なぜ温泉は肌がツルツルに？【→アルカリ成分が分解するから】

こんにちは、温泉オタクのKOUです。（プロフィール、Twitter）

温泉に入ると肌がツルツルになるのは、アルカリ成分が、肌の表面の脂肪酸を分解するから。

と言われています。

石鹸も同じくアルカリ性なので、そこは同じですね！

本記事ではさらに、

を温泉オタクの目線で解説してみました！

それではさっそく！

温泉で肌がつるつるになる理由

注目はアルカリ性！

温泉に行くと必ず置いてあるのが、この成分表。

注目ポイントは「ph値」のところ。（水素イオン濃度と書かれてあることも）

イメージとしては、

こんな感じ！

上記の写真は、栃木県の板室温泉にある湯治宿「勝風館」のもの。

ここ最近では、一番つるつるしたので参考までに載せました！

この勝風館のph値は9.4！つまりアルカリ性ですね！

アルカリ性にもデメリットがある

アルカリ性の温泉すごい！

とその前にちょっとデメリットがあります。

それは「つるつる」＝「肌の表面が分解される」＝「乾燥しやすい、ヒリヒリすることも」ということ。

なので、板室温泉では昔から「湯治の湯あたりで、子供さんの肌が乾燥しやすい」と言われていたりもします。

さらに効果的な温泉の入り方

昔から草津温泉では、仕上げにアルカリ性の温泉に入って、肌を整える文化がありました。

もちろん草津温泉はphが「２」くらいの強酸性の温泉。

なので、帰りにアルカリ性の四万温泉、沢渡温泉に入りつつ帰宅していたのです。

酸性→アルカリ性→酸性→アルカリ性？

実はこの温泉の入り方って、すごく効果があると言われているけど、これは体感的にもすごく納得！

もし可能なら、こんな感じに狙いつつ温泉に入ると、さらに肌がツルッツルになりますよ！

下記は、東京発の最高の湯治プランを考えてみたものです。

これも同じく酸性とアルカリ性の交互浴になっています。

ではここからは、肌がつるつるになるオススメ温泉をご紹介してみます！

さらに温泉で肌をつるつるに！

炭酸水素塩泉は肌がツルツルになる

温泉には10の泉質があるけど、その中で一番肌がツルツルすると言われているのは、この「炭酸水素塩泉」。

有名な温泉地で言うと、宮城県の鳴子温泉。

それから日光湯本温泉や、鹿児島の妙見温泉あたりも炭酸水素塩泉。

下記は参考記事です。（すべて宿泊記へのリンクで、成分表の写真あり）

炭酸水素塩泉は、自宅で再現も可能

わりと簡単で、「重曹」をお風呂に入れればOK！

炭酸水素塩泉は、昔は「重曹泉」と呼ばれていたのです。

入れるなら人工的な重曹ではなく、天然の重曹がオススメ。入れるべきは内モンゴル産の重曹です。

コスパも良いので、下記を参考にどうぞ。

硫黄泉は、肌を引き締め、ハリを高める

硫黄泉は肌を引き締めつつ、ハリを高める効果があるので、これもツルツルに感じると言う方がいらっしゃいます。

個人的には、肌が丈夫になりつつ、ツルツルになる感じかと。

先日、栃木県の秘湯「八丁の湯」に出かけたけど、帰宅してもしばらくは、ずっと肌がツルツルしてました。

この温泉は、「中性」。

中性の温泉でも、硫黄を含むと肌がツルツルになることもありますね。

硫酸塩泉は「キズ」も治る

硫酸塩泉は、昔から「キズ」が治る温泉と言われています。

キズが治る＝肌がツルツルになる。というわけです。

日清・日露戦争の時に負傷した兵隊は、神奈川県の湯河原温泉で湯治をしたという記録があります。

この湯河原温泉は、もちろん硫酸塩泉。

例えば、「信玄の隠し湯」と言う言葉があるけど、このタイプの温泉も硫酸塩泉。

参考までに、湯河原の名湯「ままねの湯」の記事をどうぞ。

自宅で硫酸塩泉を！

これも実はカンタン。

知名度は低いのだけど、「グラウバーソルト」という天然の入浴剤を入れるとかなり近い感じになります。

グラウバーソルトとは、硫酸ナトリウムのこと。

これもかなりツルツルした感じになりますよ！

エプソムソルトが大流行したこともあるので、これからグラウバーソルトが大流行するのでは？と思ってます。

詳しくは下記をどうぞ！

まとめ：温泉で肌をつるつるに！「若く見られる！」

最後に肌がツルツルになる温泉のさらなるメリットについて書きつつ終わりにします！

ボクは温泉に年間40泊以上出かけつつ、温泉に入りまくったところ、「肌がキレイだね！」「若い！」と言われるようになりました！

このあたりはメリットですね！

ボクが出かけているのは、主に湯治場や湯治宿。

素晴らしい温泉は、下記でまとめています！最後までありがとうございました！