こんにちは、温泉オタクでKindle本「奇跡のかけ流し温泉」の著者KOUです。
温泉の中でも、泉質の良いものは「かけ流し」として有名だけど、もっとすごいのは「飲泉OK」つまり「飲んでも大丈夫だよ!」といった温泉。
これらは、いわゆるパーフェクト温泉で、循環・消毒はもちろんのこと加水・加温もしていない自然のままの極上湯。
記事の前半では「飲泉OK」な温泉な感動ポイントを。
そして記事の後半では、実際に泊まってよかった「飲泉OK」な神宿をご紹介してみます。
あとなんとなく、この記事の動画版(YouTubeでボクが適当にしゃべってます…笑)もとってみました。
飲泉OKな温泉「3つの感動!」
サクッと飲泉OKな温泉の特徴をまとめてみました。(上記の写真は「民宿 赤湯」さんで)
- 不思議なほど気持ちが良い
- 不思議なほど温泉の効果を感じる(美肌、若返り、関節、不眠などへの効果などなど)
- 温泉を飲むことで、胃腸の調子を上げる。中から浄化される感じ
1. 飲める温泉=不思議なほど気持ちいい
飲める温泉は、よほど鮮度が高く、湧出量が豊富でないと実現できないです。
つまり全国屈指の極上湯。
こういった温泉に入ると、レベルとしては、
- 普通の温泉→気持ちいい
- かけ流しの温泉→かなり気持ちいい
- 飲泉OKな温泉→感動するほど気持ちいい
これは大げさでもなんでもなく事実です。
さらにイメージとして、カラダにエネルギーが入り込んでくるような気分がするのが特徴だと思っています。
2. 不思議なほど温泉の効果(湯治)「美容・若返りにも」
昔から「湯治」という温泉の文化があって、今でも湯治宿ってたくさんあるのです。
「湯治」とは、もちろん温泉で病気を治すということ。
現代だと、病院で「治らない」と言われてしまって、最後に温泉をたよって湯治をしている方が多いですね。
実はボクもその一人で、病院ではアトピーがまったく治らなかったのだけど、温泉で治ってしまった。(詳しくはプロフィールに)
この病気を治す効果まで「一段、上にいる」といった温泉が「飲泉OK」な温泉。
さらにこういった温泉だからこそ、美肌効果、若返り効果も抜群。
今はまだ研究中で、確実な論文などはないはずだけど、温泉オタクのボクの感としては「温泉の還元力」がポイントだと思っています。
もちろん「飲泉OK」な温泉は、鮮度が高いのです。
3. 飲泉=胃腸が調子良い。中から浄化
飲泉が胃腸に良いことは証明されています。(温泉地で必ず書かれてあるので)
ボクの体験談としては、実は朝ごはんが苦手なのです。
しかし飲泉をした朝や翌日は驚くほどスッキリとして、朝からガッツリとご飯を食べることができる。
さらに胃腸の調子を上げることからの美容効果があるようで、モデルさんなどで「温泉水99」を飲んでいる方がいるけど、これも飲泉の効果で、確かな効果があるはず。
ちなみに「温泉水99」はめちゃくちゃ美味いです。(大きめのスーパーや健康重視のお店とかに売っています。リンクはレビュー記事)
ではここからは「飲泉OK」な温泉宿をガッツリご紹介してみます。
もちろんボクが実際に宿泊して「ここはすごい!素晴らしい!」と感じた温泉宿だけをご紹介です。
飲泉OKな温泉宿「泊まってよかった神宿だけ」
特に印象に残っている「飲泉OK」な神宿からご紹介してみます。(一覧は記事の下に)
駒の湯山荘(新潟県)
駒の湯山荘は、ぬる湯のドバドバ温泉として有名なところです。
「飲泉OK」ということはあまり知られていないことだけど、実は昔、この温泉を飲むことで「宿便を出す」ということが流行っていたほどです。(宿の方にお聞きしました)
つまりこの温泉を飲むことで、カラダの悪いものがごっそり出ていくという感じ。
ボクも実際に試してみたところ、たしかにお腹がゴロゴロと…。
宿の方に「1泊でしたら、たくさん飲むのはオススメしない」とのことで、確かにこれ以上飲んでしまうとずっとトイレにいなくては…といった気分で、控えめに飲んでいました。
実は温泉は資生堂が「化粧水レベル」とも認めたほどで、肌がピカピカに。中からも浄化されるので、本当に1泊でもピカピカなイメージになるのが、本当にすごい温泉です。
またランプの宿であり、電波が入らず、食事も最高に美味しいので、疲れを癒すのにこれ以上の宿はないほどだと思っています。
2食付き1万円程度〜とコスパも⚪︎
中ノ沢温泉 白城屋(福島県)
福島の中丿沢温泉は、全国的にもガッツリと濁った温泉。
酸性度も高く、濃厚でインパクトもすごい。そして湯治としても効果も素晴らしく、翌朝はカラダは驚くほどスッキリとしていて、毒が抜けた分、自分のカラダが細くなったと感じるほど。
そしてこのにごり湯は、「飲む」ことが可能なのです。
飲んでみるとエネルギーを感じるレモン汁といった感じで、個人的に「飲みにくい」といったことは全くないです。
そしてこの温泉を飲むと、驚くほど胃腸がスッキリとして、胃が活発に活動してくれる感じ。
おかげで、朝食が苦手なボクでも朝から食欲が湧いてくるのは、本当にすごい。
2食付き13000円程度〜で、食事もクオリティもすごく高いです!
霧積温泉 金湯館(群馬県)
金湯館さんは、東京から1番近い秘湯として有名なところで、駒の湯山荘さんと同じ、ぬる湯のドバドバ系温泉。
この金湯館さんは、山奥で自家用車も入ることができないほどの秘湯で、敷地内に湧水も湧いているけど、この温泉も飲泉が可能なのです。
温泉は鮮度の高さから泡がつくほどで、言ってみれば自然のままで、人間の手がまったく加えられていない状態なのが魅力。
食事は部屋食で、野草の天ぷらなどをたっぷりと。この他にも山の幸をたっぷりといただけるのはすごい魅力。
ちなみに余談として、初代総理大臣である伊藤博文が明治憲法を作成したのは、この金湯館さんだと言われています。
2食付き14000円程度〜
湯宿温泉「金田屋」(群馬県)
群馬の温泉…というと、草津温泉や四万温泉、伊香保温泉あたりをイメージする方が多いと思います。
しかし、実はやや知名度の下がるこの湯宿温泉も、素晴らしい温泉なのです。
「飲泉ができる」という意味で、草津や四万温泉を超えていることもあるはず。
源泉が素晴らしいのはもちろんのこと、宿の方の管理が素晴らしく、そんな意味でも極上湯。
温泉好きはもちろんのこと、難病で湯治をされている方にも有名な宿で、温泉の素晴らしさの証明でもありますね。
そしてこの金田屋さんは、あの歌人「若山牧水」も定宿としていたところで、長年素晴らしい経営をされているのもわかる宿です。
朝食付き8680円〜
日の出温泉(山梨県)
日の出温泉は、石和温泉郷の中に位置する温泉。
よって東京からのアクセスは抜群で、石和温泉駅から徒歩10分くらいなので、気楽にサクッと極上湯に出かけられるのも魅力。
温泉の特徴は、ラジウムを含むぬる湯で、ふわっとした体感なので、「まるで羊水…」といったイメージを持っています。
実はボクの温泉人生の中で、もっとも長時間、入浴をした温泉でもあり2022年の泊まってよかったランキングでも1位にさせていただいた宿でもあります。
そして、もちろんこの日の出温泉は「飲泉もOK!」
部屋はキレイで落ち着いた環境で、食事もピカイチな美味しさ。
2食付き13000円程度〜
田沢温泉「和泉屋旅館」(長野県)
この記事でぬる湯のドバドバ系が多くなってしまったけど、この和泉屋さんの温泉もぬる湯のドバドバ系温泉。
長野の田沢温泉は知名度こそ低いものの、実はものすごい温泉が湧いているところで、この和泉屋さんの温泉も飲泉OKな極上湯。
飲泉所は、宿の入り口あたりにあるのだけど、この浴槽の温泉も直接、飲んでも大丈夫なのです。(許可を取ってあるのは入り口だけだう。しかし飲んでも大丈夫とのことです。宿の方に確認)
実はボクが温泉ブログを始める以前にもたくさん泊まったことのある温泉宿で、その魅力は食事もあり、鯉料理がとにかく絶品。
食事は個室食で、部屋はトイレ完備のキレイな和室。
間違いなくお値段以上の魅力であるのは、「電話予約のみ」「知名度の低い温泉地」ゆえだと思います。
オススメの穴場温泉の記事でも、自信を持ってご紹介しているところ。
2食付き11000円程度〜
三朝温泉 桶屋旅館(鳥取県)
三朝温泉「桶屋旅館」さんの魅力はなんと言っても、全国屈指のラジウム温泉だということ。
ボク自身、いろいろなラジウム温泉に入ったけど、3段階くらい突き抜けているほどの極上湯。
温泉に入る前からヒシヒシと「圧」を感じて、あったまってもいないのに、のぼせそうになりそうなほどの効果。
もしかしたら上記の写真を見ても「なんだかすごいオーラ」と感じるかもしれないけど、本当にそのまま不思議なオーラを感じるような温泉です。
そしてこの桶屋さんの温泉も飲泉が可能。
上記の写真の奥にひしゃくと、フタがしてあるところがあるけど、そこからすくって温泉を飲むことができるのです。
こんな感じに飲泉できるスタイルも、桶屋さん以外に知らないですし、そのあたりもすごい温泉の照明だと思っています。
食事は定食スタイルで、部屋は古き良き、落ち着く感じ。
2食付き1万円程度〜
温泉水99は美味しい「気楽に飲泉!」
温泉水99というものがあるけど、これはphが「9.9」の温泉。
普通にスーパーなどにも売られていますし、飲んでみると胃腸がスッキリとしてさらにものすごく美味しいのが特徴。
個人的には旅先で、もし温泉水99が売っていたら特急や新幹線の中で飲むのも好きです。笑
また、公式サイトから初回のみ半額で手に入るのでオススメです。
そのほか「飲泉」できる温泉宿の一覧
- 大鰐温泉 民宿赤湯(青森県)
- 玉川温泉(秋田県)
- 鳴子温泉(川渡温泉) 高東旅館(宮城県)
- 甲子温泉 大黒屋(福島県)
- 四万温泉 もりまた旅館(群馬県)
- 秩父温泉 新木鉱泉(埼玉県)
- 湯川温泉 龍王閣(石川県)
- 栃尾又温泉 神風館(新潟県)
- 毒沢鉱泉 神乃湯(長野県)
- 角間温泉 ようだや旅館(長野県)
- 鹿教湯温泉 斉北荘(長野県)
- 鹿教湯温泉 かつら旅館(長野県)
- 戸倉上山田温泉 有田屋旅館(長野県)
- 下部温泉 元湯旅館 大黒屋(山梨県)
- モダン宿坊 禅の湯(静岡県)
- 千人風呂 金谷旅館(静岡県)
- 湯の峰温泉 伊せや(和歌山県)
- 別府温泉 ホテルアーサー(大分県)
- 湯の鶴温泉 温泉ゲストハウスTojiya(鹿児島県)*近くの共同浴場が飲める
- 妙見温泉 ねむ(鹿児島県)
それではこのあたりで終わります。最後までお読みいただき、感謝しております!
動画音声版↓(今後、しっかり改良していきます…笑🙇🏻♂️)