すごくきれいで、民芸品に囲まれて美術館にいるような快適さ。
優しく気さくなご主人に案内していただきました。5年ほどぶりだけど、お元気そうで何より。
「民芸の宿 藤田屋」さんのお部屋
部屋へ。外は大雪だけど部屋はコタツと石油ストーブのおかげでポカポカ。
暑い季節も良いけれど、寒い季節もまた最高だなと。(温泉は「外湯」なので、年配の方に寒い季節はおすすめできないかな)
窓からの景色は、
このとおり。川が流れる音以外、何も聞こえることなく「癒し」そのもの。
お茶はほうじ茶と緑茶。そしてお湯と水までご用意いただいてます。
お菓子は最中で、テレビもこの部屋の大きさからしたら、十分な大きさ。
部屋のすぐ前に洗面所と冷蔵庫。
このオシャレさがまた魅力。
ちなみに那須湯本温泉は、天然水が湧いているところで、こちらの水道を飲んでみても、天然水だと思います。
実際にお隣の民宿「松葉」さんの敷地内に、湧水が飲めるところがあるほど。
水の味にかなり敏感な方なので、これもかなりありがたいなと。
その奥がお手洗い。最新の設備で安心。
ちょっと注意点として、
こちらは部屋と、共同浴場のカギ。
温泉の成分で、ややカギの開け閉めが固くなってました。とはいえ慣れるとなんでもない感じに。
では温泉へ!
温泉はすぐ近くの共同浴場「滝の湯」へ
このあたりの民宿は、宿に温泉はないので、すぐ近くの共同浴場「滝の湯」へ。
なぜ宿に温泉がないの?というと、間違いなく温泉の成分が強いからですね。
中に入るとこのとおり。昔ながらの湯治場の雰囲気に感動…。
硫化水素がたっぷりで、寝転んでいると中毒になる可能性があるほどだそう。
こちらでカラダを流してから入るけど、強酸性なので石鹸は泡立たないので使えないです。
「シャワーがない…」って、実はシャワーがあっという間に壊れてしまうほど温泉が強烈。
むかし母親をここに連れてきたところ、メガネをかけたまま温泉に入り、一発で壊れました。笑
ですのでメガネはかけないのが基本はオススメ。(たぶんコンタクトも危ないはず)
成分表を
実は初めてボクが湯治をしたのも、この那須湯本温泉。
その後、日本中の温泉を渡り歩いたけど、「温泉の効果」という意味で、那須湯本温泉を超えるところってないな〜と。
- 泉質:酸性含硫黄・カルシウム・硫酸塩泉
- 泉温:68.1度
- ph:2.53(強酸性)
- 掛け流し、加水・加温なし、循環・消毒なしのパーフェクト
すごいのは「硫酸塩泉」であること
硫酸塩泉は別名「傷の湯」。
傷の修復を早めることが証明されている温泉で、確かに肌に傷があるとグングン良くなってくるのがわかるのが面白いところ。
温泉のルックスだけみると「硫黄泉かな?」という感じだけど、硫酸ナトリウムをたっぷり含むので、正式には「硫酸塩泉」となっているわけです。
実は自宅でもある程度は再現できて、それは「グラウバーソルト(硫酸ナトリウム)」を入れてお風呂に入ること。
別記事【グラウバーソルトをレビュー】も書いていて、これからさらに人気になる天然100%の入浴剤なのではと。
さらに那須湯本温泉の泉質は「カルシウム・硫酸塩泉」。
もしこれを再現するなら、グラウバーソルトに「ひめの華(公式サイト)」というカルシウムをたっぷり含む湯の花を混ぜると近い感じになります。
別記事【ひめの華をレビュー】も書いています。
ボクと同じく、肌の傷や手荒れとかに悩んでいる方は、かなり効果を実感していただけるはず。
那須湯本温泉は「癌にも効く!?アトピーにも効く!?」
これは薬事法などの関係もあって、大きな声では言えない…ということが多いのかと思います。
実際に宿や常連さんの話を聞いてみると、「1ヶ月、癌の湯治をしていたお客さんが治った」とか「アトピーの子供さんが1ヶ月滞在して治った」みたいなお話は、よく耳にします。
ボクの体験談を語ると、初めはアトピーに良いかな?と理由で来ました。
実は入ってすぐに、ピタリとかゆみがおさまって感動したのを覚えています。
今回も2泊していたら、肌の調子が驚くほど調子が上がりました!(しかも肌が若返った!と思うほど)
正直「肌のシワ」とかにも効く印象…。
藤田屋さんのご主人とお話して、
- ご主人「なんでこの温泉に来たんですか?」
- ボク「たまにくると肌の調子がすごく良いので」
- お主人「うちの温泉は、ものすごく肌に良いですよね」「しかもマイルドで肌にしみたりしないのが良いです」「私も肌が弱いけど、すごくこの温泉で助かってて」
と、こんなお話もしました。
那須湯本温泉に入ると体調、パワーがまるで違う【おじいちゃんの話】
むかしテレビで「那須湯本温泉に入ると、農作業するときに疲れない!」と語っているおじいちゃんがいらっしゃいました。
今回ボクも3日ほど温泉に入っていたところ、たしかにカラダが疲れてこないから驚き。
黒磯駅まで17キロくらいあるけど、「歩いて帰っちゃおうかな?」と思ったほど。笑
とはいえ車の通りが激しくて、歩きにくいのでやめました。笑
「なんだこのパワーは!」といった感じで、なんだか「霊力」のようなものを感じるのも事実です。
「民芸の宿 藤田屋」さんお食事「部屋食でのんびりと」
2食付きで8000円なのに、部屋食で申し訳ないほど。
夜は18:15〜、朝は8:15〜にご主人が用意してくれました。(やや時間が遅れることもあるそう)
初日の夕食
初日の夕食。どれも丁寧につくってくれているのがわかる、素晴らしいお味。
次の日の朝食
芸術的な卵焼きにも感動…。ご飯もツヤツヤでとにかく美味い。
2日目の夕食
きりたんぽ鍋。鮎の塩焼きも、もちろん焼きたてで美味い。
3日目の朝食
朝食のしらすおろしがありがたい。ボリュームもたっぷりと。
お酒、ドリンクは1階に。セルフ
自由にお酒をとって、チェックアウトの時に自己申告するシステム。
ビール500円はお安いですね。少し値上げされた方が…と思ってしまうほど。
那須湯本温泉の観光をサクッと
「那須湯本温泉、温泉街もないし、何して過ごそう〜」
といったときの参考になるようにサクッとまとめました。
温泉神社(ゆぜんじんじゃ)
いい温泉には、必ずと言っていいほど「温泉神社」がありますね。
こちらの神社、むかしはほとんど人がいなかったけど、最近はすごく人気で驚くほど人が多かったです!
鹿の湯
いうまでないけど、すぐ近く。500円で入れます。
殺生石
こちらは、鹿の湯からちょっと登ったところに。
南ヶ丘牧場(入場無料)
この日は大雪で「牛」さんは見れなかったけど、2.4キロで徒歩30分ほどと、散歩コースとしてはいい感じ。
(ちょっと坂道で、少し車の通りがあって歩きにくいけど…)
牛乳とアイスが美味しいので、お昼ご飯に。
おまけ:黒磯駅、2つのすごいグルメ
黒磯駅は那須湯本温泉の最寄りの駅。(那須塩原駅を利用してもOK!使うバスも基本は同じ)
いい感じの飲食店に出会いましたので、2つご紹介してみます!
生そば「富陽」さん
黒磯駅のすぐ近くにある「生そば 富陽」さん。
かなり珍しい「みちのくそば」というものを頼んだけど、中に牡蠣などの魚介が入った蕎麦でめちゃくちゃ美味い。
さらにお店の方も、雰囲気もすごく良いお店!
イリス ブレッド&コーヒーさん
こちらも黒磯の駅前にある「イリス ブレッド&コーヒー」さん。
コーヒーもケーキも衝撃を受けるような美味しさ。
「電車で向かった方の参考になれば…」と2つご紹介してみました!
藤田屋さんのアクセス情報など
アクセス方法 | 詳細 |
---|---|
住所 | 〒325-0301 栃木県那須郡那須町湯本181-11 |
電車・バス | JR黒磯駅から東野バス那須湯本行き30分、湯本2丁目下車徒歩3分 |
最寄りバス停 | 湯本2丁目:徒歩4分 湯本1丁目:徒歩5分 那須湯本温泉:徒歩8分(基本、こちらが終点で降りやすく便利) |
車 | 東北自動車道 那須高原スマートICより20分 東北自動車道(那須IC)→那須街道→那須湯本方面 |
電話番号 | 0287-76-2243 |
まとめ:「民芸の宿 藤田屋」宿泊記ブログ「最高の湯治宿!」
では最後にこんな方に「藤田屋」さんはおすすめ!をまとめて終わります。
- 癒しを求めて
- 美肌を求めて
- 湯治目的で
- 日本トップクラスの温泉に入りたい(個人的に最高だと思ってる…)
- ひとり泊(平日の連泊のみ)、カップル、ファミリーOK
あたりかな。
ちょっと湯あたりにでもならないと「帰りたくない…」と思ってしまうような魅力を持った温泉地。笑
今回も「もう温泉はいい…」と思うくらい入ったので無事に帰宅です。笑
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
電話予約のみOK!:0287(76)2243
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