こんにちは、温泉オタクのKOUです。(プロフィール、Twitter)
本記事は、温泉オタクであるボクが、温泉の「癒し」についてまとめた記事です。
すべて実際の経験にもとづいて書きました。
温泉をこよなく愛するボクが、魂を込めつつ書きましたので、「温泉さん癒して!」という方はぜひ参考にしてみてください!
温泉に癒しを「3つの注意点」
1. 温泉に「癒し」を求めるなら「湯治」がベター
ひとことに「温泉」と言っても、いろいろ。
カラオケ目的の温泉もあれば、単純に温泉地の雰囲気を楽しむ温泉まで。
しかし、温泉に「癒し」を求めるなら「湯治効果」のある温泉や、「湯治場」に行くことがオススメ。
理由は、温泉が最大限「健康効果」を発揮できるように、配慮してくれているため。
2. 湯治効果のある温泉について
「ところで、湯治効果のある温泉ってどんな温泉?」という疑問があるかと。
まとめると、こんな温泉です!
- 掛け流し
- 循環・消毒なし
- 加水・加温なし
- 湧出量が多い(足元湧出はなお良い)
- 温泉の鮮度が高い
ちなみに1%でも温泉が入っていれば、「温泉」ですし、1週間同じ温泉を循環し続けても同じ「温泉」。
もちろん否定しているわけではなく、温泉に癒しを求めたり、温泉に湯治効果を求めるなら、泉質にこだわった方が良いのは、当たり前のこと。
湯治効果のある温泉を見つけるのが難しい…
これは、ボク自身かなり大変でした。
というのも、ネットのや本の情報を見ても実際には、消毒がたっぷりされていたりと…
そんななわけで、このブログで紹介している温泉は、実はすべて湯治効果のある温泉に特化しているのです。
「本で探したい!」という方は、オススメの温泉本を下記にまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
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おすすめの温泉本をまとめてみた「無料もあり」
続きを見る
アトピーで、そもそも良い温泉しか入れなかった過去
ボク自身、温泉オタクになった理由は、温泉で劇的にアトピーが良くなったため。
その時に入った温泉も、もちろん上記のような素晴らしい泉質の温泉。
素晴らしい温泉は、Twitterで発信しています(プロフィール&Twitter)
3. 「癒し」を求める「泉質で変わる?」
温泉の泉質は、全部で10種類ほど。
具体的には「単純泉、酸性泉、硫黄泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、二酸化炭素泉、塩化物泉、放射能泉、含ヨウ素泉、含鉄泉」
「こんな感じのにごり湯の方が癒しに効くかな?」と思われるかもだけど、1000カ所以上の温泉に入ったボクの感想としては、「特に気にしなくてOK!」という感じ。(こちらは、万座温泉の豊国館の温泉。もちろん癒し効果もある)
それよりも、やはり「温泉の質」にこだわる方が、効果的だと思います。
記事の後半で、ボクが実際に「癒された〜」と感じた温泉はまとめていますので、ご安心を。
癒される温泉「3つの特徴」
1. ぬる湯「注意点あり」
基本的に「ぬる湯」の温泉は、癒し効果が強いように思います。
実際、科学的にも「副交感神経を優位にする」という理由で、ぬる湯がオススメされていますね。
しかし、ここは温泉オタク的に少し突っ込んだお話を。
源泉の温度が割と重要
例えば、
- 50度の源泉に加水して40度のぬる湯に
- もともと40度ほどで温泉が湧いている
同じ40度の温泉でも、効果はもちろん「2」の方が強い。
さらにおまけで言うと、
- 30度の源泉を45度に加温
- 50度の源泉を45度に冷ます
こちらも同じ45度の温泉だけど、「2」の温泉の方がはるかにあったまるのです…。
不思議ですね!
つまり、もともと低い温度で湧いている温泉が、「癒し」にはピッタリと言うわけです。
2. 静かな温泉地→癒される
温泉地でも色々ですね。
- 人の多い、人気の温泉地
- 人の少ない、静かな温泉地
どちらも素晴らしいけど、「癒し」を求めるのなら、間違いなく静かな温泉地の方かな。
余談:「山の温泉と海の温泉どっちが癒される?」
これはボクの体験談だけど、圧倒的に「山の温泉!」の方が癒される。
海には癒し効果があるけど、温泉に限っては「山の方が癒されるな〜」と感じています。
逆に海の温泉は、「元気になる!」「パワーがもらえる」といったイメージ。
ボクの好きな、伊豆の伊東温泉なんかも海の近くの温泉ゆえこのタイプ。
3. 秘湯
イメージ的にも、1番癒される温泉は、山奥の秘湯。
静かで、ゆっくりと時間が流れ、そこの土地の人も穏やかな良い方。
こんなところで、最高の温泉に入ると「癒されるな」と言われてもムリなくらい癒されますね。笑
余談2:何泊が癒される?
結論、温泉に癒しを求めるなら2泊以上がオススメ。
しかし、忙しくて1泊しかできない方も大丈夫。ボク自身、「1泊でもすごい効果があったな〜」と実感することも多いです。
湯治は文化的に7~10日
もし「本格的に湯治がしたい」という方には、これくらいがオススメ。
湯治の歴史的にも、「7日を3まわり」とか「湯十日」という言葉があるくらいなので。
ボクの体験談としては、草津温泉に最長で21日間ほど滞在したことがあります。
この時に、重症のアトピーが不思議なくらい完治したのです。
ではここからは、実際に最高の癒しの温泉をご紹介してみます!
温泉オタクのオススメ「癒しの5つの温泉」→「ひとり旅もOK」
温泉オタク歴10年の経験をもとに、個人的にまとめました。
TwitterのDMにも時々、ボクのブログを見て「あの温泉に行ったらすごい癒されました!」とありがたいメッセージをいただくことも。
そういったご意見や、友人・知人に紹介した時の反応も同時に参考にしています!
たまに聞かれますが、湯治文化のある温泉は「ひとり旅ウェルカム」なところが多いのでご安心を。
ではさっそく!
1. 湯岐温泉(福島県)
湯岐温泉(ゆじまた)は、福島県の宿が2つだけの小さな温泉地。
先ほどの書いた「癒される温泉」の特徴をすべて含む温泉で、1番検討してみることをオススメしたい温泉地です。
さらにこの湯岐温泉は、「中風の湯」と呼ばれていて、神経をゆるませる効果があります。
ボクが昔、重症の不眠症だった時、この湯岐温泉に入ったら、見事、爆睡だったのです…。
それ以来、体や心が疲れたら必ず湯岐温泉で湯治をすることに。
湯岐温泉の2つの宿は、下記でどちらもリンク先は宿泊記になっています。
どちらも宿の方は、素晴らしく良い方で、さらに食事は美味しく、さらにコスパも良いです!
2. 角間温泉(長野県)
角間温泉は、長野県の渋温泉郷の一角にある、小さな温泉地。
Twitterを見ていても「癒しを求めて角間温泉に出かける!」というツイートはたくさん見かけるほど。
ボクも先日、疲れが溜まっていたこともあり、角間温泉に出かけることに。
驚くほどに復活し、改めて「角間温泉すごいな〜」と感じました。
さらに角間温泉は、昔から肌の病気に効果がある温泉として有名なところ。
もともとは「アトピーが少しでも良くなればな〜」という思いで来ていました。
たしかに、驚くほど肌がキレイになる経験を。なので「癒されつつ、肌もキレイにしたい!」という方に、ぜひ行ってみて欲しい温泉!
角間温泉のほぼ全ての宿に泊まっていて、宿泊記は下記です。(微妙に源泉が異なる。泉質は同じ)
3. 肘折温泉(山形県)
肘折温泉は、山形県の山奥にある湯治文化の色濃く残る温泉地で「癒し」というイメージではピッタリとハマる温泉。
肘折(ひじおり)の名前からも分かるとおり、骨折などにもすごく効果が高いと言われています。
もともと農業で疲れた体を休ませに来たり、ケガをした方が湯治に来る文化のあったところです。
つまり、今でもなんとなくそのオーラが残っている…
現在も、朝市が行われていて、湯治のなごり。楽しいですよ!
宿としては、木村屋さんがオススメ。コスパ、宿の方、お食事、とどれをとっても最高。
Twitterでもファンが多いのが分かります。そして連泊すると安いこともあり、オススメは連泊かな。
4. 那須湯本温泉、板室温泉(栃木県)
「癒し」という意味では、ここ那須湯本温泉と板室温泉は、外せないと思います。
ボクのまわりでも「那須湯本温泉で癒された〜」という方は多いです。(Twitterでもメッセージをいただきます!)
なぜこの2つを一緒にしたかというと、車であれば数10分と近いため。
どちらも静かな温泉地で、湯治場として今でも健在なところ。
硫黄のにごり湯が好きなら「那須湯本」、透明でクセのない温泉が好みなら「板室」で選ぶのが良いと思います。
那須湯本には、素晴らしい宿があるけど、あえてオススメの宿の宿泊記をご紹介しておきますね。
連泊する場合、「那須〜板室」の順番が良いですよ!
このあたりのことは、下記の記事で詳しく語ってます。
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【栃木編】最高の湯治プランを考えてみた【感動レベル】
続きを見る
5. 妙見温泉(鹿児島県)
鹿児島県の妙見温泉も、湯治文化の残る温泉地。
なぜここをオススメするかというと、鹿児島空港からのアクセスが良好なため。(バスで20分くらい)
空港から4キロくらいなのに、極上の温泉地でしかも静か。
湧出量がとにかく豊富な温泉地で、どこの宿に入ってもドバドバ系。
上記は、「田島本館」さんという宿の温泉だけど、こちらは食事付きの湯治ができることもあって、1番オススメできる宿だと思います。
とにかく、「こんなに良い温泉が、こんなに近い」と思ってしまう名湯。
周りも自然に囲まれていて、とにかく癒されます。
「素泊まりでさらに安く‥」という方は、近くの「楽園荘」もオススメ!
暮らすように温泉に入れるところです。
どちらも素晴らしいところなので、ぜひ比較しつつお出かけください!
まとめ:温泉は癒される「日本の素晴らしい文化→広まって欲しい」
現代は、ストレス社会と言われているし、心身ともに疲れが溜まっている方も多い。
温泉に「心身ともに」癒す効果があるのは、間違いないこと。
病んでいる人が多い社会は、健全ではないなと。
そんな意味でも疲れた時の、助け舟として、温泉が広まればな、と思っています。
下記の記事は、毎月5000名ほどの方に読んでいただいてます
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【保存版】湯治のできる安い温泉宿「一人泊、連泊もOK!」
続きを見る
これほど、この記事に人気をいただくのは、「疲れがたまっていて、癒されたい…」という方が多いからかと。
少しでも本記事が「癒し」の助けになれば幸いです。
それでは終わります!