僕は温泉オタクであり、もともとかなり重症の不眠症でした。
そしてかなり重症だったんだけど「温泉に入るとびっくりするほどよく眠れるな〜」という体験が多数ありました。
最近では秋田大学、筑波大学、スタンフォード大学の教授による共同研究で、「温泉はよく眠れる」ということが実証されていますね。(参考論文はこちら)
この研究を見たけど、正直、温泉オタクのボクの方が詳しいです…(自慢です。許してください…笑)
というのも、不眠症の温泉オタクで1000カ所以上の温泉に入りまくったため。
上記の研究では「温泉の質、鮮度、湧出量、すべての泉質」に触れていないことと、限定された泉質でしか実験はされていません。
正直、これで研究結果が出るなら、もっとすごい温泉たくさんあるぞ!と。笑
では現在でも1年の3分の1くらいは、温泉地でリモートワークをしたり、湯治をしているボクが「よく眠れる温泉」を紹介してみます!
【効能あり】不眠症に効果のあった温泉7選「よく眠れる!」
その1:湯岐温泉 山形屋旅館(福島県)
スミマセン、実は僕のこのブログ内では「よく眠れるとか、肌がキレイになった!」
とかってすごいご紹介させていただいている温泉がこちらの「湯岐温泉」の山形屋さんです。
読み方は「ゆじまた」。宿も2つしかないすごく小さな秘湯です。
この温泉って、ぬる湯(39度くらい)で自律神経を整えてくれる効果があると言われています。
さらに大自然に囲まれた環境の素晴らしさもあるかと思いますね。
僕だけでなく「確かによく眠れる!」という口コミがとにかく多い温泉でもあるので、かなり確かだと思います。
また湯岐温泉は、昔から「中風の湯」と呼ばれていて、神経に作用することがわかっています。
湯岐温泉の宿は、上記の2つだけです。
その2:沓掛温泉(長野県)
この沓掛温泉は、僕が唯一「寝落ち」する温泉です。
いや、普段は全くと言っていいほど「寝落ち」なんてするタイプじゃなくて、ここ沓掛温泉以外では「寝落ち」した経験はないです。
この沓掛温泉もぬる湯で36度ほど。
ぬる湯は確かに自律神経が整って眠くなるけど、それは温泉を出てからの話。
入りながら寝落ちするってホントに衝撃です。
「今回は眠かったから特別かな?」と思いきや、何度行っても寝落ちするんですよね‥(20回くらいは行ってます)
ぜひ試してもらいたい温泉です。
泊まるならすぐ目の前の「叶屋旅館さん」がオススメ!
ブログをはじめる前に2回ほど宿泊したけど最高でした。しかし現在は人気になりすぎて予約をとりづらいのがデメリット…笑
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沓掛温泉【小倉乃湯】日帰り入浴記「ぬる湯の名湯!」
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その3:下部温泉 元湯旅館 大黒屋(山梨県)
この下部温泉も「ぬる湯」。
でも上記の沓掛温泉よりさらにぬるく、温度は34度ほど。
つまり寒くなってくるので、温かい温泉と交互に入ることになります。
そして1〜2時間入るのが下部温泉流。
この入り方が一番効果があるそうです。
僕もこの入り方で入ってみたのだけど、これにはかなり驚きました。
確かに体の調子が良いし、8時間半もぐっすり眠ることができて、しかも途中は一切目が覚めることはなかったんです。
こういう経験ってほとんどしたことがなかったので、これにはかなり驚きでした。
詳しくは下部温泉 大黒屋 宿泊記ので解説しています。
その4:甲子温泉 大黒屋(福島県)
続いても大黒屋さん。だけどこちらの大黒屋さんは福島県。
この大黒屋さんは、日本秘湯を守る会の宿でもあって、知名度もかなり高いですね。
温泉は、40度ないくらいで、印象としては「湯岐温泉」にもかなり似ている感じ。
入っていると、体の神経がみるみると緩んでくる感じを受けます。
飲泉も可能な温泉で、しかも足元湧出。温泉の質がとにかく高い温泉で、単純に温泉レベルがとにかく高い印象です。
こちらももちろん宿泊記を書いているけど、食事も部屋もとにかく素晴らしい‥
気になる方は甲子温泉の宿泊記をどうぞ!
その5:那須湯本温泉(栃木県)
那須湯本温泉は、栃木県の秘湯であり、有名な湯治場です。
この温泉は上記の3つとは違って非常に熱い温泉。
ぬる湯で自律神経を整えるタイプではなくて、体力が消耗しすぎて眠くなるタイプです‥
この那須湯本温泉は「癌が治った」と語る方も多いことからも分かるとおり、非常に成分が濃厚な温泉なんです。
一日3回ほど入ると、もう体がヘトヘトになってくる感じ。
しかもこの温泉地が観光地というより「湯治場」という雰囲気で、神経が静まってきます。
有名な「鹿の湯」があるところだけど、オススメは近くの民宿街に宿泊すること。
素晴らしい宿がそろう民宿街だと思ってます!
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那須湯本温泉を解説!「鹿の湯で日帰り入浴、民宿街そして観光!」
続きを見る
その6:万座温泉(群馬県)
万座温泉も那須湯本温泉と同じで、体力が消耗することで眠くなるタイプの温泉。
しかし違うところはなんと言ってもその標高。1800メートルと日本屈指の高所の温泉です。
標高の高いことが体に与える影響は色々と研究されているけど、なぜかよく眠れるんですよね‥
ふと気づいたことがあって「あれ、万座温泉で眠れなかったことってないな」と。
1回や2回じゃないですよ。
万座温泉の主要な宿のほとんどに泊まったほど、万座温泉には出かけています。
温泉の成分の強さ✖️標高の高さ=よく眠れる
だと思ってます。
理由としては、草津温泉も同じように体力を消耗するけど、万座温泉の方がなぜかよく眠れるから。
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万座温泉のおすすめ宿は?5つの宿に泊まったので比較してみた
続きを見る
その7:湯の鶴温泉「Tojiya」(熊本県)
湯の鶴温泉は、最初に紹介した湯岐温泉と似た雰囲気の温泉で、トロッとした印象のぬる湯。
同じく、この温泉に入ったあとは、爆睡でした。笑
こちらのTojiyaさんは、4000円程度〜宿泊可能なゲストハウスで、若い方がフレッシュに経営されている魅力的な宿です!
実は鹿児島空港〜のアクセスがそこそこ良くて、遠くからもぜひオススメしたいところ。
さらに裏ワザ的なアクセス方法もあって、「Tojiya宿泊記ブログ」の方で解説しています!
このほか「よく眠れる!」と思った温泉の一覧(温泉宿)
実際に温泉宿に泊まって「たしかによく眠れる」そして「良い宿だった!」というところをまとめました。
「湯治」という意味では、やはり最低でも2泊3日のプチ湯治からがオススメ。
- 凌雲閣(北海道)*自律神経が整う
- 酸ヶ湯温泉(青森)*標高の高さ、万座に少し似てる
- 藤七温泉 彩雲荘(岩手)*上記と同じ
- 松の湯温泉 松渓館(群馬)*有名なぬる湯。下部温泉に似てる
- 霧積温泉 金湯館(群馬)*標高も高く爆睡
- 草津温泉 興亜館(群馬)*エネルギーの消費がすごい
- 草津温泉 はなみづき(群馬)*上記と同じ
- 板室温泉 勝風館(栃木)*ぬる湯。自律神経が整う
- 湯河原温泉 源泉宿ゆっくり(神奈川)*たしかにゆっくり眠れる
- 栃尾又温泉尾又温泉 神風館(新潟)*ぬる湯の湯治宿。かなりオススメ!
「よく眠れる温泉」という意味で、下記でいろいろなオススメの湯治プランを考えています。
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【伊豆編】湯治をする最高のプラン「安くひとり旅もOK!」
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【群馬県】最高の湯治プラン「定宿が見つかる!ひとり旅もOK」
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【栃木編】最高の湯治プランを考えてみた【感動レベル】
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【鹿児島空港編】最高の湯治プラン「自炊もOK!」
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まとめ:【効能あり】不眠症に効果のあった温泉【7選】
まとめると、不眠症に効果のある温泉って2通りだと思うんですよね‥
- 自律神経を整えるタイプ
- 体力を消耗するタイプ
この2種類。
自律神経を整えるタイプだと、3時間くらい入ると特に効果があるように感じます。
体力を消耗するタイプだと、1日3回以上入ると体力もいい感じに消耗して良いですね。
(温泉地でもだいたいこんな感じでオススメされています)
それでは終わります!
みなさまがぐっすりと眠れますように。