こんにちは、温泉オタクのKOUです。(プロフィール、Twitter)
年間50泊の温泉旅を続けているけど、そのキッカケはアトピーが温泉で完治してしまったため。
「肌に良い温泉」を10年ほど旅しつつ探していたら、そのなかで「驚くほど肌がキレイになる体験」をしてきました。
この記事は、その驚くほど肌がキレイになる温泉をまとめています。
このすごさが少しでも広まったらな、と思っています。
ではさっそく!
肌がキレイになる温泉【泉質】
「肌がキレイになる」=「泉質」が一般的なので、サクッとまとめました。
- 硫酸塩泉→「傷の湯」と呼ばれている。肌の修復効果あり
- 炭酸水素塩泉→肌のクレンジング効果
- 塩化物泉→肌の保湿
- 酸性泉→肌の殺菌効果
- 硫黄泉→メラニンの分解
このあたりは、有名な話です。
これ以外の温泉は「美肌効果」がない?というとそんなこともないですね。
例えば、成分が少ないと思われる「単純泉」の中にも、ものすごい美肌効果を発揮する温泉はあります。
その代表的な温泉が、福島の「湯岐温泉」など。
泉質より「美肌」に大事なことがある?
数1000の温泉に入りまくった感想としてあります。
それが「泉質」より温泉の「鮮度の高さ」。
温泉の鮮度の高さって、温泉好きの方や、温泉地の人の中では有名な話だけど、一般的にはあまり知られてないかな?
という印象なので、ちょっとまとめてみます。
温泉の鮮度→「感動する」
鮮度の高い温泉の7つの特徴をまとめました!
- 掛け流し
- 循環なし
- 消毒なし
- 加水、加温も極力なし
- 湧出量が多い
- 浴槽から源泉が近い
- 浴槽が小さい(お湯の入れ替わりが速いため)
このほか「ちょっと冷めたらちょうど良い温度」で湧いているが、1番鮮度が高いです。
理由は、そのまま浴槽に温泉を入れることができるため。
静岡の伊東温泉は50度ほどで温泉が湧いていて、それゆえの鮮度の高さを実感することもできます!
別記事【伊東温泉の魅力】の方でも語ってます。
おまけとして、
- 飲泉が可能
- 足元湧出
この2つは、抜群に温泉の鮮度が高いことでも有名です!
鮮度=還元力
鮮度が高いと何が良い?
というと、還元力が高いので「若返り」の効果があるということ。
アンチエイジングで温泉が注目されるのは、この還元力によるものです。
そして単純に鮮度が高い温泉は「気持ち良い」ので、そのあたりが見極めのポイント。
「鮮度の高い温泉」は、記事の後半で紹介してます!
肌がキレイになる温泉「3つの入り方」
これは昔からある「湯治文化」を参考にしつつまとめます。
1. 目安は1日に3回の入浴
基本的に、湯治文化のある温泉では、1日3回程度が推奨されていますね。
しかし嬉しいことに「美肌」という意味では、1回の入浴でもかなり効果を実感するところもあります。
3回入ると「美肌効果の持続性」が違うかな?という実感があります。
2. 1日でもOK。しかし2泊するとさらに…
その意味で、1日でも大丈夫だけど、2泊3日とかで「温泉三昧」をすると、やっぱり美肌効果の持続がまったく違いますね。
さらに言うと、ボクが劇的にアトピーが治った経験をしたのは、草津温泉に3週間いた時です。
この時は、自他ともに「肌がめっちゃキレイ」に。
草津温泉の共同浴場で、いろいろな人とお話すると「効果がすごくて移住しちゃった…」と言う方にたくさん出会ったことがあります!笑
3. 夏と冬でちょっと違う「乾燥肌は注意!」
オイリー肌の方は、心配いらないけど「乾燥肌」の方はある程度の注意が必要ですね。
特に「冬に乾燥しやすい温泉」に入ると、逆に悪化してしまうことも…。
乾燥肌の方が出かける際の注意点は、
- 冬の酸性泉、硫黄泉、炭酸水素塩泉は注意
- 保湿をしっかり
- 入りすぎない
- ph値は7に近いほど刺激が少ない(特に9以上の強アルカリ性は注意)
このあたり。
余談として、保湿の「添加物」と「温泉」は、化学反応を起こしやすいので、そのあたりも注意。
いちおうオススメを紹介すると「コディナ」という保湿剤は温泉に出かけた時も良いです。【別記事で「コディナ」のレビューあり】
ではここからは、具体的な「肌がキレイになった温泉ランキング」を!
肌がキレイになった温泉ランキング
温泉が極上の温泉宿は、オススメ一覧にまとめています。
こちらをベースに「本当に肌がキレイになった!」と感じたところをピックアップです!
あまり温泉に入ったことのない方でしたら「驚くほど」肌がキレイになるはず!笑
では7位から!
第7位:草津温泉(群馬県)
ありきたり…と思われるかもしれないけど、草津温泉を外すわけにはいかない‥と言う感じです。
草津の良いところは、どこで入っても基本的に「掛け流しの名湯」であるところ。
酸性度が強いので、そもそも循環や消毒をしているところは、ゼロなのです。
「恋の病いの他はすべて治る」が草津のコンセプトだけど、さらに美肌効果もあるわけです。
草津温泉の源泉は多数
草津温泉の源泉については、こちらの別記事で解説してます。
とりわけ「美肌」という点において、個人的に「最高」と思うのは、共同浴場の「地蔵の湯」。
こちらは無料ですし、草津温泉に出かけたらぜひ行ってみてほしいところ。
そして「源泉が素晴らしい」と思ったのは、下記の宿。
- はなみづき(湯畑源泉が鮮度ばつぐん)
- ペンションはぎわら(珍しい「綿の湯源泉」が極上)
- ペンションマイウェー(コスパがすごい。源泉も新鮮)
- 田島屋旅館(湯畑近い。湯畑源泉が極上)
- ホテルヴィレッジ(上記よりやや落ちる。しかしファミリーにはオススメ!)
第6位:鳴子温泉(宮城県)
鳴子温泉の基本的な泉質は、炭酸水素塩泉。
つまり肌のクレンジング効果のある温泉が多いです。
そして湧出量の多さから、鮮度の高さはバッチリ。
たくさんの素晴らしい温泉があるけど、その中で1つだけ選ぶとすれば、鳴子温泉の中の川渡温泉に位置する「高東旅館」さんかな。
「高東旅館」は、鳴子温泉の中で、トップクラスに有名な湯治宿でもあります。
そしてこの「高東旅館」の温泉は、「炭酸水素・硫酸塩泉」という泉質。
これはつまり、肌のクレンジング効果と保湿効果。そして鮮度の高さによる若返り効果まであるのです。
「これは肌がキレイにならないわけがない」という感じですね。
第5位:伊東温泉(静岡県)
伊東温泉は、日本でもトップクラスに湧出量の多い温泉地。
泉質は「単純泉」であるため「そんなに美肌効果がないのでは?」と思われがちだけど、そんなことは全くないです!
単純泉だけどなぜか肌がキレイになる…それの代表的な温泉。
しかし大型の旅館だと、消毒・循環をしていることが多いので、温泉にこだわった宿を選ぶ、もしくは共同浴場などに行くのがポイント。
オススメの宿は下記の3つのです。
第4位:那須湯本温泉(栃木県)「美肌だけじゃない…」
那須湯本温泉は、昔から湯治の文化が栄えたところ。
那須湯本温泉にも数えきれないくらい来ているけど、来るたびに「なんでこんなに肌がキレイなんだ…」というくらい肌がキレイになります。
実は「癌が治った」というお話もたくさんある湯治場で、「体の中からキレイになる」と、ヒシヒシ感じる温泉地です。
詳しくは【別記事「那須湯本温泉を解説」】の方で語っています。
第3位:玉造温泉(島根県)
玉造温泉は、「玉のような肌を造る」が語源。
「まさかな?」と思いきや、本当に肌が玉のようになるから不思議!
入ったあと、ものすごいテンションが上がります‥笑
泉質は硫酸塩泉で、肌の修復作用の強い温泉。
玉造温泉でイチオシは、なんといってもゲストハウスの「翠鳩の巣」。
こちらの温泉は、1回の入浴で本当に玉のような肌になります。笑
ちなみに「関東で似た温泉は?」というと、群馬の四万温泉と神奈川の湯河原温泉が割と近いです。
どちらも硫酸塩泉で、美肌効果が強いですね!
湯河原温泉では、ものすごいオススメ温泉があって、それが「源泉宿ゆっくり」さんとすぐ近くの「ままねの湯」。
東京から近い。というのが魅力。島根の玉造温泉は遠いですからね。
第2位:妙見温泉(鹿児島県)「アクセスよい」
妙見温泉は、鹿児島空港からほど近いところにあって、極上の温泉がとにかくたくさん湧いているところ。
意外とアクセスが良いこともあって、温泉オタクのボクが激推ししたい温泉地です。
泉質は、基本的に「炭酸水素塩泉」で鳴子温泉に近い感じもします。
しかし「美肌」ということに関しては、なぜか妙見温泉の方がキレイになる感じがするので2位に選びました。
妙見温泉は、小さな温泉地だけどすべての宿が素晴らしい温泉を保有している印象。
ボクが実際に泊まって良かった宿は下記です。
すべて魅力的な温泉宿で、リンク先はもちろん宿泊記になっています。
第1位:角間温泉(長野県)「肌トラブルにもOK」
長野県の角間温泉は、むかしから「肌に良い」ことで知られる温泉。
泉質は「塩化物・硫酸塩泉」で、肌の保湿効果と修復作用。これに加えて温泉の鮮度の高さによる「若返り」効果まであるわけです。
ボクが以前、肌トラブルに悩まされた時に、2泊の湯治をしてみたところ驚くほど肌がキレイになりました。
驚いたことは、肌トラブルが解消されただけでなく、からだじゅうの肌がすべてキレイになっていたということ。
角間温泉の雰囲気は「ザ湯治場」という雰囲気なので、好みは分かれると思うけど、静かな温泉地が好きだったら天国レベルに気に入るはず。
湯治文化が根づいたところゆえ「安く泊まれる」というのもポイント!
共同浴場の雰囲気や、オススメ宿は下記です。(角間温泉のほぼ全ての宿)
おまけ:酸性とアルカリ性を交互に入る
これも実はすごく肌がキレイになる温泉の入り方です。
理屈はよくわからないけど、温泉好きの中ではわりと常識ですね。
さらに昔から草津温泉のような「強酸性」の温泉に入ったら、四万温泉などのアルカリ性の温泉に入ってから帰るという文化があったのです。(「仕上げ湯」と呼ばれる)
ボクも100回以上、実際に体験しているけど、たしかに美肌効果を感じますね。
1つの宿で交互浴
かなりアクセスが悪いけど北海道の「凌雲閣」というところでは、この酸性とアルカリ性の交互浴ができます。
北海道に「美肌と健康」を求めてプチ湯治…というのも最高かと。
さらにもし栃木県の周辺の温泉でよければ、オススメのコースを【別記事「最高の湯治プラン」】の中でご紹介してます!
おまけ2:自宅を温泉にして「肌」をキレイにするなら…
ポイントは3つ。
- 湯の花を利用(質の良いものは、温泉に近い効果を発揮)」
- 温泉に近い入浴剤を使う
- 最高レベルの入浴剤を使う
具体的には、(リンク先はレビュー記事)
このあたりは、実際に極上の温泉に入ったのに比べて30%くらい「美肌効果」を発揮する印象です。
おまけ3:温泉には「科学的に証明」以上を感じる話
サクッとこのことに触れて終わります。
というのも、ボクの経験談として、ものすごく強いステロイドでも消えなかった肌のかゆみが、温泉に入ったら完全に消えてしまった経験をしたことがあるのです。
不思議だけど事実で、まだ科学的に完全に見つかっていない成分がまだまだあるのかな?と、思っています。笑
ボクの予想では、おそらく「温泉の鮮度」。
やっぱり「湧いてすぐ」の温泉には、なぜか霊力のようまで感じるのです。
と、ちょっと怪しい話になってしまったけど、終わります。
不思議なくらい効果を感じた温泉は、引き続きこのサイトでどんどんご紹介していきます!
それでは最後までありがとうございました!