こんにちは、温泉オタクのKOUです。
1000カ所以上の温泉を巡る中で「あれ、こんなに温泉は疲労回復に効いてしまうの?」という温泉に多数出会ってきました。
本記事は、その体験談をまとめつつ、ランキングでもまとめてみました。(ランキングは記事の後半です!)
最近では秋田大学、筑波大学、スタンフォード大学の教授による共同研究で、「温泉はよく眠れる」ということが実証されて話題になりましたね。(参考文献はこちら)
温泉オタク的には「いや温泉はもっとすごい…」というのが正直なところ。
温泉の本当のすごさは、これからハッキリ証明されていくのでは?と思っています。
それでは実際に入ってみて「本当に疲れが取れた温泉」をご紹介してみます!
本当に疲労回復できる温泉【5つの特徴】
先ほどの大学の実験でも触れられていないけど、かなり重要なところがあるのでまとめました。(上記はさが旅館)
温泉好きの方からしたら、体感的に「当たり前じゃん!」ということですが。笑
- 掛け流し、循環なし、消毒なし
- できれば加水と加温もないと良い
- 湧出量が多いと効果も大きい
- 温泉の鮮度が高いと効果も大きい(源泉地から近いとより良い)
- 温泉が空気に触れていないと最高(足元湧出の温泉が例)
このあたりに、こだわると「え、こんなに効果あるの!?」と驚くはず!
疲労を回復できる温泉3つの入り方
基本的に温泉には「湯治」という文化があって、(上記はもりまた旅館)
- 1日に3回ほどの入浴
- 1回の入浴で3セット
- プチ湯治で2泊。湯治は7日〜10日
というのがベースで、「疲労回復」という意味でもこれに当てはまります。
特殊な入り方の温泉もある
いくつか例を挙げてみます!
温泉の温度や、成分の濃さで微妙には変わってきますね。
温泉地には、必ず伝統的な入り方が書いてあるので、それに従うと効果も「より大きい」です。
泉質別「疲労回復できる温泉」
これは科学的に証明されているものと、温泉オタクの体感的にまとめてみました。(上記はつるのゆ)
温泉オタクの友人に見せたところ「完全に同意」とのことで、書いてみます。
- 単純泉:ミネラルにより筋肉の疲労回復
- 塩化物泉:塩分→体の血行が良くなる→疲労回復
- 酸性泉:基本的に成分が濃いことが多い→上記2つの複合
- 硫黄泉;上記と同じ
- 炭酸水素塩泉:単純泉と同じ(見た目も似ている)
- 硫酸塩泉:単純泉と同じ(見た目も似ている)
ほかの要素「泉質、以外にもある!」
- ph値(アルカリ性と酸性)
- 標高の高さ
- 都会か田舎か
- 山奥か海か
- 寒い地方か暑い地方か
こういった要素が、絶妙に関係して「疲労回復」の度合いも変わってくる印象です。
例えば、「疲労回復」を目的に温泉に出かけるなら、都会より田舎の方が良いな…といった感じ。
草津温泉より四万温泉。別府温泉より湯の鶴温泉のイメージ。
それではここからは、具体的に疲労回復した温泉のランキングへ!
ぜひ1つでもお出かけしてみてください!
本当に疲労回復した温泉ランキング!
7位:湯平温泉 高尾荘(大分県)
湯平温泉は、有名な由布院温泉のすぐ近くに位置する温泉で、知名度はグッと下がるかと思います。
それゆえ穴場でかつ自然に囲まれた環境で「疲れを癒す」にはピッタリ。
なんとホタルが見えることでも有名なところ。
泉質は、塩化物-炭酸水素塩泉で「よく温まるのに清涼感がある」という珍しいタイプ。
血の巡りが良くなるので、疲れにもよく効きました。
さらにこの「高尾荘」さんの温泉は、川沿いに温泉があることで、マイナスイオンもたっぷり。
食事のレベルも高く、ホタルの様子とともに「高尾荘 宿泊記ブログ」にまとめています。
6位:伊東温泉3つの宿(静岡県)
伊東温泉は、海の近くで泉質は単純泉が基本。
実は伊東温泉には100回以上来ているけど、「疲れが取れる」というより「元気になる!」といった雰囲気の温泉。
「なぜ?」と聞かれると困ってしまうけど、体がそんな感じに反応するのです。
それゆえ「不眠症を治したい」とかだったら、他の温泉を選んだ方が良いかと。
伊東温泉は、「気分を上げたい」「パワーをチャージしたい」方にオススメです。
また伊東温泉は、とにかく魅力がたっぷりで別記事【伊東温泉の5つの魅力】を書いています。
またボクが実際に宿泊して、温泉が極上でなおかつ泊まってよかった宿は、下記の3つ。(リンクは宿泊記。全て1万円以下の宿です)
5位:酸ヶ湯温泉(青森県)
酸ヶ湯温泉は、いわずと知れた青森の有名な秘湯で湯治宿。(上記は公式サイトから)
目に温泉が入ったり、体にキズがあったりすると痛くして仕方がないほど、酸性度の強い温泉。
それゆえ名前もすっぱいお湯で「酸ヶ湯」。
ボクも昔「アトピーに効果があるかな?」と訪れたところ、体が痛くてキャンセルして帰宅したことがあります。笑
しかしその後、肌の調子を整えて再訪したところ、とにかく最高な温泉。
「疲れ」という意味でも、青森の秘湯でとにかくアクセスが大変なのに、なぜか「疲れた…」という記憶がゼロなのです。
おそらく酸ヶ湯温泉に訪れた多くの方が納得されることかと。
温泉は山奥にあって、夏でも冬でも最高です。
4位:肘折温泉 木村屋旅館(山形県)
肘折温泉は、山形の山奥にあってのんびりした空気感から「疲れを癒す」のにピッタリ。
「この温泉に2日間入って、疲れが取れない人なんているのかな?」と思ってしまうほど。
温泉の泉質は、炭酸水素塩泉で清涼感があるけど、汗がドッと出るタイプ。
肉体的な疲労はもちろん、精神的な疲れにも良い印象です。
また肘折温泉にはたくさん魅力的な宿があるけど、こちらの木村屋さんは特によかったです。
2食付き8000円程度〜、連泊は7000円程度〜
お食事も部屋食で素晴らしく「木村屋旅館 宿泊記ブログ」にまとめています。
3位:栃尾又温泉 神風館(新潟県)
栃尾又温泉は、新潟の秘湯で「ラジウムが発生すること」「ぬる湯。36度くらいで不感の湯」であることが特徴。
それゆえ、この温泉地では1〜2時間は最低でも連続して入ることで、温泉の効果を得られると言われています。
温泉は入った感じのしない「不感の湯」で、だんだん寝ているのと起きているの中間くらいの気分になってきます…
その状態が続いて「疲れが取れない…」なんてことはないですね。笑
さらに有名な「子宝の湯」でもあって、男女ともに性的な機能が活性化することがわかっています。
ボクも先日3泊の湯治をしてみたけど、たしかに効果を実感しました。
もちろん体の疲れは「完全にゼロ」とスッキリ爽快!
年配の方が多い印象だけど、働きすぎでお疲れの若い方にもオススメ!
温泉飲める!→胃腸の疲労も回復
おまけとして、この栃尾又温泉は飲める温泉です。
この温泉がとにかく美味しくて、みなさんガンガン飲んでますね。笑
胃腸がお疲れの方にもオススメです!
詳しくは「栃尾又温泉 神風館 宿泊記ブログ」に。
2位:湯の鶴温泉Tojiya(熊本県)
湯の鶴温泉は、熊本県だけど鹿児島空港からアクセスが良いところに位置する温泉。
山奥で知名度も低く、極上の温泉だけがコンコンと湧いている…そんな温泉地です。
山奥のTojiya(湯治や)さんと聞くと、年配の方ばかり?
と、思われるかもですが、実際は若い方が中心に経営されています。
皆さん感じが良いので、そんな意味でもオススメ。
温泉はトロトロで、栃尾又と同じくラジウムを含みます。
不思議と神経に作用する温泉で、疲れなんて一瞬で消え去ります。
共同浴場「きくの湯」は飲める!
こちらはTojiyaさんがすぐのところにある共同浴場「きくの湯」。100円で入れます。
こちらはさらに温泉が極上で、ややぬるめで飲めるほど温泉は新鮮。
温泉オタクのボクが、現在日本で最高の温泉はこの「きくの湯」では?と思っているほど。
とにかく神がかった温泉です。
1位:湯岐温泉(福島県)
疲れに効く!という意味では、間違いなくこの湯岐温泉がトップ!
温泉はトロトロのぬる湯で栃尾又温泉や、湯の鶴温泉にも似たタイプ。
30〜60分ほど連続して入ることで、効果も絶大に。
もともと湯岐温泉は「中風の湯」と呼ばれていて、「神経に作用する=疲れが取れる」ことがわかっています。
昔、神経の病になってしまった殿様が湯治にきていたほど。
本当に神経に作用して、この湯岐温泉に入ると、とにかく爆睡できるのです!!
ボク自身、疲れがたまったり、仕事がキツかったあとは必ず湯岐温泉に来ることを決めています。
お疲れの方、本当に疲れが取れますからぜひ湯岐温泉に出かけてみてください!!
湯岐温泉に宿は2つだけです。(どちらも最高の宿で、宿泊記ブログを書いています)
おまけ:自宅温泉でも疲労回復できる【コスパ良い】
もともとアトピーゆえ、たくさんの入浴剤を試してきました。
そのなかで、温泉と似た反応を示すものや、温泉と同じような効果を発揮するものまで。
下記にすべてまとめてみました。(リンクはレビュー記事)
- 湯の花(特に「ひめの華」)
- つるぽか(酵素の入浴剤。温泉に近い温熱効果が得られる。美肌効果も)
- バドガシュタイン鉱石(値段が高いので万人向けではないかと)
- 温泉水99(飲泉の効果を得られる)
このあたりは、すごく効果を実感して、今でも毎日のように使用しているものです。
バドガシュタイン鉱石の他は、安い値段で手に入ります。
自宅でサクッと疲労回復できるのは、良いですね。
それでは終わります。
最後までありがとうございました。